2014 Jリーグ第16節 鳴門・大塚スポーツパーク ポカリスエットスタジアム アウェー 徳島ヴォルティス戦
先ほど家に帰ってきたので遅くなりましたが、いまさら感ハンパない徳島戦のレビューを書いてみます。
さて、前節は、中断開け最初のゲームを苦しみながらも勝って、首位をキープ。6試合連続無失点というJリーグタイ記録のおまけ付きでしたが、このまま勢いに乗るためにも絶対に勝っておきたい今節は、アウェーで徳島と。
現在の順位的には首位と最下位の対戦ですが、過去、下位チームとの対戦で取りこぼして、そこから失速なんてこともありましたし、油断すると足下をすくわれることもある簡単ではない試合でしたが、きっちり勝って勝点3をゲット、さらに連続無失点記録もJリーグ新記録となる7試合連続を達成して戻ってくることができました。
今日のスタメンは最終ラインに森脇、那須、槙野。ボランチが阿部ちゃん、青木コンビ。両ワイドにウガとヒラ、2シャドーに柏木とウメが入り、興梠のワントップ。GKは西川。前節、新潟戦と同じメンツでのスタート。
前節、負傷で交代した興梠も問題なかったようでよかったよかった。
徳島はシステム的にウチと同じ3バックに合わせてきたため、ミラーゲームになるわけですが、これは前回、埼スタで対戦したナビスコカップの時と同じやり方ですね。
前プレもかけてこず、しっかりと守備ブロックを作ってという守り方をされましたが、中盤で柏木やウメ、興梠にボールが入った時に、それ程強めに来ないため、比較的柏木あたりが自由にボールを触れてて、結果、ウチのやりたいようにはできていたと思いますし、興梠のポストプレーはさすがで、難しい縦の楔もワンタッチで反転して裏に抜け出したり、この辺は個人の能力差が出ていた点でした。
また、サイドでもウガや逆サイドのヒラがいいタイミングでスペースを使って1対1を作り、さらにウガが中に絞って空けたスペースに槙野がここ数試合では珍しく積極的にオーバーラップして数的優位を作るなど、サイドからの攻撃も活性化していて、特に前半に関してはほぼワンサイドゲームになりました。
先制点は14分に槙野。セットプレーから、柏木のピンポイントクロスにファーサイドで相手ディフェンスの裏をうまく取って合わせたシュートで、前半の早い時間帯に得点できたことで、かなり楽になったんじゃないかと思います。
特にこの日のポカリスエットスタジアムは19時を過ぎたとは言え、気温も湿度も高く、後半は運動力が落ちることも予想できましたので、先制点をとれれば試合運び的にも優位に進めることができるということで、そういう点からもいい時間帯の先制点でした。
後半も立ち上がり10分過ぎにカウンターから追加点。西川のクリアボールをウメが収めるも、相手のプレスに一旦はボールロスト。ただ、その後相手のパスが中途半端になったところをウメが見逃さずボール奪取すると、そこからショートカウンターを発動。
前線で柏木と興梠が動き出し、うまく相手の裏に抜ける動きをした興梠にウメから絶妙なラストパス。これを興梠がダイレクトで合わせてゴールにたたき込む、素晴らしい流れでの得点。先制点、追加点と共にいい時間帯に取れて、ここまではほぼ完璧な流れでした。
ただ、後半に関しては追加点を取った前後に1、2度程ですが自分たちのミスからカウンターで決定機を作られるシーンもありましたし、特に後半20分過ぎに徳島が高さのあるキム選手を投入して高崎と合わせて高さを活かして前線で起点を作られると、危ないシーンも何度かありました。
特にアレックス選手が中央にポジションを取ってからは前線でボールを収められるとシャドーの位置から彼が飛び出してきてやばいっていうのが何度かありましたし、後半、押し込まれてラインが下がってしまう悪い癖が出てしまったかなという感じがありました。
西川が最後は止めてくれるのと、前節新潟、今節の徳島と相手の決定力不足に助けられた点もあって無失点でしたが、次節対戦する鹿島のように、前線に決定力のある選手がいるチームとの場合、数回のチャンスを与えれば失点する可能性も高くなると思いますので、この辺は危機感を持ってやってもらいたい点ではあります。
とはいえ、これで公式戦、11戦負けなし、勝点も折り返しとなる次節17節まで1試合を残して35と、勝点70超えが可能性として見えてきました。ここ2年は勝点60前半での優勝争いでしたし、70を超えると優勝の可能性も相当高くなりますので、この勢いを後半戦につなげるためにも、次のホーム、鹿島戦はきっちり勝ちたいですね。
おまけ
今回の徳島は今週1週間、休み取って京都旅行に行ってる途中に京都から車借りて参戦っていう作戦をとりましたが、夜の試合だったので昼間は一旦鳴門を通り越してその先の香川県、高松市まで足を伸ばして讃岐うどんをお昼に食べたり、
さらに時間があったので、観光がてら鳴門の渦潮を見に行ったりしてました。渦が出やすいって言う満潮の時間帯にたまたまかぶって期待してたら全然渦が巻いてなくてがっかりしたのは内緒ですけども。
渦潮は渦の道っていう、大鳴門橋の下を人が歩けるようになってる展望台みたいなところから見たんですが、船で見に行かないと駄目なんすかね。びみょーな小さい渦らしきものを眺めて帰ってきました・・・
試合データ
観客: 10,860人
天候: 晴れ
試合結果: 徳島0-2浦和(前半0-1)
レッズ得点者: 槙野(14分)、興梠(57分)
順位(第16節終了時点): 1位(11勝3敗2分/勝点35)
警告・退場: -
主審: 今村 義朗 氏
この記事が気に入ったらサポートしてみませんか?
スタジアムでのビール代にさせて頂きます。