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Jリーグ第26節 埼玉スタジアム2002 ヴァンフォーレ甲府戦

前節、アウェーでのFC東京戦は追いつきながらロスタイムに失点っていう悔しい負け方して勝点を落としましたが、今節はホームに甲府を迎えて、絶対に取りこぼせない試合。だったんですが...... 先制しておきながら追加点が奪えず、またもロスタイム(90+6分!)に同点にされて引き分け。勝点2を落としたといっていい試合になってしまいました。疲れがどっと出るよね。

この大事な終盤戦で勝点を取りこぼすのはかなり厳しい。実際に今日は他会場で広島、横浜FM、共に勝利して首位とは勝点差4に開き、広島には勝点で並ばれて得失点差の3位に後退してしまいました。

Jリーグ第26節 埼玉スタジアム2002 ヴァンフォーレ甲府戦

今日のスタメンは、最終ライン、森脇、暢久、槙野。ボランチに那須、阿部ちゃんのコンビ。トップ下に柏木と元気。両ワイド、ウガとヒラ。興梠ワントップ、GKは今シーズン初のリーグ戦先発となるギシさん。

啓太は前節に続いて今節もベンチスタートで、代わりに暢久が先発(これで暢久はJ1出場、498試合!うまくいくとホームでのさいたまダービーで500試合いくねこれ)。啓太のところには那須さんが上がる形でスタート。ギシさん以外は前節と同じメンツです。

甲府は完全に守備から入るスタートで、前プレや中盤でのプレスはかけずに5-4-1でライン作って、中央への楔を封じ、サイドのスペースも消してしまってそこでボールを奪ったら前線のパトリックを使ってカウンターっていう明確なやり方をとってきました。

ウチも引いて守られるのは比較的慣れているとはいえ、かなり徹底して守られたので、なかなかシュートまで持って行けない時間帯が長く続き、観ている方としてはかなりじらされる感じだったと思いますが、選手は焦らず、無理にバランスを崩すようなことはさけて、丁寧にパスを繋ぎながら穴を探し、そこに地道にパスを入れたり、細かいパス交換で仕掛けたりという堅い試合になりました。

特にここ最近のウチのやり方ですが、槙野と森脇がかなり前目に張って(その代わりボランチの那須さんは啓太と異なりあまり前目にポジションとらない)、ワイドのウガとヒラが中に絞ったところを前目に張った槙野と森脇が使うっていうやり方。これと暢久が最終ラインに入ることによる展開力は、前半戦までの固定メンバーでやってたときとはまたひと味違った面白さがあるかもしれません。

ただ、今日は甲府が2ライン作って引いてしまうし、その2ラインの間もコンパクトに、さらに最終ラインには前述の通り5人並べているのでサイドもフリーになりにくく、元気のドリブルもスペースがないので活きないし... みたいな形で、ほぼ相手に決定機を作られることもないものの(1回だけ暢久がパトリック選手に空中戦ではじき飛ばされてキーパーと1対1を作られたのがあったけど、ギシさんが鬼のスーパーセーブで難を逃れる)、こちらもほとんど決定機らしい決定機はつくれないという流れでそのまま前半は終了。

後半はスタートから暢久を啓太に代えて、那須さんをボランチから最終ラインに下げる形。これは恐らく甲府の高さ対策かと。で、後半も同じような立ち上がりだったけど、ここでよかったのが、後半立ち上がり早々に得たフリーキックのチャンスで壁に入ったパトリック選手がありえねーくらい豪快なハンドをやらかしてくれてPK獲得。これを阿部ちゃんが冷静に決めて先制できたこと。

がっちり守られて厳しい状況ながら、先制できたことで流れ的にはウチが楽な状況になりました。結果として甲府はその後、多少守備のバランスを崩してでも前からプレスかけて行かないといけなくなったことで、中盤にスペースができて、ウチがそこを使って縦にスピードに乗った攻撃を繰り出すことができていたし。今日の課題としてはやはりその時間帯に追加点を取れなかったことかもしれません。

しかし、今日はこれで試合が終わらなかった。残り10分辺りから、甲府ははっきりとパワープレーで、前線のパトリック選手を狙って縦にロングボールを放り込んでくる策に。これでウチのラインが下がってしまって何度か苦しい状況(1回はあわや同点ゴールかっていうシーンまで)を作られるも、なんとかしのいでアディショナルへ。ところが5分と長いアディショナルタイムのラストワンプレー、90分+6分にロングボールをパトリック選手に落とされると、それを走り込んだ甲府の選手がシュート→これはポストに当たるも、跳ね返ったところを詰めていた青山選手に押し込まれて悪夢の同点。

アディショナルタイムの劇的同点や勝ち越し点はウチも何度か相手に喰らわせてるけど、自分たちが喰らうとやっぱダメージデカイっすね。膝から崩れ落ちそうになりましたよ......

最後、甲府が中盤省略してパワープレーになっていたので、ウガを永田に代え、森脇の位置(?)に、そんで森脇を1列上げましたが(といってもヒラが前にいるので、森脇がどこでプレーするのかがよくわからなかったけど)、結果論ですけどあの時間帯にディフェンスラインはいじらない方がよかったんじゃないかなとか。最後、守りに行った結果の失点だったので、ちょっともったいなかったなーとか思います。ミシャさんの采配をどうこう言うつもりはないですが、東京戦でもディフェンスラインをいじった結果、最後失点してるし、ウチは変に守りに行くとあまりいい結果がでないのかもね(苦笑

あとね、今日のギシさんは3点ぐらいは防いでたからね。間違いなくマン・オブ・ザ・マッチです。それだけに勝たせてあげたかったけど。

とはいえ、負けたわけじゃなし。まだ諦める状況でもないので、ここは気持ち切り替えて、次はアウェーで湘南戦。残留争いで必死な相手と2連チャンで、決して楽な試合にはならないと思いますが、ここできっちり勝点3をとって、ホームでのダービーを迎えたいっすね。

ここが踏ん張りどころ。ここから最後までどれだけ後押しできるか、サポにとっても正念場ですよ。

試合データ

観客: 31077人
天候: 晴れ
試合結果: 浦和1-1甲府(前半1-0)
レッズ得点者: 阿部(51分/PK)
順位(第26節終了時点): 3位(14勝7敗5分/勝点47)
警告・退場: 那須(警告×1/反スポーツ的行為/次節出場停止)、森脇(警告×1/反スポーツ的行為)

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