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AFCチャンピオンズリーグ2022 グループステージ MD1 ライオン・シティ・セーラーズ(シンガポール)戦

AFCチャンピオンズリーグ2022 グループステージ MD1 ライオン・シティ・セーラーズ(シンガポール)戦

写真は「DAZN」中継映像から引用

さて、Jリーグの方はしばらくお休みして、4月の残りはACLによる遠征。今シーズンのACLは昨シーズン同様セントラル方式での開催が決定。まずはグループステージですが、ウチが所属するグループ F の開催地は、タイのブリーラム。

4月15日~4月30日の15日間に、ほぼ中2日のペースで6試合消化するっていう鬼畜のスケジュールと、1年間のうち、4月と5月が一番暑いっていわれてるタイでの開催ってことでコンディション的にはかなり厳しい戦いになりますが、逆にいえばチームとしての総合力が試される試合ですし、試合間隔も狭く、考えてる暇もなく次から次への試合がくるので、チームが勢いに乗っちゃえば一気に練度を高めるきっかけにもなるかもという視点も。

そんな中で迎える初戦は、シンガポール代表として出場するライオン・シティ・セーラーズの一戦。ライオン・シティ・セーラーズ...... まったくわからん。

当然対戦するのは初めてのチーム、シンガポールリーグのレベル感など普段全く見ていない私としてはさっぱりわからん感じですが、一般的に考えればJリーグよりレベル的に劣るのは間違いないでしょう。つまりウチはチャレンジを受ける方という立ち位置ですが、そういう相手に初戦できっちり実力差を見せつけて勝てばチームも勢いに乗れますし、逆に変な戦い方して接戦になったり、最悪落としたりすると変な空気になってしまうケースもあるので、ここは全力を持って叩きに行きたいところです。

タイでの金曜日開催ということで日本時間では同金曜日の23時キックオフ。次も月曜日開催で同時刻...... みたいな感じが続くので特に翌日が平日の試合はレビュー書くのが辛いことが予想されるため、書くことは書きますがかなり適当になるかと思います。今回は試合翌日が週末でしたが週末だからってんで酒飲んだりしてたら書くのが遅くなりました。そして試合を細かく見直す気力もなく記憶も薄れがちなのでよかった点と気になった点だけ簡単にまとめて終わりにします。

スターティングラインナップ

AFCチャンピオンズリーグ2022 グループステージ MD1 ライオン・シティ・セーラーズ(シンガポール)戦

さて今節のスタメンは、最終ライン左から大畑さん、岩波さん、ショルツさん、酒井さん。ダブルボランチに岩尾さんと敦樹さん、左のSHに松尾さん、右にモーベルグさん、トップ下に江坂さんを配置し、1トップにユンカーさんを置いた 4-2-3-1 スタート。GKは彩艶さん。サブには馬渡さん、知念さん、小泉さん、関根さん、大久保さん、柴戸さん、安居さん、松崎さん、明本さん、そして西川さんが控えます。

冒頭にも書いたとおり、初戦は大事な試合ですから、相手のレベルがどうこうとか関係なく、持てる戦力の最大限を投入してきっちり勝つというのが大事。その意味ではいくら連戦とはいえ、リーグ戦からそこまで大きな人の入れ替えなんかはないだろうと予想はしていましたが、ほぼ直近リーグ戦から現時点での主力と考えられるメンバーがスタメンに名を連ねました。

唯一GKだけ、西川さんを控えに回し、彩艶さんがスタメン。これは彩艶さんに経験を積ませたいという考えもあるでしょうから、余程のことがない限りこのACLグループステージは彩艶さんがGKのファーストチョイスになりそう。

また、リーグ戦では退場になって前節FC東京戦ではサスペンションになっていた敦樹さんが岩尾さんとコンビを組む形で復活。最終ラインではショルツさんと岩波さんが普段とは左右入れ替えた立ち位置になっていましたが、これはFC東京戦も後半からこうなっていて、恐らくビルドアップ時の立ち位置の関係(右SBの酒井さんを上げて3バックにしたときに岩波さんが中央に立ちやすいよう)や、岩波さんの右足から右SHの松尾さんへの展開を意識した配置かなと思います。

あと、外国人枠に関してですが、ACLでは外国人枠が「3」それに加えてアジア枠が「1」使えます。現時点でウチにアジア枠の選手は所属していないため、外国人枠「3」をショルツさん、ユンカーさん、モーベルグさん、シャルクさんの4人から毎度3人選択して使うことになりますね。ということで今節はシャルクさんがベンチ外になっていますが、この辺は試合ごとにユンカーさん、モーベルグさんと入れ替えながらやってくんでしょう(ショルツさんを外すという選択肢はないので)。

