2023 Jリーグ第23節エディオンスタジアム広島アウェーサンフレッチェ広島戦

2023/08/14 08:52 公開

写真は「DAZN」中継映像から引用

前節はマリノスを相手にアグレッシブな試合を展開するも勝利とはならず勝点「1」。なかなか勝点を積めず、4位で留まっているのが奇跡的な状況になってきていますが、そんな中で迎える今節は、アウェーにて広島との対戦。

上位陣の状況にもよりますけども、ここで勝てないと勝点差などの関係から優勝戦線からは離脱してもおかしくない状況ですので、マリノス戦でのよい印象をうまく今節にも活かして、しっかり勝ってホームに戻ってきたい一戦です。

スターティングラインナップ

2023 Jリーグ第23節エディオンスタジアム広島アウェーサンフレッチェ広島戦スターティングラインナップ

さて今節のスタメンは、最終ライン左から荻原さん、ホイブラーテンさん、ショルツさん、酒井さん。ダブルボランチに岩尾さんと敦樹さん、左のSHに明本さん、右に大久保さん、トップ下に安居さんを配置し、1トップにカンテさんを置いた 4－2－3－1 スタート。GKは西川さん。サブには岩波さん、大畑さん、柴戸さん、関根さん、中島さん、興梠さん、そして牲川さんが控えます。

ポジティブな話題としては明本さんが復帰。恐らく今節は行けるところまでという感じで、さらに守備的な負荷を考えてSHでの器用となっているものと思いますが、彼が90分できるようになると大きなプラス。マリノス戦に続いてカンテさんが先発し、そろそろ得点という結果が欲しいところです。

対する広島は、最終ライン左から佐々木翔選手、荒木隼人選手、塩谷司選手。ダブルボランチに川村拓夢選手と野津田岳人選手。左のWBに志知孝明選手、右WBに中野就斗選手。2シャドーに満田誠選手、加藤陸次樹選手。1トップにピエロスソティリウ選手を配置した 3－4－2－1 スタート。GKは大迫敬介選手。

セレッソから新加入の加藤陸次樹選手が広島でのホームデビュー、怪我で離脱していた満田誠選手が復帰戦となりました。もうちょいゆっくり休んでればいいのに。

前半好調で先制するも、右肩下がりにバラバラになって今シーズン初の逆転負け

最近ちょっとレビュー書くモチベーションが上がらないので（浦和の試合内容がどうこうという理由ではなく単純に他にやることが多くて時間がないだけ）下記に簡単にまとめます。

前半に関しては広島のハイプレスをうまくロングボールで外して前進することができていて、そこにはトップから落ちてくるカンテさんがうまくポストプレーしてくれたのと、明本さんが復帰してくれたことで、酒井さんと合わせて両サイドで縦に圧力が高まったこと（逆に酒井さんが最近腕の負傷の影響もあってか迫力が下がってるので明本さんの復帰は本当に朗報）により、全体として深さを作ることができたのが大きかった。

カンテさんの先制点はまさにゴラッソで、カンテさんのシュートパワーも凄いんだけど、カンテさんといい距離感で明本さんが縦に走って相手ディフェンスを引っ張ってくれたことによりカンテさんにシュートまでの時間ができたことが重要で、カンテさんと連動して動き出すセカンドトップ的な動きをする人の重要性が改めて。ここは本来、安居さんあたりがもっとやって欲しい動きではあるんだけど。

いい形で先制し、前半はほぼ広島にやりたいことをさせずという内容だったので、後半の戦い方に注目でしたが、後半が本当に最悪だった。なんでリードしている状況であそこまでリスクを獲ってみんなで出て行っちゃうのかも不思議だったし、明本さんが交代後は中途半端に前に出ていったり、縦に急いで変な引っかかり方して広島が得意なカウンターの形を与えてあげるみたいな。

わざわざオープンな展開上等なやり方をなんでリードしているチームがやるんだろ。マリノス戦でアグレッシブな試合した印象というか成功体験が悪い方向で出てしまった感じ。結果として広島に押せ押せの流れを与え、一方でこちらは選手交代の度に中盤での守備強度や攻守のメリハリもなくなって右肩下がりに。後半2失点して逆転負けを喫するっていう最悪の展開に。

正直この敗戦でリーグ優勝に関してはほぼなくなったといってもいい首位との勝点差になってしまいましたし、ここから1試合も負けられないという変なプレッシャーの中で戦わないといけない状況に自らを追い込んでしまった。7月のFC東京戦以降、完全に失速した感じで、逃した勝点は大きすぎる。

また、夏の補強に関してもほぼ失敗でここ数試合の結果には全く寄与していない。以前も書きましたけど、即戦力とは言えない補強しかできず、中島さんに関してもコンディション的に試運転状態で評価以前の状況では、今のところ何のためにいるのか正直わからん。

今シーズン開始前のオフも含め、ここまで戦力的な上積みが全くなく戦わざるを得なくなっている状況はクラブとしてはもう少し深刻に捉えた方がよいでしょう。こんだけ戦力の放出ばっかしてて新規加入がないのによくこの順位にいるなっていう状況なので、そこはスコルジャさんに感謝ですけども、この薄い選手層でACLやカップ戦を戦いながらリーグ戦で優勝争いしろっていうのはかなり無理な注文でしょう。

と、まぁ愚痴ばっかいっても仕方ないので次に切り替え。金曜日のホーム、名古屋戦は負けると順位的にも一気に転がり落ちそうな崖っぷちの試合になると思いますので、しっかり準備して、久しぶりの勝利を期待したいところです。