2023 Jリーグ 第7節 豊田スタジアム アウェー 名古屋グランパス戦
写真は「DAZN」中継映像から引用
早いものでもう4月。現在、埼スタがリニューアル中ということもあって、ウチのチームは3月後半からしばらくアウェー巡りをさせられているわけですけども、ルヴァンカップを挟んだアウェー3連戦の最後は、名古屋グランパス戦です。
これが終わると久しぶりにホーム、しかもリニューアルしたての埼スタで札幌戦。そして月末にはついにACL決勝が近づいてくるなど、期待も高まる4月ですが、まずは今節のアウェーゲーム、順位的には2位と3位の上位直接対決、しかも勝てば順位をひっくり返すチャンス。ということでしっかり勝点を積んで帰ってきたい重要な一戦となりました。
スターティングラインナップ
さて今節のスタメンは、最終ライン左から明本さん、ホイブラーテンさん、ショルツさん、酒井さん。ダブルボランチに岩尾さんと敦樹さん、左のSHに関根さん、右に大久保さん、トップ下に小泉さんを配置し、1トップに興梠さんを置いた 4-2-3-1 スタート。GKは西川さん。サブには岩波さん、荻原さん、柴戸さん、安居さん、松崎さん、カンテさん、そして彩艶さんが控えます。
リーグ戦におけるスタメンはここ数試合固定なので今節も同様。サブの方をかなり入れ替えて、カンテさん以外の外国人プレーヤーが全員ベンチ外というのはちょっと驚き。
直前のスコルジャさんのインタビューでも、ACL決勝を見据えてリーグ戦のメンバーについてはある程度固定するというお話をしていましたが、サブの方はルヴァンカップでもらったチャンス、あるいは普段のトレーニングの中でコンディションのよいであろう選手を積極的に入れ替え、主力固定しながらもうまく各選手のモチベーションをマネージメントしているように見えます。この辺はさすがに経験のある監督さんといったところ。
対する名古屋ですが、最終ライン左から藤井 陽也選手、中谷 進之介選手、野上 結貴選手。ダブルボランチに米本 拓司選手と稲垣 祥選手。左のWBに森下 龍矢選手、右に内田 宅哉選手、インサイドハーフに永井 謙佑選手とマテウス カストロ選手、ワントップがキャスパー ユンカー選手という並びの 3-4-2-1 スタート。GKはランゲラック選手。
クラブ間の契約の話はわからないですが、レンタルで出している選手が相手のホームゲームだけとはいえ所属チームとの試合に出場できるってのはどういうことなんですかね?と小言のひとつも言いたくなるワントップはユンカー選手。それを後ろから支える永井選手、マテウス選手の3トップはリーグでも屈指の強力な最前線。
スピードもあるし、ミドルレンジからのパンチ力もあるこの3人を押さえ込むのは相当辛いお仕事ですが、ウチにはショルツさんとホイブラーテンさんがいるって事で、ここの対戦は見どころのひとつ。
名古屋の中盤は対人強度が高いので、こことまともにやり合うような形になるとさすがにそこまで優位性はとれなさそうだし、名古屋の狙いとしてもここで引っかけてウチのSBの裏を狙ったショートカウンターでしょうから、相手の狙いを出させない試合のコントロールが必要になりそう。
バッチバチにやり合うタフな試合。決定機をものにできなかったはお互い様で、勝点1は妥当な結果か
ウチのボール保持に関しては相手が3トップということもあって、いつも通り岩尾さんが最終ライン、2CBの真ん中に落ちる形の疑似3バックからスタート。左右に開いたショルツさん、ホイブラーテンさんから、サイド、高い位置に押し出した酒井さんを起点に前進させる策ですが、さすがに名古屋の対人強度は強い。
中央エリアでは米本 拓司選手と稲垣 祥選手が落ちてボール受けに来る興梠さんや中央エリアで踏みとどまろうとする敦樹さんをタイトにマークしてくるのでなかなか前を向かせてもらえず、サイドも大久保さんや小泉さんがうまくスペースでボール受けようとしますが、ここに対する寄せも速く、テンポよくパスがつながるようなシチュエーションはなかなか作らしてもらえない。
それでもサイドからの崩しに活路を見いだすべく全員がハードワーク。途中、何度か名古屋の狙い通りに引っかかって酒井さんが出ていった裏のスペースをガッツリ使われるカウンターを浴びたりもしていましたが、そこはショルツさん(何分だったか忘れたけど、2対1のシチュエーションで永井選手のパスを体勢崩しながらカットしたプレーとかマジ凄すぎて変な声出た)、そして抜群のポジショニングと判断で決定機を防ぐ西川(神)をはじめとしたディフェンス面での頑張りもあって無失点。
後半、13分あたりの敦樹さんのマイナスクロス→小泉さんドフリーという決定機と、試合終了間際、カンテさんが気合いでキープしたところから大久保さん→フリーの松崎さんがトラップミスって終了っていう2つの決定機を逃したことは大きかったですし、どちらかでも決めきってもらえれば結果は変わっていましたが、一方でショルツさんが後ろにこぼしてしまったボールをマテウス選手にフィニッシュされたシーンや、コーナーキックのごちゃごちゃからユンカー選手に最後触られたシーン(どちらも西川さんの絶妙な判断とポジショニングで何とかなった)は、名古屋の立場からみればあれは決めておきたかった、という決定機でしたから、お互いに決めきるべきところで決めきれなかったという風にも言えます。
もちろん、特にワントップ+2列目で起用されている選手にはフィニッシャーとしての能力を求められているわけですから、特にフリーな状況でのシュートを枠に飛ばせないとか勘弁してくれとは思いますけども、そんなん、外した選手が一番悔しいのはわかってますし、次は決めきるという強い意志を持って続けて欲しいなと思います。
さて、スコアレスで勝点1を分けあう結果となりましたが、今シーズン初の引き分けだったんですね。開幕の2連敗以降は、4連勝+1分けということで、よい流れで次のホームゲームにつなげることができました。
次節、ホームに迎えるのは札幌。直近の試合でも相変わらず強いのか弱いのかよくわからない壮絶な打ち合いを連発している札幌さんですが、ウチは相手の変なペースに乗せられないように、しっかり戦って勝点3をゲットしましょう。
試合ハイライト
試合データ
観客: 22,655人
天候: 晴 / 気温 16.2℃ / 湿度 25%
試合結果: 名古屋 0-0 浦和(前半0-0)
レッズ得点者: -
警告・退場: 明本(警告×1/反スポーツ的行為)、伊藤敦樹(警告×1/反スポーツ的行為)
主審: 西村 雄一 氏
順位: 6位(4勝2敗1分/勝点13/得失点差+2)
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