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2021 Jリーグ 第38節 豊田スタジアム アウェー 名古屋グランパス戦(2021年最終節)

2021 Jリーグ 第38節 豊田スタジアム アウェー 名古屋グランパス戦(2021年最終節)

今シーズンのリーグ戦もついに最終節。久しぶりにアウェーでの最終節になりますが、対戦相手は名古屋グランパス。今シーズン、アウェーゲームに関しては基本的に自宅でおとなしく観戦してましたけども最終節は久しぶりの愛知県観光を兼ねて現地にお邪魔しました。

感染対策も考えて移動は車で、土曜の夜には帰ってきたかったので空いている金曜日に前日入りして観光、泊まって試合観て、終わったらすぐ現地を出発して帰ってくるって感じの旅程にしましたが、久々のアウェーゲームもやっぱいいもんですね。来年はもう少し気兼ねなくアウェーゲームにいけるような状況になってくれたらいいんですが。

さて、試合の話に戻しますと、ウチはもうリーグ戦の順位的にはほぼ決まってしまっていて、(得失点差で上回ればという可能性はあるにしても)実質的には 6位 or 7位で確定。簡単に言ってしまえば消化試合という最終節で、その点、名古屋の方が(あちらも鹿島の結果次第ではありますが)ACL出場枠がもしかしたら転がり込んでくるかもしれない4位の可能性を残しているという点では得られるものがある試合。

どういうモチベーションで挑むかっていうのが難しい試合ではありますが、天皇杯の準決勝も来週末に控える状況で、できればポジティブな状況で次に進みたいというのもあり、天皇杯を見据えた選手の起用と同時に、天皇杯につながる何かを見せる試合にしたいってところでしょうか。その辺はスタメンやベンチの人選にも現れていたかと思います。

スターティングラインナップ

2021 Jリーグ 第38節 豊田スタジアム アウェー 名古屋グランパス戦 スターティングラインナップ

今節のスタメンは、最終ライン、左から明本さん、ショルツさん、岩波さん、酒井さん。ダブルボランチに柴戸さんと金子さんを配置。左SHに汰木さん、右に関根さん、トップ下に小泉さん、1トップにユンカーさんを置いた 4-2-3-1 スタート。GKは西川さん。サブのメンバーとしては槙野さん、ウガ、西さん、阿部ちゃん、江坂さん、大久保さん、それに彩艶さんが控えます。

ポジティブな要素としては、ユンカーさん、明本さん、柴戸さんなど怪我やコンディションの問題で少し戦列を離れていた選手が復活してくれたこと。またベンチには今シーズンで引退退・団する 3選手、阿部ちゃん、ウガ、槙野さんも入り、彼らのモチベーションに期待。一方で恐らく天皇杯を見越してだと思いますが、平野さん、敦樹さんは帯同せず休養となりました。

対する名古屋は最終ライン左から吉田 豊選手、キム ミンテ選手、中谷 進之介選手、宮原 和也選手。ダブルボランチに木本 恭生選手と稲垣 祥選手。左のSHに相馬 勇紀選手、右にマテウス選手。トップ下に柿谷 曜一朗選手、ワントップに前田 直輝選手を配置した 4-2-3-1 スタート。GKはランゲラック選手。

押し込むも足りない最後の一手。
ゴールネットを2度揺らすもオフサイドに泣いてスコアレスドロー

今節は平野さんがいなかったことでウチのビルドアップの形は少し変化。ボランチは最終ラインに落ちず、酒井さんが右に残る形の 3バックを形成し、平野さんがいるときに酒井さんが取るポジショニングに金子さんが入るような配置でビルドアップをスタート。

小泉さんが中盤に落ちたりしつつボールを引き出し、相手ダブルボランチの周辺で起点を作ると、相手守備ブロックの1列目を越えるところまではある程度うまく行った感はありました。ただし、特に前半に関して右サイドでの崩しに関してはそこまで機能したようには見えず、左は汰木さんと明本さんの流動的なポジションチェンジによってあまり守備的には強くないマテウス選手をうまく押し込んでそれなりに攻撃の起点は作れていたかなという印象。

