Jリーグ第19節 埼玉スタジアム2002 サンフレッチェ広島戦
前節、アウェーで貴重な勝点3を奪って、さらに連敗も止め、ここからもう一度勢いに乗りたいホーム、埼スタでのJリーグ第19節は、現在首位の広島を迎えて。ここで勝てるかどうかで今年の優勝できるかが決まるって言ってもいいくらい重要な一戦でしたが、結果は3-1とほぼ完勝の出来で、連勝となりました。
今日のスタメンは最終ライン、森脇、那須、槙野。ボランチにやっと戻ってきてくれましたの啓太が阿部ちゃんとコンビ。トップ下に柏木と元気。両ワイド、ウガとヒラ。興梠ワントップの、GKは順大。
そして、今日の試合をひとことで言えば、啓太の存在の大きさを思い知らされる試合でもありました。
広島とはシステム的にもやってるサッカー的にもほぼ同じ。基本的にはポジション的なミスマッチは起きずにマッチアップする状況になるわけで、個々の局面で相手を上回った方が勝つっていうある意味ノーガードの殴り合いに近い感じの試合になるわけですが、そういう意味では今日のウチが広島さんよりも高いクオリティを発揮した結果のスコアと言っていいんじゃないでしょうか。
特に守備面では広島の佐藤寿人、高萩、石原には常にマンマークでほぼ前を向かせて仕事をさせなかったので、広島に大きなチャンスを作られたのは、前半に1回あった、ヒラのサイドで思いっきり裏取られて、中央の高萩に戻されたシーンくらい(逆サイドから絞ったウガと順大が体はって守ってくれた)で、ほぼ狙い通りに完封できていたといっていいと思います。
攻撃面では、啓太が戻ってきてくれたことで中盤でのボールの引き出し、配球という面で、大きく中盤が活性化し、効果的なビルドアップができていました。また、相手のカウンターになりそうなシーンでも啓太や阿部ちゃんがその芽を中盤で確実に摘んでくれていたので、そこからさらに逆カウンターといった形で攻撃に繋げることができていて、攻守転換の速い、ウチらしい攻撃ができていたと思います。
さて、得点はまず立ち上がりの5分に興梠。セットプレーからですが、柏木からのボールをゴールからはかなり遠かったですが、うまくディフェンスラインの前でボールを触ると、打点の高いヘッドでゴールに流し込む、レベルの高いゴールでした。
さらに、前半28分には順大からのボールを興梠がうまく収めて元気に落とすと、そこから元気がドリブルで仕掛け、広島ディフェンスがその対応に引っ張られたところをうまく裏のスペースに抜けた柏木にスルーパス→ダイレクトで逆サイドに低い折り返し→興梠がシュート。でこれが決まってればよかったんですが、相手ディフェンスに当たって跳ね返るも、そこに詰めていた元気がうまく押し込んでくれて追加点。
今日は興梠のポストプレーのうまさも際立っていました。難しいボールでもほぼきちんと収めて繋いでくれるので、その落としに対して元気や柏木が縦のスピードに乗った状態でプレーできたり、溜ができてサイドも上がれるし、やっぱ彼のポストプレー能力は素晴らしいものがあります。
さて、追加点を取ったまではよかったんですが、その直後に上で書いた高萩の決定機がありました。ここで2-1にされると流れ的に相手に持ってかれて嫌な感じだったんですが、これをしのいでくれたのは大きかった。そのまま2点リードで後半へ折り返し。
後半も流れ的には前半と変わらず。55分にはヒラのいい縦への仕掛けから、思い切って入れた速いクロスに興梠が足先でうまく触ってこの日2得点目でスコアは3-0に。これでほぼ試合は決まりました。
啓太を暢久に、さらに興梠→阪野、元気→マルシオとカードを切ってケガ明けの啓太を温存する余裕もあった(元々70分くらいの予定だったのかもしれませんが)ので、冒頭で書いたとおり完勝といっていいと思います。
後半アディショナルタイムにコーナーキックからですが失点したのがもったいなかったですが、内容的にも満足できる勝点3だったんじゃないでしょうか。
なんか、80分くらいで電気系のトラブルからオーロラビジョンが急に消えるっていうアクシデントがあって、最後の方残り時間がわからずにドキドキしましたけどね。
ということで、これで1週間後、来週の週末はアウェーで名古屋と。今日勝ったことで、首位の広島とは勝点2差。さらに上位4チームが勝点1差で並ぶっていう混戦状態ですので、1つの勝ち負けで大きく順位が動きます。ここはきっちり3連勝して、首位に立ちたいっすね。
試合データ
観客: 42426人
天候: 晴れ
試合結果: 浦和3-1広島(前半2-0)
レッズ得点者: 興梠(5分)、元気(28分)、興梠(55分)
順位(第19節終了時点): 3位(11勝4敗4分/勝点37)
警告・退場: -
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