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2024 Jリーグ 第16節 埼玉スタジアム2002 FC町田ゼルビア戦

2024 Jリーグ 第16節 埼玉スタジアム2002 FC町田ゼルビア戦

ミッドウィークに行われたルヴァンカップでは3回戦敗退という悲しい結果で終わりましたけども、気を取り直してリーグ戦に集中するしかない状況で迎える週末のホームゲームは、今節開始時点で首位の町田ゼルビアとの初対戦

町田は今シーズンからJ1に昇格してきた、J1初チャレンジのチームなわけですが、ここまで3敗、2分けしてあとは全勝っていう、古参のJ1チームを多数退けて堂々と首位を争う状況

町田の試合を全部見てないのであくまで数試合眺めた個人的な印象ですが、特に町田の選手層、各ポジションでの選手のクオリティという面で他チームと比べてなにか優位性があるようには見えませんけども、とにかく全員でハードワークするし、対人のところでぜってー負けんじゃねーぞという気迫、『勝つために』自分たちにできることをすべてやる、という統一された強い意志を感じます。

そういうサッカーが良いとか悪いとか、好きか嫌いかとかの話ではなく、このメンツで勝つならそうするしかないでしょという超現実主義的な、勝利から逆算されたサッカーは、まぁさすが青森山田で数々のタイトルを獲ってきた黒田監督だなと。

ここまで選手を意思統一させてミッションコンプリートさせるマネジメント能力、恐るべし。絶対に他のJ1チームでは無理。たぶんウチとかで同じ事やろうとしてもうまくいかないでしょ。

こういう相手は本当に面倒くせぇので正直、「パスをつないで華麗に勝つ」みたいなこと目指してくるある意味スマートな相手の方がやりやすいんですけども、今節は首位相手の所謂6ポインター、とにかく勝利必須ということで、このクソ面倒くさい相手に対して粘り強く、賢く戦えるかに注目の一戦となりました。

スターティングラインナップ

2024 Jリーグ 第16節 埼玉スタジアム2002 FC町田ゼルビア戦 スターティングラインナップ

ついにスタメンにソルバッケンさんが。前田さんが右、ソルバッケンさんが左という両ワイド。

ソルバッケンさん、長崎戦では後半途中交代で今シーズン初の公式戦出場となりましたが、やっとここから彼の実力を堪能できる。まぁまだ絶好調ってコンディションではないと思うので本格稼働は6月だと思いますが(コンディション戻ってきたところでさよならだけはまじで勘弁してくれ......)

アンカーには岩尾さんが入り、安居さん、敦樹さんのインサイドハーフ。最終ラインは渡邊さん、石原さんの両SBという並びに。

ただ、気になるのはサブで、ベンチにワイドのアタッカーとなる選手は皆無。これは以前のレビューでも書きましたけども、松尾さんも、大久保さんも、関根さんも、さらには中島さんまでベンチ外という状況で、後半、何かできるとすれば渡邊さんを1列上げるくらいしかサイドでの打開策がないっていう状況は結構辛い。

負傷離脱自体は当然選手に責任はないですし、仕方のないことなので誰が悪いとか言うつもりはないですけども、ちょっと想定外に重要なポジションの主力級が抜けすぎてるってのはキツイっすね。ソルバッケンさんだってここからコンディション上げてく状況ですし。なかなか思うようには行かないっす。

対する町田はオーソドックスな 4-4-2 です。

町田のプレスをうまく外してボールを効果的に前進させた前半、課題はアタッキングサードでの精度とプレー選択

町田のボール非保持 は、2トップのオセフン選手と藤尾選手が積極的にウチの2CBにプレスに出てきつつ、ダブルボランチでアンカーのところをケアしに来る形でしたが、立ち上がこそそれを警戒して慎重に入った(西川さんも無理につながず蹴る選択をしていた)ものの、岩尾さんがうまく落ちて2CBをサポートしつつ、タイミング良く相手2トップの背中で受けなおすような形で相手の初期プレスを外すことに成功していて、町田の前プレに関していえば苦しめられた印象はなし。

岩尾さんが消されたら落ちてきたインサイドハーフに一回当てておいて、その間にポジションを上げた岩尾さんが受け直すっていう形はかなり効果的で、町田もなかなか前プレがハマらずに背中を獲られるので、徐々に2トップが無理しなくなるくらいでしたから、この辺のビルドアップの精度は相当高くなってきたと思います。

