ホーム開幕戦だったので一応メモ書き
試合レビューを書かなくなって久しいですが、今シーズンもホーム開幕戦が終わったのでここまでの4試合に関して思ったことを簡単にメモしておきます。レビューって程ではない、ただの感想。
ホーム開幕です。埼スタあったかい pic.twitter.com/FuD3kdI7wJ
— Yoshiki Kato (@burnworks) March 2, 2025
ハマらないハイプレス、出口のないビルドアップ、どうしよう
開幕、神戸戦の前半が非常によかったのでそこからのギャップもあるんだと思いますけど、神戸ってそこまで前からプレスをハメにくる相手でもないし、比較的ボール保持させてもらえることでなんかうまくいっちゃった部分が、続く京都戦、湘南戦では相手のプレスになす術なく蹴るだけになって停滞。
中盤で渡邊凌磨さんがその運動量を武器にスペースカバーから中盤での繋ぎ、さらに裏抜けまで全部やる前提で成り立ってる状態から第2節早々に怪我して彼が抜けた途端にその役割をやる人がいなくなってあっさりプラン崩壊。
とにかくボール保持に関しては練度が低く、相手のプレスに対してプレス回避能力ゼロ。相手プレスのベクトルをみて矢印を外すってことがまったくできない。困って西川さんまで下げて、ドカーンと雑にサンタナさんに向かって蹴って終了って言うシーンの多いこと多いこと。そもそもサンタナさんはポストプレーヤーではない。彼自身は献身的に身体を張って何とかしようと頑張ってるけど、得意じゃないプレーを散々させられてあれではストレスMaxだろう。
中盤にグスタフソンさんが入ると多少は彼のところを経由した展開は作れるものの、グスタフソンさんがボールを安心して受けられるのが最終ラインに落ちた時くらいなので相手のプレスを裏っ返してスピードアップするようなシーンはほぼなく、サイドも常に数的不利。たまーに個人技でぶち抜いてくることはあってもプレーに再現性はなく、フィニッシュまでは遠い。
一方でこっちが前からハメに行く場合はそのプレスが相手を追い込んで高い位置で奪いきるほどにはオーガナイズされていないことで比較的簡単にプレス回避されちゃってガンガン裏っ返される。柏戦なんかはそれが顕著で、前線のサヴィオさん、サンタナさん、元気さん(ってかなんで右は普通に前田さんをプレスに行かせねぇのかわかんないけど)を相手3バックに対して前から行かせるものの、相手アンカーに対するマークが連動せずフリーにしちゃうので1列目プレスの背中やサイドを使って簡単にプレス回避されるし、そこ経由で簡単に前進されたり、ハーフレーンに走り込んだ木下選手あたりに一発で縦パス通されたりして簡単にプレスを無効化されてる。
この状態でプレスにでていった前線の選手がプレスバックをちょっとサボるとサイドは数的不利になっちゃうし、そのサポートにCBが引っ張り出されたりするとバイタルにスペースできちゃうしでもう大変。これだけ両SBが狙い撃ちされる状況でSBの質が、とか言われてもさすがに選手がかわいそう。
ということで中途半端に仕込むならハイプレスやめろまじで。ドン引きしてしっかりブロック作った方がまだマシなサッカーになると思う。ただしそういうサッカーで勝とうと思ったら、低い位置からのロングカウンターでなんとかする必要があるため、ワントップには前線でガンガンボール収めるポストプレーヤーが必要になるし、それは残念ながらサンタナさんではない。補強が必要って話になっちゃうかもね。
とにかく現状では攻守にわたってオーガナイズがされず、個人戦術頼みのサッカーになっているにもかかわらず、個でぶん殴れるほど対戦相手に対して圧倒的な優位性も出せていない。選手個人個人を見れば十分にリーグでもトップクラスの選手がいるはずなのに、各選手の特長が十分に発揮されないからなんかみんな迷いながらサッカーやってるように見えて非常に心配になる。
と、現時点では愚痴しかでないけれど、前述の通り、中途半端なハイプレスを諦めて、スコルジャさん1年目の守備に戻ればそこまで大崩れすることもなくなるだろうから「負けない」ようにすることは比較的簡単にできると思う。問題はそれで点が獲れるかだけど、スコルジャさん1年目はほぼ「戦術酒井さん」or「ホセ・カンテさんで理不尽ゴール」だったわけで、それにかわるようなピースがハマらないとちょっと厳しいかもしれない......
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