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Jリーグ第32節 埼玉スタジアム2002 サンフレッチェ広島戦

8月の鹿島戦での勝利を最後に、ずーーーとホームでは勝てない状態が続いていたわけですが... いやぁ勝つってほんといいもんですね。しかも啓太が1ゴール、1アシストのスーパー啓太状態。首位の広島を完封して勝点3を奪ってくれました。

Jリーグ第32節 埼玉スタジアム2002 サンフレッチェ広島戦

今日のスタメンは、柏木がケガの影響でベンチから外れ、GK順大、最終ライン、槙野、暢久、ツボ。ボランチに阿部ちゃん、啓太。2シャドーにウメとマルシオ。両ワイドにヒラとウガ、元気ワントップという布陣。

広島には開幕戦で佐藤寿人にやられて負けています。あれから約8ヶ月、その間、リーグ戦だけでも30試合以上を消化して、共に成長した部分もあると思いますが、今日はウチの力が広島を上回った形。開幕戦の借りを返せました。

いうまでもなく、ウチと広島はやってるサッカーはほぼ同じ、兄弟チームとか言われるような関係ですので、完全なミラーゲーム。あちらが狙ってることはこちらが狙ってることだし、あちらの弱点はこちらの弱点とも共通する点があったりと、あとは個々人の能力や個性の差くらい。

もともと両チームとも前からガンガンプレスかけて行くようなチームではないので、立ち上がりは比較的ゆるりとした入り。ビルドアップはお互いに後方でボール回ししつつ相手の食い付きを利用して空いたスペースを使いたい、だけどお互いにそれはわかっているので守勢に回った場合はしっかりと守備ブロックを作って、入ってくる楔のパスを潰してからのカウンター狙い的な流れに。

ただ、ウチは最終ラインを広島より高めに設定して中盤をコンパクトにしたことで球際に対するアプローチもはやく、セカンドボールも拾えたことでいい入り方ができたと思います。ただ、広島も好守の切り替え、帰陣がはやく、時間がかかるとブロックをしっかり作られてしまうのでお互いにチャンス自体はそれ程多くない前半に。

それでも機を見て全体を押し上げつつ前プレをかけ、相手最終ラインのミスを誘ってからのチャンスメイクなど、今まであまり見られなかった前線からの連動した守備もあったり、今日の試合に対する選手達の気合いの入り具合も伝わってくる感じでした。実際惜しいチャンスも何度かあったり、そのせいで広島もイマイチリズムに乗れていない感じもしたので、そこは進化が見られた点じゃないかなと。また、広島のサイド攻撃の起点になるミキッチに対しては、複数人数で対応できていたのと、ほとんど縦には突破させなかったのも大きかったと思います。

先制点は啓太のアシストからウメ。順大からのパスを中盤で受けて前を向いた啓太と、その瞬間、ボールを受けに相手ディフェンスを引き連れて下りてきた元気の動きでできたスペースにウメがいい動きだし→そこに啓太からの素晴らしいパス→ウメがトップスピードで絶妙のトラップ、ワンタッチでシュートを打てる位置にボールを置くと、そのままディフェンスが詰める一瞬の合間にニアポストと広島GK西川の隙間をぶち抜く素晴らしいシュートを叩き込んでのもの。ホント素晴らしいゴール。

先制時点で前半は残り5分程度。そこからはうまく時間をコントロールして折り返し。

後半、立ち上がりに細かいパス交換から広島に中央を崩されてシュートまで行かれるなど、きわどいシーンもありましたが、最後のところで踏ん張って失点は防ぐと、そこからは1点を追いつこうと前掛かりになってきた広島に対してカウンターで追加点を狙う形に。そんな中、啓太が自陣、センターサークル付近からスルスルとドリブルで持ち上がると、そのまま中央を突破してゴール前まで持ち込みシュート。それが決まって追加点。広島の守備のミスもあったものの、思い切って持ち上がったのと、キーパーの位置を見て冷静に流し込んだシュートはベテランらしいプレーでした。広島が前掛かりに来ていたところでそれをくじく追加点、これで試合はかなり楽になりました。

その後はディフェンスラインがきっちり仕事して、広島の攻撃を完封。無失点で締めてくれました。ケガの永田に代わって前節からスタメンをはっている暢久さんもさすがの働きで、最終ライン中央に鎮座して相手攻撃をきっちり潰し、攻撃時にはサイドやトップへの正確なロングフィードや楔のパスでゲームを組み立て、存在感を示していました。啓太にしても、暢久にしても、あとツボも途中、もうちょっとでアシスト!っていう絶妙なクロスをマルシオに供給するなど、終盤に来てベテラン勢がチームを引っ張る仕事をしてくれているのは頼もしい限り。残り2試合もこの調子で行って欲しいものです。

さて、次節は(リーグ戦では)今年最後のアウェーゲーム。ベアスタで鳥栖との試合ですが、きっちり勝って帰ってきたいですね。今節もらったイエローで槙野が次節出場停止なのが痛いですが、水輝あたりがしっかり代役を務めてくれる (それか阿部ちゃんを下げて柏木が復帰できるならボランチに入れるとかですかね) ことに期待したいと思います。

試合データ
観客: 41296人
天候: 曇り 時々 雨
試合結果: 浦和2-0広島(前半1-0)
レッズ得点者: 梅崎(41分)、啓太(61分)
順位: 3位(32節終了時点/14勝8敗10分/勝点52)
警告・退場: マルシオ(警告×1/遅延行為)、ツボ(警告×1/反スポーツ的行為)、槙野(警告×1/反スポーツ的行為→次節出場停止

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Yoshiki Kato / burnworks
Yoshiki Kato
埼玉県出身。サッカー、フットサル (観戦 / プレー)、モータースポーツ観戦、格闘技 (主にボクシング) 観戦、インターネット、音楽鑑賞、筋トレ、腕時計収集が趣味。サッカー 4 級審判員、ウオッチコーディネーター(上級 CWC)資格認定者。好物はゼリー、グミ、お酒、ラーメン。