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2024 Jリーグ 第6節 国立競技場 アウェー FC東京戦

2024 Jリーグ 第6節 国立競技場 アウェー FC東京戦

3月最後の試合はホームで逆転勝利。気候的にも暖かくなって過ごしやすくなりましたし、ここから気持ちよく連勝街道と行きたい4月最初の試合は、アウェー国立競技場でのFC東京戦。

折角桜も咲いて、春がきたって感じだったのに、今日から急に雨予報。いわゆる菜種梅雨ってやつ?しばらく天気ががよくないみたいですけども、このスッキリしない天気をぶっ飛ばす勝ち試合を期待して、昨シーズン、ルヴァンカップ決勝以来、久しぶりの国立競技場へ。

スターティングラインナップ

2024 Jリーグ 第6節 国立競技場 アウェー FC東京戦 スターティングラインナップ

並びはいつも通りの 4-1-2-3 でスタート。前節、得点という結果を出した渡邊さんが1列前で先発。左のSBには大畑さんを起用。前節今シーズン初スタメンながら、さすがの存在感を見せた岩尾さんが連勤でスタメンとなりました。また、前節、PKながら移籍後初ゴールを決めたチアゴ サンタナさんがあれを機に得点量産モードに入ってくれるかにも注目です。

一方のFC東京は、システム的には 4-2-1-3 と中盤の配置で少しウチとは異なるものの、前節、福岡よりはポジションでかみ合う相手。

ただ、FC東京の3トップ、およびトップ下はかなり流動的に動き回りますし、その中で中盤において最終ラインからのボールを引き出すポイントを作ってくる狙いがあるため、ここをどのように捕まえて前を向く前に潰せるか、その辺がFC東京攻略のポイントかなという戦前の予想。

中盤でボール受けて簡単に前向ける状況を多く作られると結構厳しい感じになると思いますし、そこを許さず、早めに刈り取れば、かなりアグレッシブに最終ラインも高くとる相手なのでウチの攻撃スピードも活かせるかなというところです。

前線からのハイプレスではめて奪ってが機能して先制するも、後半、パワー負けして逆転負け。追加点の奪い方に課題

国立競技場から帰ってきてすぐに書いているのでリプレイとかあまり見なおしてないです。記憶が消えないうちに書いときます。

FC東京のボール保持は、ボランチの2枚が最終ラインに落ちたりと積極的にビルドアップに参加する一方で、前述の通り、前線はかなり流動的に動いて縦にパスコースを作りにくるため、ウチのボール非保持としてはどういうやり方をするのかってのに注目していました。

個人的には相手最終ラインへの規制については前線からのハイプレスではなくパスコースを切るような立ち位置で中央スペースを潰しておいて、縦に入ってきたところを狙って最終ラインからの迎撃とブレスバックで挟み込んで潰すっていう、所謂、ミドルゾーンでの罠の張り方がいいんじゃないかなと思っていたんですが、予想に反して今日は最前線からプレスに積極的に出ていって相手のSBにボールを誘導し、そこから同サイドのSHに対して苦し紛れにパスを出させたところでぶっ潰すという狙いがみてとれました。

実際にそのやり方自体はある程度うまくいったと思うんですが、結構、諸刃の剣で、サイドに追い込んで縦に出てきたところでウチのSBが間に合わないと、普通にハーフスペースでサポートしたトップ下やボランチに前を向いて収められてしまうので、一気に東京のスイッチが入っちゃうっていう。なのでこういう、トランジションからチャンスを創出するってやり方を90分続けるのは無理だろうなと思ってましたし、ハマっているうちに先制できないとちょっとキツイかもってのが正直な感想。

ただ、チアゴサンタナさんがとんでもないロングシュート叩き込んでくれたことで、この狙いは前半、うまくいきます。先制点は東京の攻撃をうまくゴール前ではじき返したボールがチアゴサンタナさんに渡ったところからの個人技カウンターでしたが、うまくターンして前を向いたところからドリブルで持ち出しつつ、相手GKの位置を確認すると思いっきり蹴ったロングシュートは無人のゴールに正確に吸い込まれて2試合連続ゴール。

問題は1点リードして迎えた後半。

前半、かなり前からプレスに出て行っていたこともあり、結構パワー使ったよなと思ってたんですよね。なので後半立ち上がりどういう入りをするのかには注目していました。前半を踏襲するのか、それとも少しブロックをセットするような形にするのか。

ここまでの試合を観ている限り、今のメンツ、やり方では、昨シーズンのような1点を守り切るっていう試合は無理。毎試合、良くて1失点くらいは覚悟しないといけないサッカーをしているので、追加点を獲らないと厳しいだろうし、そう考えれば前半を踏襲して追加点狙いに出るよなと思ってはいましたが、実際にそういう入り。

