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2024 Jリーグ 第23節 サンガスタジアム by KYOCERA アウェー 京都サンガF.C.戦

2024 Jリーグ 第23節 サンガスタジアム by KYOCERA アウェー 京都サンガF.C.戦

写真は「DAZN」中継映像から引用

前節は駒場で残留争い中の相手に最悪の逆転負けを喫して、7月のスタートダッシュにいきなり失敗。7月の対戦相手はすべて降格圏にいる3チームということで、ギリギリ上位に食らいついて行くために、今月は3連勝がマストだったわけですけども、最初からしくじったことで、いきなり暗雲が。

そんな状況で迎える今節は、アウェーでの京都戦。京都も今節開始時点で18位に沈んでいるチーム。とはいえ、直近2試合は連勝中と、こういう後半戦で絶対残留!みたいな空気になってる相手は面倒くさい。で、実際に前節はそういう相手にやらかしたわけですけども、京都に関しても前節負けた湘南同様、走力があって、オープンな展開になると良さを発揮しがちなチームなので、同じ過ちを犯さないことが重要。

タフな相手に頭使ってしっかり勝ちきれるか、前節からのリバウンドメンタリティに期待しつつの一戦です。

スターティングラインナップ

2024 Jリーグ 第23節 サンガスタジアム by KYOCERA アウェー 京都サンガF.C.戦 スターティングラインナップ

スタメンとベンチメンバー見て思ったのは、「守備の人がいねぇじゃんどうすんだよ」ってのが正直なところ。今節は佐藤さんまで謎のベンチ外。古巣対決となる井上さんが今シーズン初スタメン。

イエローカードの累積で出場停止の石原さんのところには負傷明け即スタメンの関根さん。左SBは大畑さんがオリンピックに旅立つ前の最後のお仕事。大久保さんが復帰してワイドに。リンセンさんも怪我したらしく、そこはサンタナさんがいるからいいけど、純粋なFWの交代カードは皆無。

安居さんをトップ下に、グスタフソンさんと敦樹さんをボランチに並べた 4-2-3-1 でのスタート。

ベンチには小泉さんと松尾さんが久しぶりに復帰。新加入の二田さん、本間さんが入り、あとは武田さん、堀内さんというメンツだけど、守備強度でアテになりそうなのが堀内さんくらいであとは全員攻撃面での切り札。この辺の交代カードで後半は押せ押せになりそうな雰囲気ですが、それがまた変にオープンな展開を自分たちから呼び込まないか心配(フラグだった......)

対する京都は、原選手を中央に、マルコ トゥーリオ選手、一美選手を両ワイドに置いた 4-1-2-3 スタート。ボール奪ったら縦に速く、原選手は高さもあって収まるので、変な形でカウンター食らうような展開になると自分たちから試合を難しくしそう。しっかりボール繋いで、相手の前線からの出足を裏っ返すような狙いが出せれば、こちらが優位に試合をコントロールできるとは思いますので、その辺に注目。

前半はまずまず。後半は最終的にカオス。交代の度に秩序もクソもなくなって前のめり、オープンな展開で京都に良さを出され、逆にギリギリ引き分けみたいな試合に

前半に関しては、京都の前線プレスをうまくいなしながら、相手を自陣に引き込んでおいて裏って言う狙いがきちんと見えましたし、実際にそれが形になって何度か決定機も。特に関根さんが西川さんの縦一発で抜け出したシーンなんかはその狙い通りで、回数は少ないながらもしっかりチャンスを作って期待させる流れ。まぁこういう少ないチャンスを決めきる程のクオリティは正直ないので、悪くはないけど1、2点入ってて当然だったなとか言えるほどの圧倒感もなしという展開。

前半の終盤までは相手にほとんどチャンスを作らせず、うまく試合をコントロールしたと思いますが、前半のラスト5分~10分(前半のアディショナルタイムが少し長かったので)に関しては、試合の流れが悪くないってこともあって前がリスク獲って縦に急いだところから被カウンターを連発されて、すこーし嫌な予感が。

今のウチがオープンな展開になると弱いのは、攻撃時に縦が意識された分、そこで間延びして中央にスペースができるから。で、攻撃時に縦を意識して間延びするのは当たり前なのでそれ自体は別にいいんだけど、それと同時に最終ラインの素早い押し上げと、ボール失った瞬間の前線からのプレスバック徹底っていう両方がセットにならないと、ただ間延びしたままの状態になる。

