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2024 Jリーグ YBC ルヴァンカップ 1stラウンド 2回戦 Axisバードスタジアム アウェー ガイナーレ鳥取戦

2024 Jリーグ YBC ルヴァンカップ 1stラウンド 2回戦 Axisバードスタジアム アウェー ガイナーレ鳥取戦

写真は「SPOOX」中継映像から引用

4月も最終週に突入。週末からはゴールデンウィークが控えている今週ですが、ミッドウィーク、水曜日に行われるのはルヴァンカップ。

今シーズンのルヴァンカップはレギュレーションが大きく変わって、総当たりの、所謂グループステージはなし、いきなり「1st ラウンド」という名称の一発勝負で勝敗を決し、勝ったチームが次のラウンドに進むっていう形。

さらに今シーズンの「1st ラウンド」は、J1~J3の全チーム(ACL2023/24ノックアウトステージに出場する、川崎、横浜FM、甲府の3チームは除く)が参戦する国内プロサッカーチーム王者決定戦みたいな大会になったので、今までルヴァンカップでは対戦することのなかった相手との戦いも。

ということで、その対戦相手はJ3 ガイナーレ鳥取。鳥取と言えば、現GMを元浦和の岡野さんがやってたり、なんやかんやで浦和サポには馴染みのあるクラブですが、公式戦で対戦するのは今回がはじめて (というか、たぶんトレーニングマッチもしたことないので、試合すること自体が初か)。

カテゴリー的には2つも下ですし、典型的な、ウチは勝って当然と思われるし、相手には失うものはないので当たって砕けろでやってこられるっていう、面倒くさい試合。しかし、こういう相手を普通に圧倒してこそ次のリーグ戦にもつながるので、勝利だけでなく、内容にもこだわって欲しいところ。

鳥取アウェー、興味あったので現地に行ってみたかったんですけども、大型連休の直前、かつ月末近くでお仕事の都合が全くつかず、おとなしくテレビ観戦となりました。現地行けた方は楽しめたでしょうか。

スターティングラインナップ

2024 Jリーグ YBC ルヴァンカップ 1stラウンド 2回戦 Axisバードスタジアム アウェー ガイナーレ鳥取戦 スターティングラインナップ

注目のスタメンですが、直近のリーグ戦から3人のみ交代。GKの牲川さん、CBはショルツさんをベンチスタートにして佐藤さん、インサイドハーフに武田さんということで、今シーズン、初めて公式戦での出場機会を与えられた選手としては牲川さんと武田さんのみの入れ替えですね。

リーグ戦を考慮すれば、あまり大幅に人を入れ替えてしまうと、リーグ戦でうまく行きそうな組み合わせを見つけるという意味では検証がうまくできなくなるので、そんなに大きな入れ替えはないだろうなとは思っていましたが、その思っていたよりも変更はなかったという印象です。

対する鳥取ですが、彼らは週末、日曜日に天皇杯(鳥取県代表決定戦)を戦っていて、日程的にはウチより厳しい状況なんですけども、あの人達、鳥取県代表決定戦っていう重要な試合を完全にターンオーバーして戦っていて(直近リーグ戦のスタメンを全員ベンチ外)、完全にこの試合にガチのメンバーぶつけにきていますね(直近のリーグ戦からは2枚替え)。

鳥取もシステム的にはウチと同じ 4-1-2-3 ですから、システム的にはかみ合う形ですが、単純にマッチアップしたら個で勝るのはウチになると思うので、その辺を相手がどう対策してくるかに注目。

ボール非保持で守備がハマらない、ボール保持でも後ろが重いという時間帯はあれど、5得点で勝利したのでとりあえずよし

試合終わって時間も22時を回り、そろそろ眠いので簡単にだけ。

先制点の、一旦右で作る→グスタフソンさんからのサイドチェンジ一発で相手を振っておいて→中島さんが思いっきりインサイドワークして中央に持ち出しての→右サイド、前田さん→外側を追い越して石原さんクロス→マイナスで武田さんっていうゴールシーンは、相手の動かし方、ペナルティーエリア内の人数、入り方など含めて非常によい形が作れていて、最高の立ち上がり。