ところが、先にも書いたとおり、前半にかなりパワーを使っていたので、プレスの出足が鈍ったりすると結構ヤバそうな予感も。そんで実際にそれが現実になってしまいました。後半勢いを持って出てきた東京に、完全にパワー負けした。前が出ていてても後ろがついてこないので中盤にスペース与える形になって東京のストロングポイントを出させて上げたようなもん。

まぁ実際には2失点とも個人のミスからやられたみたいな形でしたし、あんまり個人に責任を押しつけるのも何ですから細かくは書きませんが、1失点目は酒井さんのところで俵積田選手に不用意に寄せたところをバングーナガンデ 佳史扶選手とのパス交換で簡単に置いてかれてペナ内に侵入されたところからマイナスクロスを荒木選手に。

酒井さんは後半立ち上がりにも同じ、俵積田選手との1対1で簡単に突破されて持ち込まれるシーンがありましたし、なんか本人の「いける」っていう判断と実際の身体の動きがマッチしていない感が強かったです。

酒井さんの高さ、推進力、そしてクロスと、多くの面で彼の能力はチームにとって欠かせないものではありますが、肝心の守備面で相手に上回られるようだとちょっと厳しい。ちなみに酒井さん、前半だったか、ヘディングでジャンプした着地をしくじったのか、ちょっと痛そうにしてて心配したんですが、その辺も影響したかもしれません。この失点後、55分でピッチを退く形になりました。

失点後に大久保さんと松尾さんを入れて、酒井さんと前田さんを下げ。両ウィングを一気に交代し、渡邊さんを右のSBへ。

ところがその数分後に失点。何でもないクロスを松木選手に合わされた形ですが、マークに付いていた大畑さんが足を取られて簡単にマーク外したのでもう松木選手からすりゃ触るだけっていうゴールでした。何してんすかマジで。こういう軽い失点は本当に腹が立つがまぁミスは誰にでもあるので仕方ない。

もうあれです、個人的に今シーズンは失点することにはあまり腹を立てないようにしようと決めました。その方が精神衛生上よい。昨シーズンの堅守の印象が強すぎてまだ脳みそが追いついてないですけども、今シーズンはとにかく失点はするんすよ。もうそこは許容しよう。その上で攻撃面に注目した方が建設的で、今節も1得点しかできなかったことを問題視した方がよいでしょう。

攻撃面を考えるとやはり大きな課題はボール保持時の完成度で、ポジティブトランジション、つまり守→攻の入れ替わり局面でチャンスを創出することはできるが、最終ラインからのビルドアップに関してはなかなか効果的にボールを前進させられない。

今シーズンのキモは、いかに両ウィングに1対1局面を与えるかという点になりますが、そこから逆算したインサイドハーフの動き、左右へのボールの動かし方やそのパススピードなど、まだまだ足りないと思わせる点が多いです。

インサイドハーフで言えば、岩尾さんなんかはかなり意識して相手を動かし、同サイドのウィングをフリーにするようなポジショニングやオフザボールの動きをしてるなって感じますが、敦樹さんはあんまりその辺の意識がまだ薄いのか、ほぼボランチみたいな動きするし、結果として同サイドのウィングがなかなかいい形でボールを受けられない。

福岡戦のように、敦樹さんである程度グスタフソンさんの脇のスペースをケアするような立ち位置を取らせるのであれば、別の人、例えばSBなどがインサイドワークしたりしつつウィングをフリーにする囮の役割をしてあげないと難しそう。

この辺は相手もあることなので口で言うほど簡単ではありませんが、ここの共通理解、完成度を上げ、1試合の中でウィングがフリーでボール受けて仕掛けられるシチュエーションを多く創出できるようにならないとコンスタントに複数得点を奪えるチームにはならないと感じます。つーか、コンスタントに複数得点できるチームにならないとそれはつまり勝点を積めないってことなので、ほんとがんばって欲しい。切実。

...... と、なんか書いていて試合レビューと言うより、愚痴と願望が混ざったものになってきたのでこの辺で終わろうと思います。負け試合の記憶なんかは即座に消して、週末の鳥栖戦に期待。

試合ハイライト

試合データ

観客: 49,005人
天候: 雨時々曇 / 気温 16.9℃ / 湿度 71%
試合結果: FC東京 2-1 浦和(前半0-1)
レッズ得点者: チアゴ サンタナ(24分)
警告・退場: グスタフソン(警告×1/ラフプレー)
主審:池内 明彦 氏
順位: 9位(2勝2敗2分/勝点8/得失点差-1)

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