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2016 Jリーグ 2ndステージ 第5節 県立カシマサッカースタジアム アウェー 鹿島アントラーズ戦

前節はホームでのダービーマッチで悔しい引き分けながらも6試合負けなしという状況で迎えた今節は2ndステージ最初の大一番、現在年間勝点でウチのすぐ上、2位につけている鹿島との直接対決。

ここで鹿島を倒せば、年間勝点で並んで上位追撃の勢いをつけられる反面、仮に負けたりすれば鹿島との勝点差は6に開く、非常に重要な試合。何よりも結果が重要な試合となりましたが、先制されるも忠成さんの2得点で逆転。難しいアウェーゲームでしっかり勝点3をゲットして帰ってきてくれました。両者球際も激しく、見応えのあるゲームで、熱い試合になりました。

2016 Jリーグ 2ndステージ 第5節 県立カシマサッカースタジアム アウェー 鹿島アントラーズ戦

今日のスタメンは最終ラインに槙野、那須、森脇の3枚。ボランチは阿部ちゃん、柏木コンビ。両ワイドに関根とウメ、2シャドーに高木、武藤。ズラタンのワントップ。GKは西川。

遠藤さん、興梠さんがリオ五輪のため離脱。さらにウガが前節のイエローカードでサスペンションという状況で、興梠さんの代わりにはズラタンさんを、遠藤さんの代わりには那須さんを起用しつつ、対鹿島戦では相性のよい高木さんをトップ下で今季初スタメン。さらに関根さんを左サイドに持って行って右にウメという布陣でのスタートとなりました。

2016 Jリーグ 2ndステージ 第5節 県立カシマサッカースタジアム アウェー 鹿島アントラーズ戦

ところがこの布陣が前半はほとんど機能せず。鹿島さんは守備時、ボランチの1枚が最終ラインに下がる形で5バックにしてウチの5トップを捕まえつつ、ウチのビルドアップに対しては2トップが追い込みをかけてパスコースを限定しつつ、無理に入ってきた楔を潰してカウンターという狙い。

サイドも森脇さん、槙野さんのところにしっかりスライドしつつプレスをかけてくるので彼ら2人があまり高いポジションを取れず、結果として前後分断になってしまったことと、前述の通り鹿島さんが5バックでサイドのスペースも消してきたため、ウメ、関根さんも1対1の状況を作れず効果的な攻撃の形が作れずという流れ。

無理にズラタンさんに入れても高木さんや武藤さんとの距離感や、即席のトライアングルということもあって効果的なコンビネーションも発動せず、中央で作れないので益々サイドが活きないという悪循環。

一方の鹿島は網を張って奪ったボールを確実にゴール前まで運び、チャンスメイク。この試合ではラストパスの精度が低く決定機ということで言えばそれ程多くは作られなかったものの、試合の流れは完全に鹿島という前半になってしまいました。ここで失点していればほぼワンサイドでやられていた可能性もありますが、そこをしのげたことで後半につながったかなと。それくらいいつやられてもおかしくない試合展開。

後半立ち上がりにズラタンさんを諦めて忠成さんを投入、さらにトップ下ではなかなか持ち味を出せていなかった高木さんを青木さんに代えると柏木さんを1列前に。後半立ち上がりはウチが非常にいい試合の入り方して、特に交代した忠成さんが再三相手のディフェンスラインと駆け引きしつつ裏抜けの動きをしてくれたことで相手ディフェンスラインを下げさせ、結果として中盤にスペースを生んでくれたこと、さらに青木さんが入ってからはその中盤で彼が広い範囲をしっかりカバーしながらボールを引き出し、前線とのリンクマンとして機能してくれたため、本来のウチの形に。

