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Jリーグ第21節 埼玉スタジアム2002 大分トリニータ戦

前節アウェー名古屋で悔しい敗戦をして、連敗はできない状況でのぞんだホームでの第21節は、現在最下位の大分と。

開始20分で3失点っていう悪夢のような立ち上がりから、結果的には4得点しての逆転勝利で、劇的なゲームでしたが、失点の仕方も悪く、守備面で課題の残る試合でした。さすがに勝ったからいいやって言えるレベルを超えてる......

Jリーグ第21節 埼玉スタジアム2002 大分トリニータ戦

今日のスタメンは最終ライン、森脇、那須、槙野。ボランチに啓太、阿部ちゃんのコンビ。トップ下に柏木と元気。両ワイド、ウガとヒラ。興梠ワントップ、GKは順大。ここ数試合は変わらず、現状でのベストメンバーでのスタート。

大分は3バックで、守備時5バックっていう、システム的にはウチとマッチアップする形で、前線から前プレかけて、ボール奪ってからのカウンターって言うやり方。前回アウェーで対戦した時は、ウチが大分の前線からのプレスに勝手にミスをやらかしたのも含めて、試合開始早々に2失点っていう最悪の立ち上がりをしたけど、今回も開始20分で3失点って言う、今シーズンでも最悪の立ち上がり。

特に失点の仕方が問題で、3失点のうち2失点はセットプレーから。人数もそろってて、マンツーマンでディフェンスしている状況で、1失点目は梶山に混戦の中から頭であわせられて、2失点目はコーナーキックのボールがファーサイドに流れたところを、ノーマークで入ってきた若狭選手に流し込まれてのもの。

さらに、3失点目はクロスを上げる相手選手に対する寄せが甘いことで簡単にクロスを上げさせたあげく、松田選手に付いていた那須さんがあっさりマーク外されてフリーでヘディングされるっていう体たらく。普通ならこの3失点で試合は終わってる。

ちなみにちょっと調べてみたら、7月に入って以降の直近8試合で失点は「18」。1試合平均にすると2.25失点で、6月以前のリーグ戦13節までの1試合平均失点、1.08と比べても2倍以上の失点をしている計算。

しかもその直近8試合中、6試合(75%)で先に失点するっていう内容になってて(うち、逆転勝ち2試合、引き分け1試合で残り3試合は負け)、同じく、6月以前の13節までのうち、先制された試合が6試合(46% / 逆転勝ち2試合、引き分け2試合、負け2試合)だったのと比べても失点数、及び先に先制点を取られるケースが非常に増えていることがわかります。

得点力に関しては、現時点でもリーグ2位の43得点(1位は川崎の45得点)と、十分な得点力を持っているので、とにかく課題としてはイージーな失点をなくすことになるかと思います。これは今に始まったことじゃないけど。

で、まぁ3失点はしたものの、大分が5バックでマッチアップしてるとはいっても興梠さんに対する楔のパスもいい具合に収まってたし、大分の前線は前からプレかけてくるものの、最終ラインが連動せずに低いままなので、中盤が間延びしてそこのスペースが使えてたり、槙野や森脇などがドリブルでうまくマークを外して局面を打開すると、大分の守備陣は、ズレたマークの修正やカバーリングに関して少し対応が遅れる傾向があるので、そこからサイドへの展開や中央で裏のスペースにうまく興梠が抜け出したりなど、攻撃の形はしっかり作れていたので、流れ的には悪くない前半でした。

で、前半のうちに興梠さんの技ありシュートで1点返して折り返せたことで(本当はもう1点は取っておきたかったって思ったけど)、流れ的にはウチのまま後半には入れたこと。さらに後半立ち上がり早々に元気に代わって入ったマルシオが、スーパーなフリーキックを直接叩き込んで1点差に詰め寄り、さらに相手ディフェンスのハンドから得たPKを阿部ちゃんが冷静に決めて同点。諦めなければなんとかなるもんね。

その後もチャンスを何度か作るも、なかなか4点目が遠い展開でしたが、ここで困ったときの神様、仏様、那須様。森脇のクロスを、ここぞとばかりに前線にオーバーラップしていた那須さんが頭でうまくあわせてついに逆転。森脇のクロスは相手ディフェンスの足に当たってコースが微妙に変わってたし、簡単なボールじゃなかったと思いますが、うまく体をひねって頭にあわせる辺りはさすが。

そのまま1点差を守り切って試合終了となりました。

ということで、守備面では課題の残る内容だったものの、きっちりホームで勝点3をとって、優勝争いにしっかり食いついて行くことができましたので、よしとしましょう。もちろん、課題はきちんと修正してもらわないといけないですけども。

次はアウェーで2連戦。まずは来週の週末にエコパで前回ホームで負けてる清水と。週が明けて中3日で水曜日はこっちも前回ホームで負けてて、しかも今節首位に立った横浜F・マリノスと厳しい戦いが続きますが、ここできっちり連勝して、首位に立ちたいですね。

試合データ

観客: 32329人
天候: 晴れ
試合結果: 浦和4-3大分(前半1-3)
レッズ得点者: 興梠(24分)、マルシオ(47分)、阿部(56分/PK)、那須(84分)
順位(第21節終了時点): 3位(12勝5敗4分/勝点40)
警告・退場: 柏木(警告×1/反スポーツ的行為)

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Yoshiki Kato / burnworks
Yoshiki Kato
埼玉県出身。サッカー、フットサル (観戦 / プレー)、モータースポーツ観戦、格闘技 (主にボクシング) 観戦、インターネット、音楽鑑賞、筋トレ、腕時計収集が趣味。サッカー 4 級審判員、ウオッチコーディネーター(上級 CWC)資格認定者。好物はゼリー、グミ、お酒、ラーメン。