2014 Jリーグ第4節 埼玉スタジアム2002 清水エスパルス戦(無観客試合)
鳥栖戦での問題によりJリーグ史上初の無観客試合となってしまった第4節は、埼スタに清水を迎えて。前節はアウェーできっちり勝点3を奪って、今節で連勝と行きたかった試合でしたが1-1での引き分けとなりました。
ホームでの試合を家で見るっていうのが、めちゃくちゃ久しぶり過ぎてちょっと違和感ありありでしたが、テレビに映るスタジアムの雰囲気もやはり異常な感じで、選手入場時にも報道ヘリの音、カメラのシャッター音しかしない、空っぽのスタジアム・・・やっぱこんな試合を2度と開催させちゃいけないと思います。改めてサポ1人1人が自身の行動を見直して、ゼロからいいスタジアムの雰囲気を作っていくことが必要だと思いました。
いつも当たり前のようにスタジアムに行ってて、それが日常だと思ってたけど、今回、試合が行われてるのにそこに応援しに行けないなんて、こんな悔しくて悲しい経験は1度で十分です。
空っぽ埼スタ pic.twitter.com/AkNiHPXrkZ
— Yoshiki Kato (@burnworks) 2014, 3月 23
今日のスタメンは前節のおバカ行動によりレッドカードもらって出場停止となった森脇さんの替わりに阿部ちゃんが1列下がって最終ラインサイドへ。中央は那須さん、左サイド槙野はいつも通り。ボランチには啓太と柏木のペア。トップ下に元気とウメが入り、両ワイドにヒラとウガ。興梠のワントップ、GKは西川でスタート。
清水は前プレかけずにラインを作って中央を締め、ウチの前線へのくさびを狙って、ボール奪取後はウチのサイドの裏のスペースを使ってっていういつも通りの戦い方。特に今年の清水は前線にノヴァコヴィッチ、長沢っていうデカいの2枚がいて、サイドには大前や今日はスタメンにいなかったけど高木(俊幸)といったスピードがあって精度の高いクロッサーがいるっていう、ウチにとってはやりにくいタイプのやっかいなチーム。
実際に立ち上がりから何度か長沢やノヴァコヴィッチに空中戦でやられて決定機を作られるなど、前半に関してはあまり良い時間帯は多くなかったと思います。
実際19分にはコーナーキックから変化をつけられたところで、中央のデカいの2人にウチのほぼ全選手が引っ張られてファーサイドがお留守になったところを使われ、折り返しをあっさり長沢に決められるっていう形で早々に失点。あれだけどフリーで持たれてしまうともうどうしようもないっすね。鳥栖戦同様、早い時間帯に簡単に失点するっていう悪い癖が今回もでてしまいました。
先制されると清水としてはそれほど無理する必要もなく、しっかり守るときは引いて、カウンターを当てていけばいいっていう感じになってしまうのと、ウチの前線のウメや元気は、2人とも足下でもらいたい派というか、まずは足下でもらって、そこからの仕掛けにストロングポイントがある選手なので、中央でスペースを消されてきっちりマーク疲れてしまうとなかなか前線での連動性も出ず、結果興梠は孤立。柏木が前線にいればもう少し連動も出そうなんですけど、ボランチの位置にいるのでその辺ももどかしい感じ。
右サイドは比較的清水が捨ててくれてたこともあってヒラがいい形で持ち出すケースもありましたが、そこからのクロスが単調なので決定機にはならずという時間が長く続きました。
この状況って、今に始まったことじゃなくて、押し込んどいてなかなか決定機が作れないのはウチの以前からの課題ですので特に驚きはないんですが、こういう状況で交代枠を含めてどういう策を取るかというのが注目点で、そういう意味で今年は選手層も厚くなって、流れを変える交代ってのができるようになったなぁって感じるベンチワークが今日もありました。
ハーフタイムにヒラ→関根(Jリーグデビューおめでとう)、ウメ→永田さんと2枚同時替え。ミシャさん、思い切りました。関根はそのままヒラの位置に。永田を最終ライン、中央に入れて那須さんをサイドに出し、阿部ちゃんを1列上げて、柏木をトップ下に上げるっていう策で流れを変えに行きました。
これが功を奏してか、後半はほぼウチがゲームを支配し、清水に攻撃らしい攻撃をほとんどさせずに押し込む時間帯を長く作れていました。さらに、ウガ→李として、李をワントップ、興梠をシャドーに下げて元気を左サイド。元気がサイドに張って起点を作るようになると、ウチの攻撃に迫力がでて、得点のにおいがする感じに。
そんな流れから何度か決定機を作ると、ついに76分、右サイドでボールを受けた関根が相手に体をぶつけられながらもこらえてサイドをえぐり、そこからの折り返しに柏木、李が中でつぶれたこぼれ球を元気が思いっきりゴールにたたき込んで同点。ちょっと時間がかかりましたが試合は振り出しに。
流れ的には完全にウチにきていたので、そのまま逆転といきたかったんですが、結局その後の決定機もものにできず、1-1での引き分けで試合終了となりました。普段の埼スタであれば、元気のゴールでスタジアムは最高潮なボルテージだったと思いますし、そこからスタジアム全体で選手の背中を押せたと思うんですが、この日は誰もいないスタジアムで我々が選手の力になることができませんでした・・・ 悔しいっすね。
ということで、こんな環境の中、最後まで戦ってくれた選手達には感謝しつつ、次のホームゲームは今回の分まできっちりサポートさせてもらうぜと心に誓ったわけです。
ということで、次節はアウェーでの神戸(私、現地行けない・・・現地行く人達任せた)戦、さらにその翌週、水曜日にはホーム埼スタでのナビスコカップ大宮戦、その週末にはホームでJリーグ第6節、仙台戦と続きますので、連戦ですがしっかりサポートしていきたいなと思います。
選手コメント等
J's GOAL で選手、および両監督コメントが上がっていますので紹介しときます。
- 【J1:第4節 浦和 vs 清水】試合終了後の各選手コメント(14.03.23)
- 【J1:第4節 浦和 vs 清水】ペトロヴィッチ監督(浦和)記者会見コメント
- 【J1:第4節 浦和 vs 清水】アフシンゴトビ監督(清水)記者会見コメント
試合データ
観客: 無観客試合
天候: 晴れ
試合結果: 浦和1-1清水(前半0-1)
レッズ得点者: 元気(76分)
順位(第4節終了時点): 5位(2勝1敗1分/勝点7)
警告・退場: -
主審: 飯田 淳平 氏
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