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Jリーグ第12節 埼玉スタジアム2002 サガン鳥栖戦

前節、鹿島にホームで勝って、連勝といきたいJリーグ第12節は、ホーム埼スタにサガン鳥栖を迎えて。鳥栖さんは今年ちょっと苦しんでて、順位的には下位に低迷していますが、ウチが比較的苦手な高さを活かした放り込みサッカーやってくる点からも決して楽な相手ではありません。

Jリーグ第12節 埼玉スタジアム2002 サガン鳥栖戦

しかし、今季初の大量得点。6得点して、6-2と、きっちり快勝してくれました。

今日のスタメンは、前節から怪我で離脱したウガをウメに代えた状態。最終ライン、森脇、那須、槙野。ボランチに阿部ちゃんと啓太。2シャドーに柏木と元気。両ワイドにウメとヒラ。興梠ワントップ。GKは順大。

前半から両チーム共に特色を出したぶつかり合い。鳥栖もほぼ狙い通りと思われる入りで、ボールを奪ったらウチの槙野、森脇、両サイトの裏のスペースにロングボールでサイドを崩してからの中にいる豊田っていう狙い。ウチもいつも通り最終ラインでビルドアップしつつ、元気や柏木のところに縦につけてからのサイド。もしくは、那須さんや阿部ちゃん、啓太から直接ウメやヒラに展開してのクロスという形で、お互いにチャンスを演出していました。

鳥栖は中盤でのプレスも早く、前半に関しては前からのプレスはそれ程かけてこなかったものの、しっかり守ってカウンターっていうやり方で、中盤でのプレスも早いので、高い位置でボールを奪われると決定機を作られる、ワンミスが命取りになりそうな緊迫した試合展開でした。

そんな中、先制点は阿部ちゃん。サイドでボール受けてペナルティエリア内に侵入した興梠が、相手ディフェンスに倒されてPK獲得。これを阿部ちゃんが冷静に決めてのもの。サイドで何度か1対1が作れていたのが功を奏しました。

しかし、その後は一進一退のままお互いにチャンスを作るも得点のないまま前半は折り返し。

後半になると鳥栖はガンガン前からプレスかけてボールを積極的に奪いにくるサッカーになったため、ウチのビルドアップもなかなか時間をもらえず、押し込まれる展開に。本来、ウチのやり方は、相手が前プレかけてきてくれる方がそこでいなしてフリーの選手を作りやすいんですが、選手達もそれをしっかり狙っているものの、やはり焦ってミスをするとそこから強力なカウンターを喰らうので難儀しているように見えました。

ただ、今日の素晴らしかったのは、そういうあまりよくない流れで入った後半の立ち上がり、槙野が見事なグラインダーのミドルシュートを決めて追加点を取ってくれたこと。鳥栖も後半の早いうちに追いつきたいと思って前に出てきたんだと思いますが、その目論見を打ち破る追加点でした。

しかし、鳥栖も簡単には勝たせてくれません。追加点を奪って10分も経たないうちに、ロングボールに逆サイドから斜めに走り込んできた鳥栖の岡田選手にうまくフリーでトラップされると、対応した槙野のミスもあってうまく順大の股をぬく技ありシュートで1点差に。しかもここから10分間は激しい打ち合いに。

失点の9分後には鳥栖を左右に揺さぶった上で右サイドでフリーになったヒラにボールが渡ると、ヒラからピンポイントなクロスが中の興梠に。それを興梠が完璧なヘディングで合わせると2試合連続ゴールとなる得点で3-1と鳥栖を突き放します。ところが、その1分後には、またもロングボールからゴール前で決定機を作られると、そこは順大が身体を張って守ったものの、そのこぼれ球をクリアし損なって再奪取されると、豪快にミドルシュート叩き込まれて再び1点差に。

この場面、順大が必死に身体に当てて豊田(だったよね?)のシュートをはじいたこぼれ球を、セイフティーにクリアすればよいものを、ウメ(だったと思うけど)がドリブルで相手をかわそうとして引っかかって奪われ、そのままミドルシュートに繋げられるっていう形でしたが、ちょっとプレーが軽かったですね。あの低い位置から無理にドリブルする必要はなかったです。

このゴールで勢いづいた鳥栖は、ここから80分くらいまでガンガン押し込んできて、ウチはしのぐ時間帯に。ロングボールで高さを活かした放り込みをされるため、ウチはラインが下がってコンパクトさが薄れ、セカンドボールを拾われまくって2次攻撃を喰らうっていう繰り返し。ちょっとやばいかもっていう雰囲気でした。

そんな悪い流れを断ち切るように選手交代。ヒラを下げてマルシオをトップ下に入れると、柏木をボランチに下げ、阿部ちゃんをリベロに下げて、森脇をヒラの位置に上げるっていう前節もやった形に。

そしたら、ここから一気にウチのゴールラッシュが。

まず、サイドに流れたマルシオが早いボールをキーパーと相手ディフェンスラインの間に入れると、中央で興梠がおとりになっている外側から入ってきた元気があわせて4点目。これで試合は2点差と、少し楽になります。今日は前半からこういう、相手キーパーとディフェンスラインの間に速い球っていう入れ方が多くてそれはとてもよかったと思います。

4点目が入ったところで柏木に代えて暢久投入。そのまま暢久はボランチに。空中戦に強い暢久を入れることで、これ以上失点せずにきっちり終わらせようという意思を感じました。

さらに、89分には、コーナーキックの関係で前線に残っていた那須さんに、興梠が素晴らしいクロスを入れ、それを那須さんが相手ディフェンス2人に挟まれながらもそれをなぎ倒しつつ頭であわせて5点目。

その後、元気を矢島くんに代えると、その矢島くんがロスタイムに森脇からの絶妙なクロスを頭で合わせて6点目。矢島くんはJリーグ初得点のめでたいゴールとなり、そのまま試合は終了となりました。終わってみれば6-2とスコア的には圧勝ですが、実際の内容的には後半はほとんど鳥栖のペースでしたし、スコアほど両社に差のある試合ではなかったと思います。

とはいえ、久しぶりの大量得点できっちり勝ってくれたのでよしとしましょう。苦しい時間帯もありましたが、しっかり守って最後まで戦い抜いてくれました。

さて、次は国立競技場で柏と。ワールドカップ最終予選に伴う中断期間まで、この柏戦と、すぐ3日後、ミッドウィークにあるホーム仙台戦の2試合ですので、ここはきっちりサポートして、連勝のまま中断期間に入りたいですね。

おまけ

今日もロビーが埼スタに来てくれていました。さらに、北ゴール裏スタンドまで来てくれて、ゴール裏は大騒ぎに。さすがにもう帰国されるそうですが、また会える日が来ることを楽しみにしています。

Jリーグ第12節 埼玉スタジアム2002 サガン鳥栖戦 ロビー来場

試合データ

観客: 31175人
天候: 晴れ
試合結果: 浦和6-2鳥栖(前半1-0)
レッズ得点者: 阿部(26分)、槙野(49分)、興梠(65分)、元気(80分)、那須(89分)、矢島(90+4分)
順位(第12節終了時点 暫定): 3位(7勝2敗2分/勝点23)
警告・退場: 順大(警告×1/遅延行為)

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