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2022 Jリーグ 第8節 味の素スタジアム アウェー FC東京戦

2022 Jリーグ 第8節 味の素スタジアム アウェー FC東京戦

写真は「DAZN」中継映像から引用

前節はホーム埼スタで清水を相手に先制しながらも退場者を出す苦しい展開から同点に追いつかれてドロー。代表戦ウィーク明けの3連戦のうち、2試合を、どちらも先制しながら追いつかれてのドローというもったいない形でトータル勝点「4」を積み損なうという悔しい結果。

ここまで9試合を消化して獲得した勝点は「9」と1試合当たりの平均勝点が「1」という現状は、優勝争いをすべきチームとしてはかなり厳しいといわざるを得ない状況。とはいえ、チャンス創出自体は比較的できていて、その意味ではリカさんが求めるビルドアップ、崩しという点ではある程度機能しているという見方もあり、あとはそのチャンスを決めきれるかどうかというラストワンプレーのクオリティ的な部分に課題あり。そこを補うための補強としてシャルク選手が新加入するなど、クラブとしても手は打っているのであとはそれが早い時期に成果として現れることに期待したいところ。

さてそんな中迎える、ACL遠征前最後の試合は、アウェーでのFC東京戦。アウェーとはいえ、ここでしっかり勝って、いいイメージのままACLへと旅立ちたい、その意味でも結果が求められる重要な一戦となりました。

ちなみに、NHKさんの中継がなんか面白そうな試みをするとのことで期待して見始めたんですが、画面上に情報が多すぎるし、時折差し込まれるアオアシ情報...... 試合に集中できねぇと思って開始15分くらいでDAZNさんの方に移動しちゃいました。やっぱ地上波の中継は試合を集中して観たい私みたいな観客には合わないかも。完全に余談ですけど。

スターティングラインナップ

2022 Jリーグ 第8節 味の素スタジアム アウェー FC東京戦 スターティングラインナップ

さて、今節のスタメンは最終ライン、左から明本さん、ショルツさん、岩波さん、酒井さん。ダブルボランチに岩尾さんと柴戸さん、左のSHに小泉さん、右にモーベルグさん、トップ下に江坂さんを配置し、1トップにユンカーさんを置いた 4-2-3-1 スタート。GKは西川さん。サブには馬渡さん、知念さん、松尾さん、大久保さん、安居さん、新加入のシャルクさん、そして彩艶さんが控えます。

スタメンでは前節退場してサスペンションの敦樹さんに代わり、柴戸さんが岩尾さんとコンビを組む形。左のSBに明本さん、右に負傷離脱から早くも復帰した酒井さんで強度的には万全。小泉さんが先発して左のSHで明本さんと縦関係。小泉さんのインサイドワークに乗じて明本さんが高い位置を獲れるかがポイントになりそう。

また、先日新加入したオランダ人FW、アレックス・シャルクさんが早くもベンチ入り。ACLメンバーにも登録済みということで、ACL前に公式戦でのコンディション確認や試用も兼ねて後半から短い時間でもプレーさせる意図があるのでしょう。どのタイミングで投入されるのか期待が高まります。

対するFC東京は、最終ライン左から長友 佑都選手、エンリケ・トレヴィザン選手、森重 真人選手、渡邊 凌磨選手。アンカーの位置に青木 拓矢選手。2列目インサイドハーフに松木 玖生選手と安部 柊斗選手。左のワイドに紺野 和也選手、右に永井 謙佑選手を配置。ワントップにディエゴ・オリヴェイラ選手という並びの 4-1-4-1 (というか 4-1-2-3 の方が近いかな)。GKはヤクブ・スウォビィク選手。

東京は今シーズンから監督に前新潟監督のアルベル・プッチ・オルトネダ監督が就任。ウチのリカルド・ロドリゲス監督と同じスペイン人監督対決ですね。どちらも立ち位置で優位性をとろうとするサッカーを志向するため、観ている方としては面白い対決。

残念ながら個人的に時間の関係で昨シーズンの新潟の試合も今シーズンに入ってからのFC東京の試合も、前節の神戸戦を少し観ただけなので、アルベル監督のサッカーに関して細かく分析できるほどの情報を持ってないんですけども、神戸戦なんかを観ていると今節同様に 4-1-4-1 でスタートして、ボール非保持時、相手ビルドアップに対する守備に関しては、1トップの両脇から両サイドが相手CBに規制をかけに行きつつ、ワントップは相手ボランチへのパスコースを切るような立ち方。インサイドハーフとアンカーで中盤トライアングルを作りつつ並び的には 4-3-3 ブロック。

とはいえ、プレスのスイッチ入れるタイミングや、前述したインサイドハーフが出ていくタイミングみたいな部分で神戸を相手にもそこまで前線プレスがハマっていたようには見えず、今節もボール保持に関してはウチが優位に進められるんじゃないかなとは思っていました。

ただ、やはり中央での守備強度は高いですし、そこからサイドのスペースに持って行かれると永井選手のスピードを活かしたサイド突破から中央でのディエゴ・オリヴェイラ選手の強さみたいのがあるため、ボール保持の状況、相手2列目で引っかかったりすると厄介なイメージ。さてその辺がどうなるかに注目しつつの試合開始。

岩尾さんが最終ラインに落ちる形のビルドアップは機能
チャンス創出は十分も課題は引き続きフィニッシュの精度

立ち上がりからFC東京のプレスのかけ方は、前述したようにディエゴ・オリヴェイラ選手の両脇から両ワイドの永井選手、紺野選手がウチのCBに対して規制に出てきつつ、インサイドハーフの2枚がウチのボランチを捕まえにくるやり方。これで立ち上がりは一瞬プレスがハマっちゃうかなと思ったところで、岩尾さんが最終ライン、2CBの脇に落ちて後ろの人数を増やし、外を獲った酒井さんを出口に、相手ディフェンスライン2列目を越えることができていて、ボール保持に関してはかなりうまくいった方なんじゃないかと思います。