ところがこのいい流れで試合が回り出した矢先の60分、鹿島の土居聖真選手に一瞬の隙を突かれて先制ゴールを許すと1点を追う展開に。ウチの右サイドで鹿島に起点を作られると、全体がスライドして同サイドに気を取られたところで逆サイドから斜めに入ってきた土居選手にうまく合わせられる形でしたが、クロスが上がる直前、土居選手、さらに外側で遠藤選手(だったかな確か)が、関根さんに対して数的有利な状況でフリーになっていて、ここの守備ポジションの修正が全くできなかったことが失点の要因となりました。人数は足りていた状況ですので、あの辺のポジションの修正などはもう少し精度を上げてもらう必要があると思われます。

ただ、この日素晴らしかったのはこの失点からすぐに立ち直り、2分後の62分に忠成さんの同点ゴールですぐに試合を振り出しに戻してくれたこと。サイドでウメとの素晴らしいパス交換で相手サイドの裏のスペースに抜け出した柏木さんが、絶妙なタイミングで中央への精度の高いグラウンダークロス、これを忠成さんが落ち着いてゴールに流し込んでのもの。

柏木さんがサイドに流れたことで鹿島のマークがずれ、柏木さんがフリーでランニングできたことが大きかったですが、右足での正確なクロスと、忠成さんの中央への入ってき方、タイミングも完璧で、素晴らしいゴールでした。

さらに73分には逆転ゴール。この得点の半分くらいは中盤での青木さんの頑張りが生んだといっても過言ではないくらい彼の素晴らしい頑張りから左サイドを駆け上がった武藤さんへ絶妙なパス。これを武藤さんが思いきってゴール前まで仕掛けてシュートを放つと、このシュートを曽ヶ端選手が(得意の)ポロリ。これにしっかり詰めていた忠成さんが押し込んでのもの。武藤さんのシュートも素晴らしかったですが、諦めずにしっかり詰めた忠成さんのゴールへの姿勢が生んだゴールだったと思います。

その後は鹿島に押し込まれる時間帯も作られるものの、全員が最後まで運動量を落とさず戦いきり、アウェーで貴重な勝点3をゲット。鹿島との勝点差を0にすると共に、首位川崎との勝点差も5のまま、首位追撃に弾みを付けました。

さて、次は1週間のインターバルを置いてアウェーで甲府と。ここから甲府(アウェー)、湘南(ホーム)、名古屋(アウェー)と、順位的には残留争い中の下位チームとの戦いが続きます。得てして今節のような上位対決で素晴らしい試合をしたあとの、残留争いで必死なチームとの対戦というのは足下をすくわれがちで、気が抜けません。

しかも名古屋戦のあとは川崎との直接対決が控えていますので、そこまでにきちんと下位相手に連勝して川崎にプレッシャーをかけつつ、直接対決でぶっ倒して首位をいただくくらいの強さが必要になると思いますので、8月に入り、いよいよ気温も高くなってコンディション的には厳しい状況になると思いますが、サポも気合い入れてサポートしていきましょう。

試合データ

観客: 30,249人
天候: 晴のち曇
試合結果: 鹿島1-2浦和(前半0-0)
レッズ得点者: 李(62分)、李(73分)
警告・退場: 槙野(警告×1/ラフプレー)
主審: 松尾 一氏
順位:(2nd第5節終了時点): 年間3位(14勝4敗4分/勝点46)/ 2ndステージ 2位

おまけ

サーロインステーキ & チョリソ - ブラジル料理専門店 ベリンバウ

毎度鹿島サッカースタジアムは早い時間帯に行かないといけない割にスタジアムの周りに何にもなくて待ち時間をどうしようかなっていうのが悩みだったんですけど、今回たまたま散歩中に見つけて入っていたブラジル料理専門店「ベリンバウ」さん(スタジアムから徒歩5分くらい)がめちゃくちゃ美味しくて大発見でした。何でもっと早く気がつかなかったんだ......

昼間っからお肉料理ってのもあれですが、ステーキにチョリソがのった写真のランチメニューが最高でした。なんか鹿島の選手も御用達らしくて店内にはサインユニフォームが飾られてたり、俺らからするとアウェー感がすごいんですが、たまたま浦和のレプリカに着替える前に立ち寄ったためバレずに済んだかな。

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