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2016 Jリーグ 1stステージ 第10節 市立吹田サッカースタジアム アウェー ガンバ大阪戦

前節はホームで鹿島さんに完敗して悔しい思いをしましたが、落ち込んでいる暇はない連戦、ミッドウィークに開催される今節は、ACLの関係で開催が先延ばしされていた第10節です。これで未消化になっていた2試合のうち1試合が消化されたことになりますね。もう1つの未消化試合は、来週水曜日に行われる第13節、FC東京戦になります。

鹿島さんにも負けてるし、連敗は避けたい試合でしたが...... ミスから献上した1失点をひっくり返せず、そのまま0-1で敗戦となりました。連敗。悲しい。しかも新潟戦から4試合連続無得点というかなり重症気味な状態なのが気になります。

2016 Jリーグ 1stステージ 第10節 市立吹田サッカースタジアム アウェー ガンバ大阪戦

ちと今週はガンバ、広島と関西でのアウェーが続く関係上、大阪から東京に帰らずそのまま広島入りするため、この記事も大阪のホテルで書いております。なのでスタジアムで観た記憶のみを頼みに書いてるのと眠いのとでとりあえず適当に書きます。あとで写真追加とか加筆とかするかもしれませんが、とりあえず公開。

さて、今日のスタメンは最終ラインに加賀、遠藤、槙野の3枚。ボランチは阿部ちゃん、柏木コンビ。両ワイドに関根と駒井、シャドーに石原、李。ズラタンのワントップ。GKは西川さん。前節、鹿島戦でつまらないイエローカードもらって出場停止の森脇さんの代わりとして加賀さんが超久しぶりのスタメン。ワイド、トップ下、ワントップとかなりメンバーをいじってきましたね。

2016 Jリーグ 1stステージ 第10節 市立吹田サッカースタジアム アウェー ガンバ大阪戦

ガンバさんも、なんか新スタジアムを手に入れてからホームでイマイチ勝ちきれない状況が続いていますが、スターティングフォーメーション的には4-2-3-1で、守備時は4-4-2にして、4-4の前の4枚の両サイドをワイドに張らせてこちらのサイドバックに対応させつつ、2トップ+1枚でウチのビルドアップに対してパスコースを切りつつハメにくる(とは言っても無理なときはブロック作る感じで)やり方。まぁ以前からガンバさんはこのやり方でウチに対応してきますが、今回もこれがハマってガンバさんのプラン通りに持ってかれた感じ。

失点ははっきり言って個人のミス。槙野さんが何の可能性もない、シュートコースもない状況で強引にミドルシュートぶちかました結果相手に当ててその跳ね返りがカウンターの起点になるっていう、最終ラインの選手が絶対にやってはいけない凡ミスから、見事なカウンターを決められた形。前節鹿島戦の1失点目も同じですが、自分たちのミスからカウンター発動されてそのまま一気に持ってかれる失点で、あぁまたかという感じでした。

攻撃面ではやはり急造の石原さん、ズラタンさん、忠成さんのトライアングルがほぼ機能せず。距離感も遠く、球離れも悪いのでボール収めてもすぐに囲まれて潰されるとそこからカウンター。さらに縦のパスコースをきちっと切ってくるディフェンスに対して効果的な楔を入れられず、楔が入らないからサイドも活きずという流れ。

コンビネーションが熟成の域に達しているKLMですら最近中央を締められると得点できない状況が続いているのに、実戦の機会がそれ程もらえていないユニットで同じ事やろうとしてもなかなかうまくはいきませんよねと(結局石原さんもズラタンさんも後半早々に交代させられちゃうし)。

また相手最終ラインは4バックなので大きめのサイドチェンジで逆サイドまで一気に飛ばすような左右の揺さぶりができればよかったのですが、前述したとおり、ガンバさんの4-4のブロックの前列のワイドが開き気味にポジションを取るためサイドチェンジに対しても対応が早く、なかなかウチの両ワイドがフリーでボールを持てない、持てても関根さんはキレてないし、駒井さんは縦に仕掛けて欲しいところで中にカットインばっかしちゃうもんだから余計中央に人数が増えてシュートまで行けない、潰されるとまたカウンターという感じでもう少し工夫が欲しかったかもしれません。

また加賀さんはスピードもあって被カウンター時の戻りとか素晴らしいんですけど、ビルドアップに関してはさすがに厳しかった。結果右サイドからの崩しってのが駒井さんの単騎特攻以外ほとんど機能しなかったので、後半代えられちゃった(青木さんいれて阿部ちゃんを最終ラインに下げる策)のも仕方ないかなと。

後半10分過ぎに、興梠さんと武藤さんを入れていつもの前3人に戻してから10分くらいはいい形(中央できちんと作ってそこからフリーのサイドを使うような)ができていたので、90分を通してすべて悪かったわけじゃないんですが、チャンス自体は少なかったですし、やっぱり人を変えると駄目なのかなという印象が残っちゃいましたね。

どうすればこの状況が変わるのかってのは難しいんですが、ここは今一度ミシャさんのサッカーの基本に立ち返った方がいいんじゃないかなと。というのは「中央にバンバン楔入れる→相手が中に絞るから空いたサイドを深くえぐる→そこからのクロス、あるいはマイナスに戻して2列目からズドン」みたいの元々の狙いだと思うんですが、最近は楔入れてからのそこでのコンビネーションで中央をぶち抜くみたいなのにこだわり過ぎてる感があって(これ鳥栖戦のレビューでも書いた)、それは決まれば気持ちいいんだけど、相手もプロなんだからそんな簡単には中央でやらしてもらえませんよと。

また、少なくとももう4年もウチのやり方、狙いは対戦相手に見せてるわけだし、その分、ウチも1つ1つのプレー精度やスピード、コンビネーションのバリエーションを増やして、相手の想像を常に超えていかなければ、相手も相応の対策を取ってくるわけなのでそれを上回ることはできないです。ちょっと今は相手の想定内でしかウチのサッカーが展開できていないんじゃないですかね。

だからといって今さらやり方を大きく変えられるわけじゃないので、ここで全員が奮起してもう一度やってくしかないだろと。

そもそも別にまだ何連敗もしたわけじゃないですし、年間優勝のチャンスが消えたわけでもなく、依然優勝争いしているわけだし、そんなに慌てふためいてバタバタする必要はないと思います。こういう階段の踊り場みたいな、ちょっと足踏みする時期って必ず来るので、ここをしっかり乗り切ってもらえるようにサポは後押しするしかないっすよ。

ということで次、広島に備えましょう。

試合データ

観客: 29397人
天候: 晴れ
試合結果: G大阪1-0浦和(前半1-0)
レッズ得点者: -
警告・退場: 加賀(警告×1/反スポーツ的行為)李(警告×1/ラフプレー)
主審: 村上伸次 氏
順位:(1st第15節終了時点/1試合未消化): 3位(8勝3敗3分/勝点27)

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