さらに前田さんのペナルティーエリア内での仕掛けが引っかけられてPKゲット→サンタナさんのゴールで追加点奪うところまでは、ほぼ完璧という流れでした。

早々に2点リードしてしまったので、少し試合をコントロールするような流れになりましたが、そうなってからがあまりよくなかった。

まず、ボール非保持、サンタナさんを最前線に、4-1-4-1 ブロックを作りますが、サンタナさんとインサイドハーフで相手ビルドアップに規制をかけに行った時に、パスコースを切りながらっていう対応があまりうまく行かなかったことで、縦一発でグスタフソンさんの脇のスペースを使って前進されるシーンがあり、かつゴール前にブロックを作った際にはハーフスペース誰がみるんだよ問題が発生して、ニアゾーンを結構やばい形で複数回獲られるなど、ちょっと観ていてヒヤヒヤするシーンが数回。

ボール保持では、相手が中盤のコンパクトネスとスライドでスペースを消して来たこともあって、グスタフソンさんが最終ラインに落ちる、それに合わせてインサイドハーフも落ちてくるという、後ろが重たい状態が発生し、インサイドハーフが前向きにボールを受けるようなシーンが減って、結果としてサンタナさん孤立、ワイドもなかなかフリーでボール受けられず、といううまく行ってないときのパターンが発生して停滞モードへ。

鳥取の守備がそこまでインテンシティの高いものでもなかったように見えたので、もう少し積極的なポジショニングでボールを前進させて欲しかったけど、2点奪取後の前半20分過ぎからはなかなか思うように行かなかったですね。

失点は相手左サイド、小澤選手の仕掛けに、一旦は奪い返したと思ったら佐藤さんのパスを再奪取され、ペナルティーエリア内で攻守転換しちゃったことで一気にピンチへ。ホイブラーテンさんのアタック、敦樹さんのチェックもペナルティーエリア内ということで少しゆるくなり、ボールがスペースにこぼれたところを逆サイドから走り込んできた田中選手に豪快に叩き込まれるってやつ。要所要所、対人で負けた結果がこれなので、なんていうか、印象は悪い失点でした。

後半早々に、コーナーキックの流れから敦樹さん、サンタナさんのちょっと強引目のシュートのセカンドボールを中島さんがうまく反応して頭で決めて一気に3点差まで持って行ったことで、試合的には一気に楽にできたんですが、64分に、鳥取、丸山選手にドリブルで運ばれたところから相手右サイドに展開され、そこからのアーリークロスを逆サイド、石原さんの上から松木選手にド派手に頭で決められた2失点目なんかも、奪えそうなところで球際が軽くなって前進されるみたいなやられ方なので、対人で勝つ、みたいな基本的な部分がやれてないってのはちょっと気になるところです。

ま、結局失点はその2つで押さえ、5得点して勝ったので、その点は評価すべきだと思いますが、このカテゴリのチームとやっても2失点くらいするんだなっていうのは今の浦和らしいと言えばいいのか、やべぇと絶望すべきなのか......

とにかく、トーナメント戦は勝つことがすべてですし、5得点というスコアだけ見れば十分に実力差を見せつけた勝利だとも言えるので、とりあえずはこの得点数と勝利を素直に喜ぼうと思います。ちなみに次のルヴァンカップでの対戦相手は長崎さんですね。

試合ハイライト

試合データ

観客: 7,677人
天候: 雨 / 気温 15.9℃ / 湿度 90%
試合結果: 鳥取 2-5 浦和(前半1-2)
レッズ得点者: 武田(12分)、チアゴ サンタナ(17分/PK)、敦樹(52分)、中島(55分)、中島(90+3分)
警告・退場: 中島(警告×1/反スポーツ的行為)
主審: 高崎 航地 氏

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