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ACL 2015 グループG 第2節 埼玉スタジアム2002 ブリスベン・ロアー戦

シーズン開幕のアウェー水原三星、国内最初の試合となった、FUJI XEROX SUPER CUP 2015 のガンバ戦と残念な結果が続いた状態で迎えた今シーズンのホーム開幕戦となる試合は、ACL、ブリスベン・ロアー戦。平日夜の試合でしたが開始時間帯は比較的暖かく、過ごしやすい環境でのキックオフとなりました。

ACL 2015 グループG 第2節 埼玉スタジアム2002 ブリスベン・ロアー戦

結果的にはまたも残念な敗戦で今シーズンはいまだ勝利なし。那須さんの退場など厳しい状況もありながら、1点を必死で追いかけた試合でしたが結局その1点が遠く、逃げ切られる形になってしまいました。

今日のスタメンは最終ラインに森脇、那須さん、槙野といつものメンツ。ボランチが阿部ちゃんと啓太のコンビ。両ワイドに新加入の加賀さんとウガ。2シャドーに柏木、ズラタンさん。興梠がワントップに復帰(前半はズラ・興梠の2トップ、後半からズラ→石原として興梠ワントップに)。キーパーは不動の西川さん。

加賀さんのサイドって言うのがちょっと意図がわからなかったですけども、個人的には今日の布陣でサイドが左、橋本さん、右、ウガだったら結構ベストメンバーかなと思ってたりするので、期待してたんですけども。

ブリスベン・ロアーの試合は始めて見たんですが、オーストラリアだけあって皆さんやはり身体もでかく、球際もかなりスピーディに激しく来ていたので、序盤の相手からの前プレで少し戸惑った感はありましたが、とはいえ入り的にはウチはいつも通りの感じ。

ただ、相手が試合開始と同時にハイペースでぶっ込んできたのに対して、ウチはちょっと緩めに入ったのが災いした感じで、まさかの開始3分で失点。

開始早々に左サイドでルーズになったボール(たしか相手シュートが一回那須さんか誰かのブロックに当たった後)を奪いきることができず再度持ち込まれたところで、柏木が一瞬ボール奪取するも阿部ちゃん(だったよな?)との連携ミスで運が悪いことに2人とも外される形になっちゃったのが痛いミスで、その後は槙野が必死でスライディングブロックに行くも届かず、シュートもニアサイドにものすごいいいシュートだったのでさすがの西川さんも触れずという失点。

柏木と阿部ちゃんのところ、ミスっちゃミスだったんだけど、シュートも素晴らしかったし、あれは打った方を褒めた方がいいんじゃないですかね。時間帯も早かったし、慌てるような試合展開ではありませんでした。

実際にその後は興梠が復帰してくれたことでトップにボールも比較的入るし、そこで溜めてくれるから周囲も上がれるしでやっぱり興梠さんがトップにいると流れが変わることは確認できましたので、今年も興梠さんフル稼働まったなしの状況になりそう。ただ、前半の2トップにははっきり言って反対。ズラタンと興梠が並んでしまうことでトップ下に人がいなくなり、柏木がポジション下げちゃうと2トップが孤立した状態でサイドと合わせても4枚しか前線にいない状態になることで相手の4バックが対応しやすく、ギャップが生まれない。

ブリスベンも最終ラインのマークはかなりきちんとついてくるので、ズラタンさんですらなかなか前を向かせてもらえず、前述の通り、プレッシャーを嫌って柏木がポジションを下げちゃうとトップで人が足りず、そこにボールが入ってからの連携もイマイチで決定機は作れず、結局前半は1点リードされたまま折り返し。

後半開始と同時にズラタン→石原、加賀→ウメと2枚同時替えして興梠をいつもの1トップに戻したことで前線での連動も出始め、また、攻撃のスイッチも入れたことで、立ち上がり10分間は決定機もあってこれは追いつけるかな?と期待した矢先にまさかの那須さん退場の悲劇。

最終ラインで那須さんに戻って来たボールが少しゆるくて、相手に詰められたところで焦って蹴ったボールを相手に引っかけられて入れ違えられちゃったので後ろからつかんで倒した決定機阻止。レッドカードは妥当でしたがあのミスはキツい。

那須さんのミスっちゃミスなんだけど、その前の那須さんへの戻しも相手が結構前からプレスかけて来る状況がわかっているにも関わらずゆるかったし、那須さんへのパスコースを作ってあげる周りの動きも悪く、渡しっぱなしになっていたので、焦る気持ちはわかる。とはいえ、あそこは完全な最終ラインなんだからやばいと思ったらサイドに蹴り出してでもセイフティーに行ってもよかったんじゃないかと思いますが、まぁそれは言っても仕方ないので。

折角流れをつかんできていて、ここから逆転に向けてっていうときに1人減ってしまったので、もうこうなると試合展開的にはどうしようもない。負けてる状況で1人少ないチームができることなんてそれ程多くないですから。

ただ、それでも選手は諦めず、数的不利ながらも何度か決定機を作り、せめて同点にさえしてくれれば...... と願ったものの叶わず、結局そのまま1点を守り切られて敗戦となりました。

状況は厳しいっすね。

なんかスタジアムの雰囲気もよくなかったですけども、こういう厳しい状況でこそ、後押しするのがサポの役割だと思ってるんで、勝てないのはめちゃくちゃ悔しいけど、選手はもっと悔しいんだし、ここでサポが先にキレちゃってどうすんの? ってものあるので前向きに次の試合、本当に大事なリーグ開幕戦に向けて気持ち切り替えて行きたいです。

勝ったときだけ We are Reds じゃないんですよ。勝てない時も俺たちはレッズなんだし、選手と一緒になって戦うって時に必要なのは厳しい状況でもその背中を押せるような言動であって、選手に不満や罵詈雑言をぶつける事じゃない。と思ってますので選手を信じて湘南戦に備えたいと思います。

試合データ

観客: 13,527人
天候: 晴れ
試合結果: 浦和0-1ブリスベン・ロアー(前半0-1)
レッズ得点者: -
警告・退場: 那須(退場)
主審: タンタシェフ 氏

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