それからベンチメンバーの数が多いんすね。10人登録できるそうで、その結果、交代の選択肢は広がっていますし、チームとしての選手層の厚さが影響しそうな部分ともいえ、そういう意味ではウチにとっては優位なんじゃないでしょうか。なお、試合中に使える交代枠はJリーグ同様5枚です。

対するライオン・シティ・セーラーズは、最終ライン左からイクラム・リフキ選手、ペドロ・エンリケ選手、ハリス・ハルン選手、タジリ・サラマット選手。アンカーの位置にアヌマンサン・クマール選手、その前面のインサイドハーフにシャーダン・スレイマン選手、ディエゴ・ロペス選手を配置した中盤逆三角形。最前線には左からマクシム・レスティエンヌ選手、キム・シヌク選手、ガブリエル・クァック選手という並びの 4-3-3 スタート。GKはハッサン・サニー選手。

ワントップに近い形のキム・シヌク(金 信煜)選手は韓国代表経験もある長身フォワード(193cm)。韓国、Kリーグでも歴代3位の得点記録を持つ非常に得点力のある選手で、彼は要注意な選手。あとはベルギー1部リーグ、スタンダール・リエージュから加入したベルギー代表歴もあるマクシム・レスティエンヌ選手、ポルトガル1部リーグ リオ・アヴェFC から加入したブラジル人、ディエゴ・ロペス選手あたりが注目選手でしょうか。ただどちらの選手も私はプレーを観たことがないので正直詳しいことはわからんですけど。

セーラーズさん、守備めちゃくちゃですけど大丈夫でしょうか

で、相手のレベルがわからない状態で試合を見始めて、相手のワントップにはデカいターゲットマンがいる、さらにトップ下と左サイドにはテクニックのある外国人選手と考えれば、相手はある程度引いて守ってからのワントップをターゲットに蹴る→そこで競ったこぼれ球に2列目の押し上げ、もしくはサイドを起点にしたカウンターからのクロスに中央で空中戦ズドン、みたいのを想定しましたが、まぁ相手の狙いは概ねその通りでしたね。

ただ、ワントップのキム・シヌク選手は空中戦での強さはさすがでしたけど、そこから自分で収めてなんとかするタイプではなく、落として味方のサポートを待つ感じでしたし、ウチが押し込んだことでそこまで相手の押し上げがなかったことからほぼ孤立。競られてもセカンドボールで回収してという形にはできていたのでそこまで怖さを感じることはありませんでした。

ライオン・シティ・セーラーズの守備ブロックは、このキム・シヌク選手と、2列目のディエゴ・ロペス選手が最前線に2枚残る形で、右サイドのガブリエル・クァック選手が2列目に落ちて 4-4-2 ブロックを形成する形でしたが、2列目以降(あ、いや 1列目も機能してないんですけども)の守備が全く機能していないというか、多分守備時の約束事がない状態でとりあえず立ってるみたいな状態。

例えばウチの大畑さんが相手2トップの脇でボール受けると、2列目右にいるガブリエル・クァック選手は大畑さんに食いつきますが、この時、ワイドで幅をとる松尾さんの立ち位置とかほぼ無視。当然松尾さんはドフリーでボール受けられますので、相手右SBのタジリ・サラマット選手が出てくるわけですが、SBがサイドに引っ張られてるのに相手2CBは全くスライドする様子もなく、さらにボランチの選手がそこに落ちてスペースを埋めるようなことも一切しないのでSBーCB間はがら空き。

なので、中央エリアでのパス交換で少し作って相手セントラルの守備を真ん中に集めとく間に、大畑さんが2トップ脇、インサイドの中間スペースでボール受けるっていう状態を何の苦もなく作れていましたし、これで相手2列目を引っ張り出したところで松尾さんっていう単純なパス回しだけで左サイドはドフリーでボール持って前向ける状態。こりゃ松尾さん的には楽しくなっちゃう展開でしょう。だって自由にやらせてくれるんだもの。

さすがにJリーグでここまでめちゃくちゃな守備するチームはいないので何の経験にもならないっちゃならないですけども、「立ち位置で優位性を獲る」っていう概念がない対戦相手の中で、組織的な守備ってのがあまり眼中になく、目の前にいる相手にさえ1対1で勝てば OK みたいな守備しかしていないんだろうなというのが容易に想像できる感じの相手。そして、ウチもその相手の守備面での不備を見逃さずに立ち上がりの試合開始15分でサクッと2得点してくれたのは素晴らしかったと思います。