ワントップにユンカーさんがいることでゴールに近い位置で彼がボールを持てば相手ディフェンスにとってはかなり怖い状況になりますし、そこに相手守備が引っ張られれば他が空くということで期待しましたが、久々の先発となったユンカーさんと周囲のリズムが少しあわなかったようで惜しいところまではボールを運ぶもののシュートや決定機的には不発という前半。

名古屋は名古屋で少し後ろが重たい感じだったため、比較的ウチがボール保持して試合をコントロールできましたけども、やはりゴール前は堅いので、ウチもなかなか崩しきるまではいかずということで前半に関しては多分お互いに少しストレスが溜まる展開だったかなと。

スコアレスのまま後半に折り返すとウチはユンカーさんを下げて江坂さんを投入。さらに明本さん→ウガとして左のSBをリフレッシュ。ユンカーさんの交代に関しては戦術的交代だったと思いますが、明本さんの交代はコンディションを考えて最初から45分で交代する気だったんじゃないかなと推測。

一方で名古屋は立ち上がりからボランチの一枚、木本選手を最終ラインに落とす形で3バックに変更し、守備時5バックにしてスペースを消しにくる策をとりましたが(この辺、今回はスタジアムの4階席から観ていたのでわかりやすかったですけども)、ウチにとってラッキーだったのは江坂さん投入で前線に張って待っているタイプのユンカーさんから落ちたり開いたりうまくスペースを見つけて立ち位置を取る江坂さんに最前線のタイプが代わったところで、相手が中盤から1枚最終ラインに下げてくれたことで、1枚になったボランチ脇のスペースを使える機会が増えたこと。

これによってかなり中央で起点を作れることになったことと、江坂さんのポジションチェンジにあわせて両サイドから汰木さん、関根さんがインサイドワークを積極的にするようになったことで何度か決定機を作ります。

65分には最初の決定機。左サイドでボールを受けてカットインした汰木さんからの浮き球パスに右サイドからダイアゴナルにゴール前に入ってきた関根さんが胸トラップからシュートのシーンは決めておいて欲しかったシーンでしたが、惜しくも枠外。胸トラップが少し浮いてしまったのでシュートはボールに対して下から足が入る形になったため上にフカすっていうまぁサッカー経験者ならわかる典型的なやーつなんですがああいうの決めてくれるとなぁっていうところ。

70分過ぎにはコーナーキックから酒井さんの素晴らしいヘディングシュートを名古屋ゴールに叩き込みますが、小泉さんがオフサイドポジションでシュートコースに立っていたことで、これがプレーに関与したという判定でオフサイドに。シュート決まった瞬間から副審の方と確認作業をしていたので嫌な予感がしたんですけども、案の定でした。

ちなみに小泉さんは立ち位置的にランゲラック選手の視界を完全には遮ってないみたいな意見もあるようですが、リプレイ見る限り酒井さんがシュート打った瞬間、ランゲラック選手の正面に小泉さんは立ってしまっていますし、至近距離から放たれたスピードのあるシュートに対してあの立ち位置を取られると、GKにとってはブラインドから突然ボールが出てくる形になりますからそれでプレーに関与していませんは無理で、ほぼ確実にオフサイドなのであまり意味のある反論ではありません。

これは私の個人的な見解ですが、相手がコーナーキックの守備をゾーンでやっている場合、基本的に相手ディフェンスの立ち方はGKの周辺がオフサイドポジションになる(味方がGKの行動を妨げないようにスペースを空けるので自然と)ような立ち方になりますから、攻撃側選手が相手GKの行動を制限しようとする立ち位置のとり方(要するに今回の小泉さんの立ち位置ですが)をする場合、ちょっとしたことでオフサイドになる可能性が高まります。さらにVARが入っている試合の場合は映像で確認されることを考えると、相手GKの行動を制限するために(オフサイドポジションで)至近に立つという行為自体があまり有効な策とは思いません。

