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2018 Jリーグ YBC ルヴァンカップ グループステージ 第4節 パナソニックスタジアム吹田 アウェー ガンバ大阪戦

週末のリーグ戦は清水を相手にしっかり勝ちきって3連勝、ルヴァンカップの広島戦を入れれば、大槻(暫定)監督就任から4試合で負けなしの3勝1分けという素晴らしい流れで迎えるミッドウィークのルヴァンカップは、アウェーでガンバ大阪と。

中2日というハードなスケジュールの中ではありますが、ルヴァンカップのグループステージ突破を考えれば、最低限、勝点を「1」でも獲得して戻ってきたい試合。前回、ホームでの対戦時には4失点するっていう大敗を喰らった相手ですので、できれば勝ってリベンジしてやりたいところ。

2018 Jリーグ YBC ルヴァンカップ グループステージ 第4節 パナソニックスタジアム吹田 アウェー ガンバ大阪戦

画像はCS フジテレビONE中継映像からのキャプチャ(試合開始前のフォーメーション予想ですが、実際とは違っています。実際のフォーメーションは後述)。現地行けなかったのでテレビ観戦。現地の皆さんお疲れ様でした。

平日夜の大阪ということで予定合わずテレビ観戦でしたから、簡単にまとめます。

さて、今日のスタメンは最終ラインに柴戸、岩波、遠藤、荻原。ボランチに青木、直輝。右ワイドにマルティノス、左にナバウト。2トップに武富、李という組み合わせ。GKは福島。

連戦の中、先週末のリーグ戦からは大幅に人を入れ替えた形。スタメン発表当初は柴戸さんをストッパー起用しての、3-5-2 だと思ったんですが、始まってみれば今日のシステム的には 4-4-2 でした。前線ではナバウトさん、武富さん、忠成さんがポジションチェンジしながら相手ディフェンスの裏やギャップを狙っていくやり方。

対するガンバも今週末のリーグ戦に照準を合わせたのか大幅にターンオーバー。システム的には 4-2-3-1 を採用。

試合は立ち上がりから中盤で球際激しく主導権争い。どちらかというとペースを握って入ったのはガンバで、何度か惜しいシュートを放たれるなど、ウチとしては我慢の立ち上がり。ウチが4-4-2を採用した理由は監督インタビューをまだ見ていないのでわかりませんが、マルティノスさんやナバウトさんをワイドに置いていることから、ある程度ガンバに押し込まれたとしてもロングカウンターから仕留める意図があったのかもしれません。

リーグ戦で採用している 3-5-2 でも、今回の 4-4-2 でも非常に重要なポジションとなるボランチには、豊富な運動量でボール奪取して前に出て行く能力がある直輝さん、青木さんを並べていましたが、この2人の働きは特に素晴らしかったのではないかと思います。

また、両サイドバックも積極的にオーバーラップ(荻原さんサイドが積極的に前に出て行きつつ、柴戸さんサイドはバランスをとる感じでしたが)しながら攻撃参加し、そこにワイドの選手や2トップが絡むことで比較的狙い通りの崩しはできていたんじゃないでしょうか。ちょっと時間忘れましたけど、左サイドでサイドに流れたナバウトさんと中に絞った荻原さんの2人で崩しきったシーンなんかは非常に見応えがありました。

今日は2トップに入った忠成さん、武富さんも、頻繁に縦にポジションを動かしながらボランチからのパスを引き出していましたし、相手にブロックを作られた状態でも、忠成さんがうまく裏のスペースを狙ったり、相手ディフェンスの間にいやらしく(褒めてる)顔を出しながらパスを引き出すので、ガンバとしては的を絞りにくく、厄介だったんじゃないかと思います。

前半に関してはシュート数こそガンバに上回られたものの、決定機の数はお互い同じくらいで、ほぼ互角という状態のままスコアレスで後半に折り返し。後半、57分に荻原さん→ウガとして左サイドをリフレッシュ(ウガはケガからの復帰おめ)すると、さらに63分には柴戸さん→橋岡さんと積極的に交代カードを切って守備面でのバランスをとります。

この2枚目の交代直後にマルティノスさんとナバウトさんのポジションを入れ替えて、ウガ-マルティノスさんという縦のラインを作ると、相手ディフェンスラインの裏を狙った抜け出しやカウンターを積極的に狙うことでマルティノスさんの持ち味が徐々に活き始めます。

これで主導権を握ると71分、中盤でボールを保持した青木さんから前線の武富さんへビックリするような鋭い縦パス。これを武富さんが相手ディフェンスの間で受けつつ絶妙なターンでペナルティエリア内に侵入すると、対応が後手に回ったガンバディフェンスがたまらず武富さんを倒してPKゲット。武富さんが自らこのPKを決めて先制することができました(武富さん、前回ホーム ガンバ戦での得点は移籍後初ゴールだったのにあんな感じだったので喜べない感じでしたが今回は文句なしの決勝点、よかったですね)。

その後は前に出てくるガンバをしっかり守備ブロックを作って跳ね返しつつ、マルティノスさんやナバウトさんを走らせてカウンターから何度かトドメ刺すチャンスを作るも決めきれず、そのまま1点リードで試合はアディショナルタイムへ。

90分には最後の交代カードとして武富さん→長澤さんとすると、うまく時間を使いつつ1点を守り切って勝点3をゲットしてくれました。そういえば過去吹田で喜んだ記憶がねぇなと思ってたんですが、今日の勝利が吹田スタジアムでの初勝利だったと(そういう時に限って現地行ってない......)。

後半は前線の選手が相手ディフェンスラインの中で張ってしまう時間帯ができて手詰まりになったり、内容的には課題もありましたけども、マルティノスさんの使い方としてはやっぱ後半、前にスペースがある状態で使ってあげると活きますよねとか、ナバウトさんもオープンな展開になるとかなり相手にとって怖いなとか、見ていて収穫もありましたし、勝ってグループ首位の広島にも勝点で並べたし、結果オーライですね。

ということで、次は土曜日のリーグ戦、対戦相手はミシャさんが監督を務める札幌。先週末のリーグ戦から人を大幅に入れ替えたとはいえ、中2日でのリーグ戦と、コンディション的にはかなり厳しい中での試合が続きますが、札幌戦を皮切りに、そこからリーグ戦が怒濤の5連戦。しかも相手は札幌、柏、湘南、川崎、鹿島と、特に後半に優勝候補の強豪が並びますので、まずは初っぱなの札幌をホームできっちりぶっ倒せるように気合い入れていきましょう。

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試合データ

観客: 9,516人
天候: 晴
試合結果: G大阪 0-1 浦和(前半0-0)
レッズ得点者: 武富(71分/PK)
警告・退場: -
主審: 家本 政明 氏
順位:グループC 2位(2勝1敗1分/勝点7/得失点差+1)

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