Jリーグ第27節 Shonan BMWスタジアム平塚 アウェー 湘南ベルマーレ戦
2013年のJリーグも今節を入れて残り8節と佳境ですが、首位横浜FMとの勝点差は今節開始前現在で「4」。そして今節の相手は残留争い中の16位湘南。ウチが優勝を狙う上では、湘南さんには悪いけどアウェーとはいえ絶対に勝点3をとっておきたい大事な試合でしたが...... 引き分けた。
しかも先制しておきながら後半押し込まれて逆転される時間帯もあるなど、ちょっと不安になる内容での引き分けでした。今日は残念ながら現地には行けなかったのでテレビ観戦。
国立での東京戦、前節のホーム甲府戦、そしてこの湘南戦と、1敗2引き分け。優勝がかかっている状況で、3試合、勝点2しかとれていないっていう状況はかなりやばいですが、それでも首位から勝点5差でなんとかなってるのは上がたまたま一緒に転けてくれてるから。運がいいって言えばいいんだろうけど、首位にたてるチャンスで勝点を逃す勝負弱さはちょっとクラクラするレベル。
特に前節、今節は、残留争い中の下位チームに対して2引き分け(もちろん、残留争いしているチームは必死に勝点を取りに来るので楽な相手ではないんだけど)。優勝を狙うには確実に勝点を積み重ねなければいけない試合でそれができないってのはちょっと厳しいっすね。
しかもこの2試合とも先制しておきながら追加点のチャンスを作れず、追いつかれるっていうパターンなので、守備面だけでなく、攻撃面でもここにきて課題が。決定機を決められないことで相手に流れを持っていかれ、特に後半は運動量で完全に湘南に上回られ、球際でも負けて中盤でボールを全く保持できなくなり、押し込まれた結果やられるいう情けない感じ。メンバーを固定でやってきて、主力メンバーにはかなりの疲労があるとは思いますけども......
やばい愚痴ばっかりになりそうだ。
さて、今日のスタメンは、最終ライン、森脇、暢久、槙野。ボランチに啓太、阿部ちゃんのコンビ。トップ下に柏木と元気。両ワイド、ウガとヒラ。興梠ワントップ、GKは前節に続いてギシさん。那須さんは警告の累積で出場停止です。ちなみに暢久は今日の先発でJ1リーグ戦499試合出場ですね。次のホームゲームで500試合達成となりそう。すごいっすねホント。
湘南は守備時、5バックにしてサイドのスペースを消しにくる策でしたが、ウチは前節、前々節とやっていたビルドアップ時にボランチを完全に最終ラインまで下げてしまって横並びにし、サイドを押し上げてっていう形から、今日は啓太をいつもの位置に置いてのウチにとってはオーソドックスなやり方に戻していました。
前半の湘南はウチのビルドアップに対しては比較的プレスをかけてくるものの、啓太のところは比較的自由にさせてくれたので、そこを経由してのサイドへの散らしでウガやヒラを使ってチャンスを作るなど、ほぼ狙い通りの戦いができていたと思います。その流れの中で奪ったコーナーキックから、ニアで阿部ちゃんがつぶれた裏で、槙野がうまく押し込んで先制点を18分にゲット。その後もオフサイド判定(テレビで観ている限りは微妙だったけど)で追加点を逃すおしいチャンスもありつつ、ほぼウチのペースで前半は終了、後半に折り返し。
後半は湘南が前からプレスかけてきて、前掛かりになってきたので、それをうまくいなして攻撃を組み立てるなり、カウンターを当てるなりして追加点が奪えればよかったんですが、今日はそのチャンスを作れず、逆に相手のハイプレッシャーに押し込まれてラインが下がると、中盤のスペースを相手に使われてセカンドボール拾われまくり、ウチは前線へのロングボールでなんとか興梠が収めるものの、サポートが遅れて効果的な攻撃の形も作れず、難儀する時間が続きました。
そんな中でゴール前の混戦で森脇がボールをクリアしようと高く上げた足をキッキングとしてファールとられてPK献上。コースを読んだギシさんが必死でボールに触るもシュートが強かったためそのままはじいたボールはゴールに吸い込まれて同点。しかもその5分後にはサイドを崩されたクロスをきれいに頭で合わされて逆転と最悪の展開に。
アディショナルタイム直前に湘南の選手が2枚目のイエローカードもらって退場し、数的優位になったウチが最後ギリギリのところで同点ゴールを奪うも、そのまま試合終了。先制しておきながらまたも勝ちを逃してしまいました。
甲府戦、この湘南戦と、感覚的には負けたに等しい悔しい引き分けでしたが、まだ首位との勝点差は「4」。残り試合は7試合ってことで、まだチャンスはなくなったわけではないので、次、ホームでのダービーできっちり勝利して、上に食いついていけるよう、気合い入れて最後までサポートしましょう。
おまけ - 森脇さんが献上したPKについて
前提として、あのゴール前の混戦で足上げるとかやめてくださいよ森脇さんっていうのはありますが、森脇の上げた足が相手に当たっていたのかどうかってのがポイントで、テレビで観ている限りは当たってなくね? って思ったのでちょっと書いてみます。
PKってのは、ペナルティエリア内で直接フリーキックに該当するファールがあった場合に与えられるものですが、直接フリーキックが与えられる条件ってのは下記の通りです。
- 相手競技者をける、またはけろうとする。
- 相手競技者をつまずかせる、またはつまずかせようとする。
- 相手競技者に飛びかかる。
- 相手競技者をチャージする。
- 相手競技者を打つ、または打とうとする。
- 相手競技者を押す。
- 相手競技者にタックルする
- 相手競技者を押さえる。
- 相手競技者につばを吐く。
- ボールを意図的に手または腕で扱う(ゴールキーパーが自分のペナルティーエリア内にあるボールを扱う場合を除く)
当たり前ですが、相手に森脇のあげた足が当たっていれば、それは「相手競技者をける」に該当しますので問答無用でPKです。もし森脇が故意に相手を蹴ろうとしたならそれもPKになります。
ですが、反射的に足を上げてしまった上で、その足が相手に当たっていないのであれば、「危険な方法でプレー」となり、これは間接フリーキックの対象です。つまりPKではありません。
まぁ今回の場合は足が当たった、キッキングと判断されたんでしょうし、それ自体は仕方ないですが、前述の通り、テレビで観ている限りでは当たっているようには見えなかったので愚痴っておきます。
ファウルと不正行為については下記の競技規則内、36ページを参照。
試合データ
観客: 13743人
天候: 晴れ
試合結果: 湘南2-2浦和(前半0-1)
レッズ得点者: 槙野(18分)、柏木(90分)
順位(第27節終了時点): 3位(14勝7敗6分/勝点48)
警告・退場: -
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