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Jリーグ第28節 埼玉スタジアム2002 コンサドーレ札幌戦

...前節のレビューの最後に書いた心配ごとがホントになるとは...なんつーか、こういう「ここで勝っておけば」っていう試合を落とすのは近年、ウチのお家芸状態になっていますが、今日もそれ。とはいえ、札幌さんもウチをよく研究されたようで、守備面ではウチのストロングポイントをことごとく消し、そこからのカウンター一発狙い。結果的には完全に狙い通りにやられたなと。

Jリーグ第28節 埼玉スタジアム2002 コンサドーレ札幌戦

スタメンは前節、警告の累積で出場停止だった啓太が戻って、いわゆるベストメンバーに。最終ラインにツボ、永田、槙野。阿部ちゃん、啓太のダブルボランチ。ウメとヒラがアウトサイドに、2シャドー、柏木、マルシオ。元気のワントップ。

今日の札幌は3バックを採用(最近3バックやってるのね)して、3-4-2-1。3-4の4の両サイドが最終ラインに吸収されての5バック気味になるため、中央は元気、マルシオ、柏木のところをきっちり消せるだけの人数がいるのに加えて、ウメ、ヒラのサイドも5バックの両翼がケアするのでなかなかフリーになれず。特にヒラのサイドは札幌ディフェンスがウチの楔が中央に入ったときでもあまり中央に絞らず、常にヒラをケアして、フリーにさせない守備をしていたため、右サイドからの攻撃がほぼ沈黙してしまったのがまずは痛かったところ。4バックのままやっててくれた方がウチはやりやすかったのによ...

さらに、トップ、中央の3人が抑えられたときは、永田や阿部ちゃんが持ち上がってそこからサイドっていうのもウチの狙いの形ですが、今日はそうしようにも、前述の通りサイドがフリーにならないので出しどころがなく、逆にムリに中央で楔を入れようとして引っかかり、カウンターを喰らったりとなかなか攻撃の形を作れませんでした。

で、札幌は全員が自陣に戻って守備を固めるため、ゴール前にスペースがほとんどなく、これは崩すの難しいなっていう。それでも何度か決定的なチャンスを作るも決めきれず、これはちょっと難しい試合になりそうなんて思っているうちに両チーム無得点のまま前半終了。

後半も流れは変わらず、最悪なことに先制点は札幌。札幌の古田選手に入った楔のパスに対して永田が対応するも、あっさりターンでかわされてフリーでゴール左隅に豪快に決められて失点。完全に1対1の局面で上回られた、言い訳のしようがない守備のミスでした。

ただ、後半もウチは決定機を何度か作り、特にマルシオは前半も後半も1回ずつそれは決めてくれよというチャンスがありましたが、両方とも決めきれず...そういうときってのは得てしてやられるもんです。

後半30分にはカウンターから札幌の古田選手にこの日2得点目を許して突き放されると、終了5分前にウメが1点を返すも、そのまま試合終了。痛すぎる勝点0となりました。

ホームでのガンバ戦の時にも書きましたが、この試合でもやはり、自分たちのやりたいことがハマらないときの次の1手という面では厳しいなという感じで、先制点を許したあと、ヒラ→ウガ、啓太→ポポと2枚同時にカードを切って、柏木をボランチに下げたものの、流れ的には大きな変化は付けられませんでした。また、矢島くんも投入されたものの、プレー時間が短すぎて影響は与えられず...

ま、90分を通して、複数回の決定機は作ってるんだし、その決定機にきちんと決めきれないってのが一番の問題っちゃ問題なんですけどね。

とはいえ、愚痴ってばかりいても仕方ないので気持ち切り替えて、週明けには佐賀で天皇杯の3回戦、カマタマーレ讃岐戦がありますし、そこから1週飛ばして、20日にはアウェーで上位の仙台と直接対決があります。ここが踏ん張りどころですので、選手達には自分たちのサッカーを信じてもう一度気合い入れ直してもらいたいですね。

試合データ
観客: 30692人
天候: 晴れ
試合結果: 浦和1-2札幌(前半0-0)
レッズ得点者: ウメ/86分
順位: 3位(28節終了時点/13勝6敗9分/勝点48)
警告・退場: -

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