一方で、相手の1列目を超えた後で縦に入れたところを引っかかると、相手が一気に縦にスイッチが入るので、相手のプレスにハマってどうこうより、自分たちのミスでボールロストする位置が悪いと危ないかな、というところ。そういう意味ではそこまで「さすが首位、町田強ぇな」みたいな印象はなく、デカくて強いオセフン選手狙って蹴ってくるのが面倒くせぇが、そこさえ仕事させなければ何とかなりそうっていう流れ。

ということで、ハーフタイムでの前半の印象は下記の通りで、この流れでしっかり後半に点が獲れれば、っていう感じだったんですけどね。

前半の印象としてはボールは前進できる、ただ、サイドからの揺さぶり的な部分でいうと、特にソルバッケンさんサイドはそこまでいい形を作れたとは言い難かったですし、前田さんもいい形で抜け出したと思ったらラストプレーの精度や選択が悪いなっていう印象もあり、決定機という点では少ない。

後半はここをどの程度改善できるか、っていうのがキモでしたが、なんでいつもいつもそういう状況でポロッと失点するかね......

前田さんが縦に入ってきたボールを受けたところで後ろからガツンと当たられてボールロストしたところからですが、あの程度で球際負けんじゃねーよというのはさておき、ファールじゃねぇの?ってところで一瞬足が止まったところ、逆サイドから入ってきた平河選手に中央で簡単にボール受けられてやられるっていう。

まぁいい、以前レビューで書いた通り、今シーズンは失点については見なかったことにすると決めているので、1失点くらいはどうということはない。問題は点が獲れないことだろ、取り返せや、と思っていたら、数分後に敦樹さんの同点ゴール。磐田戦の逆をやったわけで、当然流れはこちらに。

64分にソルバッケンさん→酒井さんとして、渡邊さんを右のウィングへ、石原さんを左に移動させる策。さらに同時に岩尾さん→グスタフソンさんとして、1段ギアを上げに行く選択をしますが、アタッキングサードでのプレー精度やプレー選択部分については難ありでゴールとはならず。いい形でアタッキングサードに侵入しながら、精度の低いクロスや、クロスが相手GKに直接渡るような形で、フィニッシュで終われないというのはちょっと問題。この辺はしっかり理詰めでやって欲しいところ。

ソルバッケンさんのコンディション的に90分無理だったのかもしれませんが、石原さんは左だとあまり持ち味が出ず(相手のプレッシャーかかった時にインサイドにドリブルして逃げるみたいなプレーも左だとしにくくなっちゃうし)、渡邊さんもSBで頑張った後でワイドに入っても、さすがにそこまでパワー残ってないだろっていうのもあるし、さらに町田がそのサイドに望月 ヘンリー海輝選手を投入して圧力を高めてきたこともあって、左は特に停滞してしまったのがもったいなかった。まぁ前述の通りこれだけ交代選手の選択肢がなければどうしようもないってのはありますけども。

78分に前田さん→武田さんとして、武田さんを左のウィングに、そこからのクロスに打開点を求めますが、これも得点とはならず。

最後、アディショナルタイムに興梠さんをぶっ込んで2トップにしますが、最後の最後でPKを与えてこれで敗戦。

縦に抜けたナ サンホ選手にショルツさんがアタックしに行ったところでしたが、ボールに触りつつ相手の身体にぶち当たったのであれば吹かれることはなかったと思いますけども、ナ サンホ選手がうまくボールを隠したのでショルツさんはボールには触れず、結果として主審にはボールにチャレンジせず、相手の身体の方にチャレンジしたという風に見えたのでしょう。この辺、日本の主審と海外の主審がどこを重視して笛を吹くかという部分の差がウチにとっては悪い方に出たかもしれません。

全体的には優位に試合を進めながら、結果的には敗戦と、ため息がでるような試合内容になってしまいました。これで首位との勝点差も二桁に開き、リーグ戦も折り返しが近づく中で早くもかなり厳しい状況に。

次はホームで神戸戦。ここで連敗するようなことがあると、本当に今年は諦めましょうモードになってしまうので、しっかり切り替えて、次戦に備えてもらいたいと思います。

試合ハイライト

試合データ

観客: 39,460人
天候: 晴 / 気温 24.6℃ / 湿度 32%
試合結果: 浦和 1-2 町田(前半0-0)
レッズ得点者: 敦樹(54分)
警告・退場: ショルツ(警告×1/反スポーツ的行為)
主審: ザシャ シュテーゲマン 氏
順位: 6位(7勝6敗3分/勝点24/得失点差+4)

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