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埼玉スタジアム2002 清水エスパルス戦(Jリーグ第16節)

ホーム埼スタに戻っての第16節は雨の清水戦。そろそろ勝点3が欲しい試合でしたが結果は残念な3失点、1-3で敗戦。

埼玉スタジアム2002 清水エスパルス戦(Jリーグ第16節)

清水は今年、主力がかなり抜けて入れ替わり、さらに監督もゴトビさんに代わって戦術的にも変えてるので状況はウチと同じ感じだし、さらにやってるサッカーも高原をワントップにして4-2-3-1、ピッチをワイドに使って大きめのサイドチェンジでサイドに1対1の状況を作りクロスを供給→高原が合わせるっていう感じが形として固まりつつあって、それはウチがやってるウィンガーをワイドに配置してそこで1対1の状況を作って(以下略...ってのと共通点が多い。だから、基本的にミラーゲームだし、そうなると戦術的な完成度の高い方が相手を上回るってことで、ベンチマーク的にはいい相手だったと思うんだけど、まぁなんつーか特に各選手の連動面、あるいは監督の采配面で完全に相手が上でしたね。あとボスナーが爆発しすぎ...

ウチのスタメンは前節、アウェーの広島戦でイエローカードもらって累積で出場停止のスピラに代わってツボが久しぶりの先発(今シーズン初)。それ以外は同一メンバー。

立ち上がりは両チームともラインを上げてコンパクトに、中盤でボールを奪ってショートカウンターっていう展開で、序盤は多少ウチが押し込む立ち上がりだったんだけど、20分過ぎにボスナーにきれいなフリーキックを直接たたき込まれて失点。その後、折角先発でいい仕事してたツボが一樹に交代。CBを下げてFWを入れるってのはかなり無茶なんだけど追いつけっていう意思表示かな。ツボの位置には暢久が、ボランチには柏木がそれぞれ下がって、一樹はもともと柏木がいたトップ下に。

ただこの辺から清水の方がしっかりブロックを作って守り、少しでもウチがボールを下げると、それに対応してラインを全体的に押し上げて中盤を非常にコンパクトに保つし、さらにウチの最終ラインにもプレスをきっちりかけてくるので、なかなかいい形を作れない状況に。特にウチは攻撃時、ボールタッチ数が多く、時間がかかる傾向があるので、サイドで達也やエジが流れて1対1の状況を作っても、中央は相手ディフェンスがそろっていてブロックができている状態なので、単純なクロスでは決定機にはならず、もうほぼお手上げ状態。そのまま前半終了。

後半も状況は変わらず。清水は前半かなりハイプレスだったので後半は足が止まるかなと思ったんだけど、相変わらずラインをコンパクトに保ってブロックを作り、手詰まりになったウチがゴール前で出す横パスを狙って奪い、カウンターっていう効率のいい、おそらく狙い通りのサッカーを展開。実際、その形から後半15分過ぎくらいに高原に2点目(高原の動き方も、クロスも完璧だったよ...)をたたき込まれて試合は厳しい展開に。その前後、啓太→マゾーラ、達也→ウメにそれぞれ交代。この2人が両ウィングに。

そしたら後半30分過ぎ、カウンターからウメが復帰後初ゴールを決めて1点差。スタジアムは追加点を期待してイケイケのムードに。実際、ここから数分間はウチが押し込んで、この試合初めて清水のディフェンスが混乱する時間帯に。この勢いで追いつけやぁぁぁと思ってたら...ボスナーにトドメ指された。もう泣きそう。そこから先は特に見せ場もなく試合終了と。

試合後にゴール裏と柏木あたりがもめたみたいだけど、なんつーか、選手は落ち着け。あとサポはくだらないヤジ飛ばして選手の邪魔すんな。負け試合の挙げ句にスタジアムの空気まで悪くなってどうすんねん。

最後にメモ。

  • リスクを取って点を取りに行くっていう姿勢自体はまあいいと思うけど、ツボ、啓太ってディフェンスの重要なポジションを次々落としてFWをひらすら投入ってのがリスクを取るっていうレベルなのかはちょっと検証が必要なんじゃね?
  • ポジションをあまり変えず、バランス重視っていう同じようなサッカーをしながら、清水の方はきちんと守備も攻撃も各選手が連動して、組織的な守備をしたり、ワンタッチパスで局面を打開してくるってのは、なんで相手ができてウチはできないんでしょうねっていう...
  • 上にも書いたけど、攻撃時、ウチは手数をかけ過ぎて時間を浪費し、相手の守備ブロックに引っかかるっていうのの繰り返しだったけど、うまくいってないことで選手が慎重になりすぎてるのか、考えながらのプレーだからなのか、動き出しやポジショニングが悪いのでパスの出しどころがないよねって感じ。少しタイミングを変えるとか、ロングフィードやアーリークロスを織り交ぜてみるとか工夫が欲しいです。
  • セットプレーから2失点(過去の試合もセットプレーからの失点が多すぎる)ってのは何とかしろ。確かにボスナーの蹴ったボールは素晴らしかったけど、同じヤツにしかも同じ球筋で2失点っては壁の作り方などで反省すべき点があるんじゃないですかね。
  • 相変わらず1トップのエジが機能してないんだけど、何とかしないのかな。で苦し紛れにエジがサイドに流れちゃうんだけど、エジがサイドでボール持っても意味ない。そのせいで中の枚数が足りないとかなにやってんだよっていう。個人的には達也をウィングで使うよりエジと2トップにした方がお互いに活きるんじゃないかって思うんだけど、今のところペトロの構想にはないみたいだね。(まぁフォーメーション以前の問題だっていう話はあるかもしれんけど...)
  • 清水は高原がトップで起点になってボールをさばいたり、そこからの動き直しでゴール前に入ってきたりするので、そこを抑えるCBの仕事はとっても大変だったと思うけど、ツボが下がってからCBに入った暢久が体を張って何度も高原を封じてたのは地味だけどいい仕事してたと思う。大宮戦では2失点に絡んじゃった暢久だけど、汚名返上ですね。まぁ負け試合なんで評価はしにくいと思うけどさ。逆に2失点目、高原に付いてた永田は見事にマークを外されてて、やっぱそこは一緒にプレーしてた時期があるかってのも影響したのかな。

さて、次は平日ですが、開幕から未勝利で目下最下位を爆進中のアビスパ福岡さんとのホームゲームですよ。崖っぷちの相手にいっつも勝利をプレゼントして希望を与えちゃうウチの悪い癖を出さないように、きっちり叩きつぶして悪い流れを絶ちましょう。

おまけ。順大のチャントが埼スタ初披露(ほんとの初披露は前節の広島戦)だったんで動画撮ってきた。

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