1点目のユンカーさんのゴールは全ストライカーのお手本みたいなダイアゴナルランで相手ディフェンスの背後から前に入ってきてスラしながらファーサイドに流し込むヘディングシュート。2点目は岩尾さんからの横パスを大畑さんが受けた時点で左サイドは大畑さん、松尾さんに対してライオン・シティ・セーラーズはガブリエル・クァック選手1枚っていう数的優位。簡単に松尾さんが裏とって抜け出すと、ニアゾーン獲ったところからのマイナスの折り返しに江坂さんが合わせてという形。

すごかったのは3点目のモーベルグさん。酒井さんからの強めの縦パスを足先でちょこんとトラップしていい位置に置くと、そのままダイレクトで左足を一閃。ゴールまで20メートルちょいはありそうなミドルシュートでしたが、ボールはニアサイドのゴールポスト内側に当たってゴールに吸い込まれるゴラッソ。これはすごかった。まぁただ、この直後に信じられないスーパーゴールをまさかの味方ゴールに叩き込んで別の意味で唖然とさせてくれましたけども(笑)

ミスから1失点はありましたけども、3点得点、2点リードの状態で折り返した後半、相手は守備ブロックを後ろ5枚にする形の 5-4-1 へと変化。一方でウチはこの2点のリードを守りつつ、体力を温存しつつもしっかり試合をコントロールして終わらせられるかに注目の残り45分。

前半とは異なり、酒井さんが最終ラインに残る形で大畑さんの方を前方に侵入させつつ、岩尾さんが最終ラインのビルドアップに加わることで後ろに関しては人数を確保して数的優位性を担保。一方で敦樹さんは岩尾さんと縦関係を作って相手2列目背後に積極的に侵入。この高い位置を獲った敦樹さんがモーベルグさんの仕掛けに反応してペナルティエリア内に侵入したことから後半開始早々の4得点目が生まれていて、後ろ4枚、前5枚である程度役割を分担して相手カウンターに備えつつもゴール前での人数を増やすやり方はうまく機能したかなと思います。

ウチの選手交代は、64分~65分に敦樹さん→柴戸さん、江坂さん→小泉さん、モーベルグさん→関根さんと3枚同時交代。役割的にはそのまま交代という形でした。さらに71分にはイエローカードもらった岩尾さんを即座に明本さんに交代。この辺はリカさん、過去の退場劇からなんかトラウマになっちゃってるじゃないかと思えるくらいの素早い対応でしたが、これで明本さんをトップ下に入れ、小泉さんをボランチに下げる並び変え。さらに86分には松尾さん→大久保さんとして、大久保さんをそのまま松尾さんの位置に。

交代策は人は代えつつもそんなに役割ややり方を変えたわけでもなかったことでうまく機能していて、唯一、大久保さんが入った時間帯だけ左サイドがバタついた感じはありましたけども、この辺は各選手間のコンビネーションというか、同時にプレーしている時間的な問題か。

まぁともかくその後も危ないシーンはほぼなく、3点リードのまま試合を終わらせて、初戦を無事快勝してくれました。

続くMD2は、山東泰山(中国)との戦い。ただ、ウチの試合とほぼ同時刻に開催されていた山東泰山と大邱FC(韓国)との試合は大邱FCが 7-0 の大勝。大邱FCが強ぇっていうより山東泰山が中国国内の新型コロナウイルス感染症対策や遠征負荷の影響で主力選手が不在というちょっと特殊な状況らしく、その意味では次の山東泰山はそれになりに色々と新しいことを試せる場になる可能性もあります。

どちらにしろ今回のグループ F に関しては最初から大邱FCが最大の敵。MD3、MD4 で連続2試合する大邱FCとの試合を本番として、ここにコンディションのピークを持っていけるとベスト。その意味で次の試合をリカさんがどういう風に戦うのかについては興味深く見てみたいなと思います。

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試合ハイライト

試合データ

会場: ブリーラムスタジアム / タイ
観客: 394人
天候: 晴 / 気温 31℃ / 湿度 68%
試合結果: ライオン・シティ・セーラーズ 1-4 浦和(前半1-3)
レッズ得点者: ユンカー(8分)、江坂(15分)、モーベルグ(42分)、松尾(47分)
警告・退場: 岩尾(警告×1)
主審: サルマン・ファラヒ 氏

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