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2015 Jリーグ 2ndステージ 第12節 カシマスタジアム アウェー 鹿島アントラーズ戦

前節はアウェーで清水を4得点で下し、2連勝と、一時の落ち込みを抜け出して調子を取り戻した状態で続く第12節はアウェーで鹿島と。

鹿島は2ndステージで広島に続く2位、ウチとは勝点5差と、鹿島にとっても2ndステージ優勝のためには負けられないし、ウチも2ndの優勝、さらには年間優勝に向けて勝点3をゲットしたい試合でしたが、その状況を反映して、スタジアムのボルテージも上がる、最高の雰囲気の中での対戦となりました。

2015 Jリーグ 2ndステージ 第12節 カシマスタジアム アウェー 鹿島アントラーズ戦

今日のスタメンは最終ラインに森脇、槙野、ウガ。ボランチが阿部ちゃんと柏木のコンビ。両ワイドにウメと関根。2シャドーに武藤と高木を入れてワントップに興梠。GKは西川。

2015 Jリーグ 2ndステージ 第12節 カシマスタジアム アウェー 鹿島アントラーズ戦

ということで、前節イエローカードをもらって今節出場停止となった那須さんに代わって槙野さんを最終ライン中央に、さらに最終ラインにウガを下げてという、前節と同様で、那須さん→槙野という変更だけを加えたスタートとなりました。

少し4バック気味にという感じで、槙野さんだけがリベロの位置にいるのではなく、そこに阿部ちゃんが下りて横並びになるというやり方は、前節と同じですね。

鹿島はいつも通りの4-4-2で、2トップが前からウチの最終ラインにプレッシャーをかけつつ、柏木のところを小笠原選手、柴崎選手の両ボランチがマンマーク気味について消しつつ、興梠さんに対しても鹿島CBががっちりマークについてほぼ消されてしまった感じで、特に前半に関してはなんもやりたいことやらせてもらえないような、ほぼ一方的な内容になってしまいました。

そんな状況で前半立ち上がりの3分にサイドで起点を作られたところから、うまく中央のスペースを遠藤選手に使われて失点。さい先悪い感じとなりましたが、その3分後に高木さんの同点ゴール。

サイドでウメとウガがうまくポジションをチェンジしつつ、中の武藤さんにウメが預けたタイミングでウガが絶妙の裏への抜けだし→武藤さんからワンタッチで縦→それをウガがワンタッチで折り返して、中央にマークを外して入ってきた高木さんが合わせるという完璧かつ美しい連携からのゴールでした。

早い時間帯に追いつけたことでバタバタせずに落ち着きを取り戻せたことは大きかったと思います。値千金の同点ゴールでした。

とはいえ、前述の通り前半はほぼ鹿島に押し込まれて一方的な展開。西川さんが神がかりなスーパーセーブを連発してくれたことでなんとか1-1のまま折り返せましたが、やられてもおかしくないシーンが何度かありました。

とにかく鹿島は球際の強さ、ハイボールの競り合い、セカンドボールへの反応とすべてでウチを上回っていて、敵ながらマジで強えぇなと。西川神の活躍もありつつも、決定機を何度か外してくれたおかげでこちらは助かりましたが、2ndの好調さもうなずけるクオリティでした。

後半はハーフタイムにウメ→ズラタン、高木→青木と2枚同時替え。ズラさんを1トップにして興梠さんを1列下げ、青木さんと柏木を組ませることで阿部ちゃんを普段の那須さんの位置に下げて槙野さんをサイドに出した、普段通りの3バックにすると、やっとウチがペースを握って試合は両者の良いところをぶつけ合う白熱した展開に。

この辺、主審の西村さんのジャッジが、後ろからいったもの以外は基本的に多少激し目でも流す基準だったのと、大一番で熱くなりがちな選手達とうまくコミュニケーションをとりながら、カードに頼らないコントロールをしてくれたのが、この白熱した好ゲームの要因となったのではないでしょうか。そういう意味では主審が西村さんでよかったなと。これ、変な主審だったらゲームは大荒れして退場者が出てもおかしくないような、それくらい気持ちの入ったゲームだったと思います。

で、そんな緊迫する後半の均衡がやぶれたのは77分。ウガのクロスボールを曽ヶ端さんがナイスファンブルで興梠さんの目の前にボールを落としてくれたところで、そのボールを興梠さんが遠慮なくゴールに叩き込んで追加点。こういう試合で形はともかくきっちり得点してくれる、さすがは浦和のエース、興梠さんですよ。本人は納得いかなそうなコメントしてましたけど。

その後はラスト15分間、鹿島に押し込まれてお腹が痛い時間帯が続きますが、興梠さんに替えて忠成さんを投入すると、ズラと李でなんとか前線で溜めを作りながら、後ろは全員で身体を張って守りきり、そのままタイムアップ。難しい相手に、アウェーで貴重な勝点3をゲットしてくれました。いやぁ素晴らしいゲームだった。

2015 Jリーグ 2ndステージ 第12節 カシマスタジアム アウェー 鹿島アントラーズ戦

ということで、次はホームに戻って鳥栖戦です。これが終わると、ガンバとのアウェーゲームなど、終盤の大一番が控えてますので、次、ホームできっちり勝って、その勢いのまま大阪に乗り込みたいですね。

試合データ

観客: 29,030人
天候: 曇り
試合結果: 鹿島1-2浦和(前半1-1)
レッズ得点者: 高木(6分)、興梠(72分)
順位(2nd第12節終了時点): 3位(2nd:7勝3敗2分 勝点23 / 年間:19勝3敗7分 勝点64 1位)
警告・退場: -
主審: 西村 雄一 氏

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Yoshiki Kato / burnworks
Yoshiki Kato
埼玉県出身。サッカー、フットサル (観戦 / プレー)、モータースポーツ観戦、格闘技 (主にボクシング) 観戦、インターネット、音楽鑑賞、筋トレ、腕時計収集が趣味。サッカー 4 級審判員、ウオッチコーディネーター(上級 CWC)資格認定者。好物はゼリー、グミ、お酒、ラーメン。