湘南戦も含めて、ミドルプレスが全く機能していなくて、最終ラインが勇気持って迎撃に出ても前がプレスバックしてこなかったり、あるいはその逆だったり。最終ラインは、自分たちが出ていったときに前がプレスバックして中盤をコンパクトに挟み込めないと怖くてなかなか出て行けなくなるし、そうすると前線がプレスバックしようにも距離がありすぎて戻りきれないみたいな形になる。

結果、攻守転換時にミドルプレスがハマらず、ズルズル下がる最終ラインと共に、一気に勢いを持った相手にアタッキングサードまで侵入されてしまうと......

ボール保持して相手を深い位置まで押し込んでいる状態なら別にいいとして、自分たちの中盤が間延びするような縦にプレー速度を上げた状況では、なるべくシュートで終わるなど、ハッキリしたプレーを選択できると、そういうシーンも減らせると思うけど、あまりそういうところがチーム全体で意思統一されているようには見えない。

だから、時間帯的に点が獲りたい、この流れで1点奪いに行こうぜ、ってなった状況でのリスク管理にずーっと難があるように見えてて、要するに、自分たちが攻撃のスイッチを入れると、同時に京都の良さも引き出しちゃうみたいな...... なんだろ、チャンスだってんでノックアウト狙って拳をぶん回したら、逆に相手の方がカウンターパンチを狙いやすくなっちゃいましたみたいな。なかなか一方的に殴るっていう状態にはできないのが今のチームの辛いところ。

後半も、立ち上がりこそ悪くなく、8分くらいだったか、ペナルティエリア内でうまくボール受けた敦樹さんのシュートはもう決まったと思ってフライングガッツポーズするくらいの勢いだったけど、相手GK、ク ソンユン選手のビッグセーブにあって得点ならず。

流れは悪くないし、まぁここから攻撃のスイッチ入れていくよねっていうところで60分に大久保さん→松尾さん、関根さん→二田さんとして、両ウィングをパワーアップ。関根さんの抜けた右SBには渡邊さんを、前半の負傷交代でグスタフソンさん→武田さんになってて、グスタフソンさんのところに安居さんを移動、武田さんを右に入れた関係で、大久保さんはトップ下に入っていましたが、これで武田さんをトップ下に移動。

ただ、この辺からだんだんと雲行きが。そう、前述した、こっちが攻撃のスイッチ入れると、どんどんオープンな展開になって逆に京都の良さが出ちゃう問題の発生ですよ。84分にサンタナさん→小泉さん、足が攣ってた井上さん→堀内さんとすると、敦樹さんをCBに、堀内さんをボランチに配置して打開を図りますが、途中交代選手に対して先発の選手達は恐らくこの蒸し暑いコンディションで疲労困憊。結果、もうなんて言うか、途中交代で元気な子たちはガンガン前に責めていく、結果スペースとか空きまくるから京都のカウンターがバカスカ発動するみたいなカオスな状況に。

アディショナルタイムを含めた最後の10分間なんかは、ウチ、シュート打った?ってくらいほぼ一方的に京都に押し込まれて、何なら敦樹さんのパスミスからペナルティエリア内でボール奪われてシュートされたシーンなんか、もう終わった...... ってくらいの決定機を作られたりしてグダグダ。1点獲って勝つどころか、最後は負けなくてよかった...... って思わせるような試合の終わり方で、ギリ、勝点1を拾った感じに。やっぱり今のウチはちょっと戦い方が下手だよねっていういつもの感想。

さて、降格圏の2チームと連戦して獲れた勝点は「1」のみ。次は現在ぶっちぎりで最下位の札幌とホームでの対戦ですが、さすがにこれでまた勝点「3」を逃すようだともうちょっと話にならないので(いや、もうすでに今シーズンは(上位争いという意味では)終わった感が出ちゃってるけども)、なんとかがんばってください。

試合ハイライト

試合データ

観客: 18,730人
天候:曇 / 気温 26.1℃ / 湿度 90%
試合結果: 京都 0-0 浦和(前半0-1)
レッズ得点者: -
警告・退場: 関根(警告×1/反スポーツ的行為)
主審: 先立 圭吾 氏
順位: 9位(9勝8敗6分/勝点33/得失点差+6)

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