セットプレー時の立ち位置のとり方がチーム内でどういう風に決まっているのかわかりませんけども、小泉さんが自分の判断であれをやってるならマジですぐにやめさせた方がいいんじゃないですかね。これ確か、87分くらいにあったコーナーキックでもショルツさんのシュートがゴールに入った直前のプレーで同じようにオフサイドポジションから戻りながら小泉さんが触ったことでオフサイドになってて(この時は上から見ていて完全にオフサイドってわかりやすかったのでそもそもショルツさんのシュートでぬか喜びもしなかったですけども)、マジで彼のあのポジショニングは意味がない。

酒井さんの幻のゴール直後にも江坂さんが抜け出してランゲラック選手もかわしてシュート打ったシーンもあり、この辺が一番得点の匂いがした時間帯でしたけども決めきれず。さすがに名古屋もやべぇと思ったのか69分に森下 龍矢選手、ガブリエル・シャビエル選手を投入して再び4バックに戻し、守備の立ち位置を調整。この辺は相手の立ち位置をみつつ即座に対応してくるフィッカデンティ監督の対応力を感じさせますが、ウチはウチで相手が4バックに戻ってサイドにスペースができたことで今度はサイドをドリブル突破してクロスというようなシーンを増やし、名古屋の意図を形にさせない高度な駆け引きを展開。

80分には岩波さん→槙野さん、柴戸さん→阿部ちゃんと2枚替え。この交代はあまり戦術的な意図は感じなかったですけども柴戸さんも少し接触プレーで痛めてたみたいですし、岩波さん含めて温存に近い感じかなと。試合終盤には酒井さんも足つってたみたいでへろっへろでしたが、90+1分には酒井さんではなく関根さん→西さんとして酒井さんの前に元気な人を投入してカバー。

途中交代した槙野さんがアディショナルタイムに根性のキープからセットプレーを獲得するなど男気を見せますが結局得点には至らず、スコアレスでのドローで最終節を終えることになりました。

さて、これでリーグ戦も終了。最終順位は6位、勝点63、18勝9分け11敗、得点45、失点38で、得失点差+7 という結果でした。個人的な感覚としては新監督に体制が変わって初年度、一桁順位、18勝して勝点63は十分すぎる結果だと思います。ちなみにウチが勝点で60を越えたのは2016年シーズン(1st、2ndステージ合計)以来なんですよね。そう考えるとミシャさん退任以降、ずーっと低迷していたチームにとっては久しぶりに上位が見える勝点まで到達したと。

ちなみに、今シーズン首位の川崎が勝点92、28勝8分け2敗、得点81、失点28で、得失点差+53という結果でしたから、勝点にして「29」も差があり、得点では「36」点も水をあけられている状況を考えると、あの化け物チームを相手に来シーズン優勝争いするには相当な上積みがないとキツいなというのも現実。

まぁ川崎はちょっとおかしいとして2位のマリノスとの差を考えても勝点で「16」、つまり勝利数でいうと「5」勝の上積みが必要なので結構大変。特に得点力に関しては上位2チームと比べるとかなり劣っていて、ウチの1試合平均得点が「1.18」点なのに対して、川崎やマリノスは1試合平均「2.1」点を超えているので、毎試合、今よりも1点多く奪っていくくらいの攻撃力が必要になります。

この辺を補強と現有戦力による練度の向上で来シーズンどこまで上げていくことができるのか。厳しい道だとは思いますが期待してるのでぜひ道を突き詰めていって欲しいなと思います。

ということで、次は天皇杯の準決勝。埼スタ開催なので実質ホームですから、しっかり勝って決勝に駒を進めてもらいたいですね。

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試合ハイライト

試合データ

観客:27,079人
天候:曇 / 気温 11.4℃ / 湿度 36%
試合結果:名古屋 0-0 浦和(前半0-0)
レッズ得点者: -
警告・退場: -
主審: 村上 伸次 氏
最終順位: 6位(18勝11敗9分/勝点63/得失点差+7)

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