2016 Jリーグチャンピオンシップ決勝 浦和レッズvs鹿島アントラーズ 大会ルールの確認と展望
しばらく試合がなかったので全く更新していませんでしたが、いよいよ明日からチャンピオンシップの決勝、ホーム&アウェーでの対戦が始まります。
まずはアウェー、カシマスタジアムでの第1戦からになりますが、メモ代わりに大会方式のまとめと、今年の対戦からみる展望など簡単に。
まず大会方式からですが、決勝戦の勝敗決定ルールは下記の通り。
試合方式および勝敗の決定
90分間(前後半各45分)の試合を行い、勝敗が決しない場合は引き分けとする。
優勝チームの決定方法
2試合が終了した時点で勝利数が多いチームを優勝とする。 2試合が終了した時点で勝利数が同じ場合は、次の順によって勝敗を決定する。
- 2試合の得失点差
- 2試合におけるアウェイゴール数
- 年間勝点1位チーム
ということで、2試合で勝敗が決まらない場合は年間勝点1位のチーム、つまりウチが優勝という決まり。あとはアウェーゴールがあるので、ウチにとっては第1戦のアウェーで得点を奪って帰ってこれるかというのと、第2戦で失点しないと言うことが非常に重要になります。
過去のチャンピオンシップのデータからすると、初戦、第1戦を勝利したチームの優勝確率は100%ということで、第1戦がカギになりそうですね。
鹿島はどう出てくるか
ウチはいつもと変わらずやると思いますのでいいとして、問題は鹿島がどういう入りをしてくるかだと思います。
今年、リーグ戦では1stステージ、ホームでの対戦は0-2で敗戦、2ndステージ、アウェーでは1点先制されるも後半逆転しての勝利ということで、1勝1敗という対戦成績でした。
1stで対戦したときは、ウチがゲームをコントロールして、鹿島は引いて守ってからのカウンターっていうある意味鹿島の得意な形で、カウンターで待ち構えているところにバカ正直にぶつかっていった結果、案の定やられるっていうわかりやすい試合内容でした。1stの3連敗のきっかけになる敗戦で、ちょっと悪い空気になっていた時期ですね。
一方の2ndで対戦したときは、鹿島もホームゲームということもあってか、1stの時とは全く異なる前からのハイプレスでウチのビルドアップのところをハメに来るやり方をしてきました。
結果、前半はほぼやりたいことをやらせてもらえず、その勢いで後半立ち上がりに失点するっていう最悪の流れながらも、後半立ち上がりにズラタンさん→忠成さん、高木さん→青木さんとして柏木さんを1列前のシャドーに上げたことから前線が機能しはじめ、その後の2得点で逆転勝利。
2試合で相手のやり方が大きく変わったので、評価がしにくいのですが、とはいっても2ndも逆転はしたものの、前半の流れ的には鹿島ペースで、鹿島の決定力がもう少し高ければ、結果は変わっていたかもしれないような試合でした。
この1stと2ndの間に鹿島に起こった出来事として大きかったのはやはり、カイオ選手が中東、UAEのアルアインに移籍してしまったことでしょう。この力で単独突破できる能力と、ゴール前での決定力をもったFWが抜けてしまったというのが、2ndステージ、鹿島が相手を押し込みながらも最後のところで得点できずに勝点を詰めなかった大きな要因だと思います。
第1戦はかなり慎重な戦いになる予感
鹿島としてはホームでの初戦ですから勝たないといけないという意識は強いと思います。第2戦は相手のホームですし、第1戦を落としてしまうと、埼スタで勝たないといけないというプレッシャーが大きくのしかかるわけで、それは避けたい。第1戦を勝利できれば、ゆとりを持って第2戦に望めますからね。
まぁ第1戦を勝ちたいのはお互いそうなんでしょうが、最悪引き分けでもよい(別の言い方をすれば、リスクを負って勝ちに行くより、「失点しない」ということがまずは重要)ウチよりは鹿島の方が勝たないとという意識は強いかもしれません。
ウチとしてはもちろん勝てればベスト、勝てないにしても無失点での引き分け(0-0)、次いでアウェーゴールを持っての引き分けがベターな感じ。
そう考えると、お互いにどうしても避けたいのは先に失点することですが、前述したとおり恐らくミシャさんはこういう時、あまりやり方を変えたりはしないので、鹿島が慎重に入ることでどういう試合展開になるかが見所かと思います。
実際に1stで鹿島が勝利したときはあまり前からプレスかけずに選手を適切に配置し、きちんとしたブロックを作ってカウンターという狙いでしたし、先日のチャンピオンシップ準決勝、川崎戦でも同様の戦い方をしていました。鹿島は先に点を取ってしまえば、それを守り切るだけの力がありますから厄介ですね。
ウチとしてはもし押し込めるのであればその押し込んだ時間帯に得点をしておきたいところ。その意味では2ndステージで対戦したとき、柏木さんのシャドーに鹿島が対応できず、マークがずれまくって結果的にウチの得点につながったことがひとつのケーススタディになるかもしれません。
もし、鹿島があまり前から来ずにカウンター狙いなら、早めに青木さんなど投入して柏木さんを1列上げるというのも面白いかもしれませんね。あとはこういう大一番にめっぽう強い忠成さんとかもいますし、彼は2ndでの鹿島戦でも同点ゴールを決めてくれていますので、彼がいつも通りの「持ってる男」ぶりを発揮してくれれば、結果は付いてくる気がします。
とはいえ、何が起こるかわからないのがチャンピオンシップ。ここで負ければ1年間の苦労が水の泡になるという鬼畜なレギュレーションですが、決まっているものは仕方ない。とにかくサポも一丸となって後押しし、きっちりタイトルを獲れるようにまずは第1戦に臨みたいですね。
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