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カシマサッカースタジアム アウェー 鹿島アントラーズ戦(Jリーグ第27節)

アウェー連戦の2つ目はカシマスタジアムでの鹿島戦。本来はホーム埼スタでの開催だった第27節ですが、震災の影響でホーム/アウェーを入れ替えたため、カシマスタジアムでの開催に。前節の清水に負け、ウチの下にいる甲府が勝点を重ねてきているため、ここは正念場となる大事な一戦でした。

カシマサッカースタジアム アウェー 鹿島アントラーズ戦(Jリーグ第27節)

スタメンは、U-22代表に呼ばれていた元気、直輝が復帰し先発。ケガでお休みのヒラに代わってウガが左サイド、あとは永田、スピラ、峻希といつもの最終ライン。ボランチに柏木、小島くんのコンビ。右にマルシオ、左に元気、トップ下直輝のセル1トップという形でスタート。

試合は立ち上がりからウチの選手達の気合いが乗っているのがわかる、勢いのある立ち上がりで、球際も激しく、攻守の切り替えも早くていい感じ。ただ、それで全体的にやってるサッカーが良くなっているかと言えば全くそんなことはなくて、今までと同じ、たいした連動性もなく、個人任せのサッカー。

みんなの気合いが入ってるから見ている限り勢いはあるし、なんかやってくれそうな予感だけはさせてくれるけど、実際に決定機といえるような場面は数えるほどしかなく、逆に鹿島には90分にわたって決定機を何度も作られ、特に後半なんかはいつ点が入ってもおかしくないような状況。それを無失点に抑えたのは、ウチの各選手がギリギリのところで身体を張って、気持ちの入った守備、ハードワークをしたから。柏木なんか最初から最後まですげぇ走り回ってたし、彼以外も必死に戦ってる姿が印象的でした。

特にウガが前半にアクシデントで退場して、急遽投入された野田くんなんかは左サイドを何度も上がり下がりし、1対1の局面ではしっかりと身体を張って守りきるなど、いい仕事してたと思います。

ただ攻撃面では、元気と直輝の関係、そこにセルなどが絡んで何度かアイデアのあるパス交換で相手ディフェンスをブレイクしていましたが、それ以外ではさしたる改善も見られず、特に焦りもあるのか、中盤でのつまらないパスミスでカウンターを浴びたり、最後のクロスやシュート直前のプレーの精度が低くてフィニッシュまで持って行けないなど、これは得点できなくて当然だなという印象。

逆に鹿島は、シンプルながらボールを奪ったらウチの最終ラインの裏のスペースを効率的に突いてきて、何度も「終わった...」っていうシーンを作られていたあたり、試合巧者ぶりが目立っていました。ウチもこれくらい余裕を持って試合したいですね。

今のウチの状況は、チームとしてはまとまった力を出せておらず、サッカーの質も高いとは言えない状況で選手だけは気合いでがんばってなんとかしてるっていう、かなりやばい状態。これは本当に何とかしないといけないと思うけど、とはいえ、アウェーで、しかも苦手の鹿島を相手に勝点1を奪えたのは結果としては悪くない。次はアウェーでガンバっていう、これまた厳しい相手とだけど、ここが踏ん張りどころなのでがんばって欲しい。俺らも全力でサポートするよ。ただ同時に根本的な問題解決のために何をするのか、クラブとしてきっちり仕事して欲しいものです。

カシマサッカースタジアム アウェー 鹿島アントラーズ戦(Jリーグ第27節)
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