2026/27 シーズン ホーム開幕戦だったので一応メモ書き

どうも。1年ぶりに書いていますが今回もホーム開幕戦を現地で観た感想だけ簡単にメモっておきます。
ちなみに前提を書いておくと、俺は現監督の招聘には反対の立場で、当然ながら現監督の過去の実績を基本的に評価していない。まず湘南時代の話など、明確にパワハラ被害が報告されている以上、その期間中の彼の指導方法は評価に値しない。京都時代のJ1在籍期間においても2025年に3位躍進したとはいえ他の3年間は残留争いしかしていないわけで、過去のパワハラ問題などを踏まえて、少なくともリスクを獲ってまで無理に就任を推すような監督ではない。
あとは好みの問題ではあるが、俺は基本的に彼のサッカーが好きではない。ゲーゲンプレッシングなどと言えば聞こえはいいが、日本ではなぜか「球際の強度」だの「前から行く勢い」みたいなものに誤解されてる感がある。本来はボール喪失直後の局面をどう設計するかという戦術原則であって、闇雲にプレスをかけに走ることではなく、周囲の選手が高度に連動して相手の選択肢を消し、ボール周辺を圧縮する集団行動。重要なのは相手のボール位置や身体の向き、パススピードなどから「プレスのかけ時」をチーム全体で瞬時に判断し、複数人が連動して相手を適切に狭いスペースに追い込む練度が必要で、「前から行け」「気持ちで負けるな」みたいな低レベルな話ではない。
今シーズンはPSMでやった大宮戦を現地観戦、アウェーでのリーグ開幕、ガンバ戦をテレビ観戦しているけど、少なくともこの2試合でのうちの守備はこのような高度な戦術に基づいたものではなく、単なる特攻プレスであって、結局外されて後追いでファールしたり、プレスに行く判断が遅れてファールしたりみたいなシーンが目立ち、こんなのスコルジャさん時代になんか無理して前プレ行ってた時とやってることは同じ。スコルジャさん時代の方が外された後に各自が戻るポジションやスペースは徹底されていた分、守備という面ではマシだったけど、今は外されたらそこは外されたやつの責任な、って形になってるのでリトリートすらままならずゴール前まで一気に押し込まれる。
繰り返すが好みの問題なのでこういうサッカー(要するに前からガーっと行ってわーっと戻ってみたいなひとりオープン展開みたいなやつな)が好きという人はそれでいいが、個人的にはこんな脳みそ筋肉サッカー、まったく理論的でないお気持ちプレスの連続をみせさせられるのは苦痛である。ガンバ戦で10人になってから一時は逆転したことをもって「勝ちにこだわる姿勢が見えた」だの「感動した」だのいってる層があるが全く理解に苦しむ。感情論ばかりで論理的でない「がんばったのだからよいではないか」みたいな考え方は俺が一番嫌いな考え方だ。3点獲ろうが4失点して負けたことには変わりなく、どちらかといえば相手が1人少ないにも関わらずわざわざオープンな展開に付き合って3失点もしてくれたガンバの方が大丈夫かおまえらと心配されるレベル。
と、ここまで前提なんだけど、つまり俺はそもそも今シーズンのサッカーに期待していない。とはいえ、最初から「ほらみろ」などと言うつもりはなく、浦和のスカッドを活かしてよいサッカーを展開してくれるのであれば手の平を返す準備はしていた。ところが今回のホーム開幕戦を現地で観て、こりゃ本格的にダメかもねという感想しかなかった。
100年構想リーグ以降、監督が代わった広島は、スキッベさん以前からの3バックを基本としつつも、そこまで前線からのプレスを全面に出さず、きちんと選手のポジショニングで相手をズラしながらボール保持する方向性に移行しており、正直頭使わない特攻プレスしかできない今のうちには苦手と思える相手。試合開始前の時点ではうちも3バックスタートにしてフルコートでマッチアップさせて捕まえに行く状況を作るかな、なんて思ってたんだけど、4バックスタートだった。
このメンツは3バックスタートでしょうか
広島とマッチアップさせるならそうするか— Yoshiki Kato (@burnworks) August 15, 2026
まぁスタートのフォーメーションなど試合展開の中で変えればいいので、3バックじゃないから良いとか悪いとかはないんだけど、4-3-3 の前3枚+2シャドーで相手の3バック+ボランチに対して出ていく、両SBは相手WBを潰しに出る、と、相手GKを入れなければ数字的には確かにハマるんだけど、実体は相手にうまくGK使って数的優位を作られることで全くハマっていない。
あえて低めにポジションをとる相手3バック+WBにうちの前3枚が何でもかんでも出て行っちゃうわ、おまけに渡邊凌磨さんがなぜかサイドにプレスに出て行ってしまうので相手ボランチが1枚浮いてたりするから、サイドから内側のボランチに落とされるともう前5枚が全部背中取られるみたいな大惨事。SBのボザさんも果敢に前に潰しに行くのはいいけど基本遅れてるので背中がら空きだし。結果として宮本さんが結構無理なスライドしないといけないから中央が空く、アンカーにいる安居さんが1人じゃ絶対無理でしょっていう広大なスペースをカバーせざるを得ない状態+相手ボランチに対して数的不利になっちゃって広島に押し込まれる展開。
安居さんの両脇にCBが出られるならまぁなんとかなるけど、ボザさんの裏使われると宮本さんはサイドに引っぱられてるし、相手1トップのアレー選手やトップ下から加藤陸次樹選手、鈴木章斗選手がバンバン裏に仕掛けてくるので工藤さんもなかなか潰しに出られず、結果ボール奪取位置も自陣深くになってカウンターは発動せず、ボール持たされるとパスコース探して最終ラインがさまよった挙げ句ワントップに向かって蹴るだけ。ワントップのオナイウさんも全くボール収まらないので何も起こらずセカンドボール回収されてまた相手の攻撃ターン、っていう繰り返し。何を見せられてんだこれ。
1失点目なんか駄目な前プレの見本みたいな失点で、前が出ていく、WBに対してSBのボザさんが遅れる→そこからワンタッチで背中獲られる→さっき書いた安居さんのカバーエリアがら空きからのサイドチェンジ→ハーフスペース獲られてクロス→逆サイドからズドン。現地で観ていてもあまりにきれいに崩されすぎて頭抱えて見てるしかなかったわ。
後半は3バックにして相手に合わせに行ったら今度はご自慢の球際で全部負けるってなんやねん。これもね、「インテンシティ」を勘違いしている人が多いんだけど、単に強く当たればインテンシティが高いじゃないんですよ。重要なのは判断スピードやプレスに出ていく時点でのポジショニングの適切さなどが重要で、広島の方がそこがきちんと整理されているから最初の出足が速いし、先にボールにコンタクトできる。結果前半よりもほぼ一方的にボコされて終わってみれば2試合連続4失点。全節の4失点は「退場があったので」というエクスキューズがあったけど、今回は11人対11人で普通にボコられた。救いがねぇ。
ということで、こんなこと続けているなら絶対に自体は好転しないですよ。だってなんも仕込めてないし。あんまこういうこと言いたくないですけど、早めに損切りして立て直して欲しいが、とはいえ次の監督候補もろくにいない状況で早期解任もリスク。今年はまじでサポーターとしての忍耐力が試されるシーズンになりそうだ。
結局愚痴しか書いてないな。事態が何か好転したらまた書きます。
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