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2018 Jリーグ 第22節 埼玉スタジアム2002 ジュビロ磐田戦

前節はアウェーで鳥栖に悔しい敗戦をして中断明け、初の敗戦となりましたが、気を取り直して迎えるのはミッドウィーク、水曜日のホームゲーム。対戦相手は今シーズンは第5節、アウェーで対戦して敗戦しているジュビロ磐田(ウチは堀さん体制でしたけど)。

もう一度勢いに乗って上位を追いかけるためにも、ホームできっちり勝点3を奪っておきたい試合となりました。ちなみに、今日は風が非常に強く、バックスタンドからメインスタンドに向かってかなりの風が終始ふいていました。試合前の散水でも撒いた水が風に押し戻されてスタンドに散水してるみたいな感じになっていて試合への影響が少し心配でしたが、見ている限りはそれ程大きな影響はなかったみたいですね。

2018 Jリーグ 第22節 埼玉スタジアム2002 ジュビロ磐田戦

さて、今日のスタメンは最終ラインに岩波、阿部、槙野。ダブルボランチに青木、柏木。ウィングバック、右に森脇、左にウガ。2シャドーに武藤、ファブリシオを置いた上で、1トップに興梠という並び。GKは西川。

前節、鳥栖戦までは4試合連続で同じスタメンを継続していたのですが、今節は前節の警告でマウリシオさんがイエローカード累積による出場停止。そのため、3バックの真ん中には阿部ちゃんが久々の先発起用。さらに橋岡さんをお休みさせて、森脇さんを右のウィングバックで先発させる変化をつけてきました。ちなみにサブには長澤さんが肩の脱臼から復帰しています。

対する磐田は、川又選手をワントップに、トップ下に山田大記選手、松浦拓弥選手を配置、3-4-2-1 と、ウチとシステムをあわせてくるやり方。守備時には 4-4-2 でブロック作っていた(後半は 5-4-1 に変更)ので守備の仕方は少し異なりますが、システムを合わせることで各局面でマッチアップを発生させ、そこで激しくボールを奪ってからの川又選手を狙った裏抜けというのが狙い。

ウチが大きいサイドチェンジで左右に揺さぶることを意識していたのとは異なり、磐田は片方のサイドに人数を集めてのビルドアップを狙っていましたが、前半、川又選手に裏に抜け出されたシーンからの流れで決定機を作られるものの、それ以外では比較的単調な攻撃に終始してくれたので、それ程怖さを感じる内容ではありませんでした。この辺はウチが先制できたことがとても大きかったと思いますけども。

ウチはサイドを起点にビルドアップしていきますが、いつも通り大きめのサイドチェンジを織り交ぜつつ、フリーなサイドを使っての仕掛けを狙う形。さらに隙があれば興梠さんが裏に積極的に仕掛けることで相手ディフェンスブロックを間延びさせる布石を打っていきます。

磐田が守備時に形成する4バック(後半は5バック)が、比較的ボールサイドに食いついてきてくれていたので、そこで生まれたスペースに興梠さんやファブリシオさん、武藤さん、さらに柏木さんなどが入り込んでのパス交換からチャンスを作るなど、効果的な崩しはある程度できていたかと。

特に右サイドの森脇さんがかなりワイドなポジショニングを取って相手をサイドに引っ張ってくれたのも効いてたんじゃないかと思いますし、岩波さんのロングフィード能力がこの日は冴えていましたね。

しかし前半に関しては前述の通り磐田にも決定機がありつつ、両チームともゴールを決めきるには至らず、試合は後半へ。

すると55分に待望の先制点。左サイドからの攻撃で森脇さんがゴール前に斜めの楔。これを興梠さんがペナルティエリア内で受けてターンからシュートを試みますが先に相手ディフェンスに触られてボールはペナルティエリア外に転がります。しかしこのこぼれ球に走り込んできた青木さんが強烈なミドルシュートを放つと、磐田GK、カミンスキー選手が弾いたボールをファブリシオさんがダイレクトで豪快に叩き込むゴラッソ。

青木さんのシュートの瞬間、ファブリシオさんが(超微妙ながら)オフサイドポジションにいたようにみえたので、一瞬やべって思ったんですけども、副審の旗はあがらず、無事ゴールが認められて安心しました。

先制点奪取後の、59分、早々に柏木さん→長澤さんとして長澤さんをそのままボランチへ。するとウチの先制点で磐田が少しバタついた間隙を縫って61分にファブリシオさんが追加点。

バイタルエリア中央で青木さんからの縦の楔を受けた武藤さんが素晴らしいキレのあるターンで背負った相手ディフェンスを1枚剥がずと、絶妙なスルーパスをペナルティエリア手前にポジショニングしたファブリシオさんの足元に通します。もうファブリシオさんがボール受けて前向いた時点で勝負あり。これを冷静にゴールに叩き込んでこの日2点目。

追加点を奪ったところで残り時間はまだ30分以上。73分には脚が攣った森脇さん→菊池さんとしてサイドをリフレッシュしますが、その数分後の85分、セットプレーから試合が動きます。

柏木さんがベンチに下がっため武藤さんがセットしたコーナキック。阿部ちゃんがニアに走り、岩波さんが中央、ファブリシオさんがファーという配置で、岩波さんの裏でドフリーになっていた槙野さんが頭であわせて追加点。これでほぼ試合は決まりました。

3点差としたところで、86分に興梠さん→荻原さんとして興梠さんを温存。荻原さんはシャドーに入って、ファブリシオさんがワントップの位置に移動しますが、この2人が最後に磐田の息の根を止めてくれます。

クリアボールを前線でファブリシオさんが落とすと、このボールに素早く反応した荻原さんがピッチ中央手前から一気に相手ゴール前までドリブル。相手ディフェンス2枚を引きつけたところで左側を併走してきたフリーのファブリシオさんにラストパス。

これをファブリシオさんがGKの位置を冷静に見ながらグラインダーのシュートをゴールに突き刺してトドメ。ファブリシオさんは移籍後初のハットトリックとなりました。ちなみにファブリシオさんはウチに移籍してくる前の1月にポルティモネンセでもハットトリックをぶちかましてますので、今年、2度目のハットトリックですね。

興梠さん以外に強力な得点源を得たことはウチにとっては非常にポジティブなことだと思いますので、この勢いで興梠さんと並んで得点を量産してほしいものです。

ということで、ホームで4得点、さらにクリーンシートでの快勝と、ここ2試合の鬱憤を晴らす感じになりましたが、続く第23節はアウェーで清水と。清水も中断明け後、非常に好調なチームですが、しっかり連勝して戻ってきてくれることに期待したいと思います。

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試合データ

観客: 33,824人
天候: 晴
試合結果: 浦和 4-0 磐田(前半0-0)
レッズ得点者: ファブリシオ(55分)、ファブリシオ(61分)、槙野(85分)、ファブリシオ(90分)
警告・退場: 柏木(警告×1/反スポーツ的行為)
主審: 山本 雄大 氏
順位(暫定):9位(8勝7敗7分/勝点31/得失点差+11)

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