実際に20分過ぎには右サイドに流れたユンカーさんがドリブルで持ち運んだところから内側をスプリントしたモーベルグさんがペナルティエリア内で受けてシュート未遂のシーンや、オフサイドになってしまいましたが、21分過ぎあたり、柴戸さんのシュートミスっぽいパスがペナルティエリア内のユンカーさんへ、ユンカーさんがちょこんと浮かせつつ背負った相手ディフェンスを越えるように蹴ったボールを走り込んだモーベルグさんがうまく右足で叩いてゴールネットを揺らしたシュート(その手前で酒井さんの位置がオフサイド)は本当に際どいシーン。

さらに32分過ぎくらいには、岩尾さんからうまく下がりながらボールを引き出したモーベルグさんがハーフスペースを攻略して前進。そこから明本さん→小泉さん→柴戸さんと渡ってペナルティエリア左側角にポジションを獲った小泉さんへと再度ボールが渡ると、左足で蹴った正確なクロスはファーサイド走り込んだ酒井さんの頭にドンピシャ。ただこれは惜しくも森重選手のカバーリングではじき出されると、そのこぼれ球を江坂さんがバイシクル気味にシュートしたボールは惜しくも枠外。

41分過ぎにも小泉さんとのパス交換で左サイドを抜け出した明本さんからアーリークロスを匂わせつつのマイナスクロスにバイタルエリア、フリーの江坂さんから相手を引きつけておいてペナルティエリア内のユンカーさんへのラストパス。ユンカーさんドフリーだったのでシュートは枠に飛ばしてくれれば1点という決定機でしたが当たり損なって枠外...... 言っては何ですが、前半だけでも1、2点は奪えるチャンスがあったので、毎度のことながらそれを決めきるクオリティが欲しいところ。

結局多くのチャンスを作りながらスコアレスで試合は後半へ。後半は前半ほど岩尾さんが最終ラインに落ちず、2CBによるビルドアップに移行しましたが、これはFC東京が後半立ち上がりから紺野選手に替えてアダイウトン選手を投入し、ウチの2CBに対する前線プレスがそこまで積極的に出てこなくなったことも関係しているでしょう。

後半は立ち上がりから左サイド、小泉さんと明本さんの関係性でニアサイドを2回ほどうまく獲りに行くなど、攻撃の可能性を見せますが決定機とはならず。

64分にモーベルグさん→松尾さんとして、松尾さんを左サイドに。小泉さんを右に移動します。交代直後の65分、一旦左のワイドでボールを受けた松尾さんが後方からサポートした明本さんに落とし→即座にライン際をスプリントしたところに明本さんからのフォードで相手を置き去りにして一気にニアゾーンへ侵入。ユンカーさんへのラストパスも可能性として見せつつ最後は自分でシュート打ったシーンはFC東京の守備対応が非常によかったため決定機という程ではなかったですが、松尾さん得意のプレースタイルが出たよい形。

で、このプレーのあと、67分くらいに気がついたらショルツさんと岩波さんの立ち位置が左右入れ替わってましたね。これは左サイドで幅を獲る松尾さんに対して、岩波さんの右足からのフォードを出しやすくする意図だと思われます。松尾さんはワイドに張ったところからのチャンスメイクだけでなく、タイミングを見て内側に入ってきて積極的にフィニッシュに絡むなど可能性を感じさせる働き。

76分過ぎには右サイドから岩尾さん→江坂さんと経由してきた横パスをペナルティエリア外側から思い切ってミドルシュート放つなど、ミドルレンジでの惜しいシュートも見せていて、あとはもう少しそこの精度が上がってくると相手にとって怖いプレーになると思うので続けて欲しい。

81分には小泉さんと交代する形で新加入のシャルクさんが早くも浦和デビュー。立ち位置的にはほぼユンカーさんと2トップっぽい感じで、江坂さんが右へ。

シャルクさん、プレー時間はまだ10分ちょっとと短かったですが、オフザボールでも献身的に動き回ってボール引き出そうとするし、ボール持って前向いた時のスピードや推進力はさすがという感じ。91分過ぎには松尾さんとのパス交換でペナルティエリア内に侵入して惜しいシュートを枠に飛ばすなど期待させるプレーも。周りが彼の動き出しのタイミングなどをきちんと理解してフィットしたら面白いことになりそう。

試合は最後までお互いに集中力の高い戦い。インテンシティも高く、ウチも最後まで戦って相手ゴールに迫るも、FC東京のゴール前での強固な守備に得点には至らず、スコアレスのまま90分+アディショナルタイムを戦って、勝点1ずつを分けあう結果に。客観的には非常に球際もタイトで緊張感のある見応えのある試合ではありましたが、多くの時間帯を優位に進め、多くの決定機を作った割には得点できずにドローという結果は浦和サポの目線から見ると少し物足りないというか、悔しさが残る結果となってしまいました。

今は成長の苦しみの最中と割り切って見守るしかない状況ではありますが、ACLを戦う中でまたひとまわり成長できる可能性もありますし、厳しい戦いになるとは思いますがうまくこの機会を活かして完成度を上げて欲しいなと思います。

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試合ハイライト

試合データ

観客: 22,429人
天候: 晴 / 気温 25.6℃ / 湿度 29%
試合結果: FC東京 0-0 浦和(前半0-0)
レッズ得点者: -
警告・退場: -
主審: 御厨 貴文 氏
順位: 10位(2勝4敗4分/勝点10/得失点差+1)

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