埼玉スタジアム2002 モンテディオ山形戦(Jリーグ第25節)
現実的な目標が残留っていう情けない状況の今、下位の山形にしっかり勝って安全圏に抜け出すきっかけにしたかったホームでの25節でしたが、結果は最悪の敗戦。勝点も「28」のまま足踏み状態です。
自国の代表に招集されていたスピラ、ランコをベンチスタート、累積警告で出場停止の峻希の代わりにウガが先発、ウガを左サイドにおいて、ヒラを右サイドに移動。スピラの代わりが暢久、ランコの代わりに高崎がそれぞれスタメンでしたが...
もうね、出口見えない。マジで。山形がコンパクトに、寄せも早く、集中していい守備をしていたのは確かだけど、ウチの攻撃に全くコンセプトが見えない。パスはすべて各駅停車、独創性もなく、スペースを作り出す意図も、スペースを使おうという意図も見えず、あとはただ闇雲に個人勝負のみ。
山形のようにゴール前、バイタルエリアにきっちり人を並べてブロックを作る相手に対しては、セオリー通りサイドの深いところからクロスが供給されないとなかなか得点機を作るのは難しい。そのために中央で起点を作ってからのサイド攻撃だと思うんだけど、トップでボールはまったく収まらず(っていうか収まるわけあるかあんなルーズなボールを蹴り込むだけで)、サイドの押し上げもできず、パスはダラダラと相手ディフェンスラインの前を行ったり来たりするだけ。
苦し紛れにサイドのスペースに蹴り出すも、山形は難なくスライドして数的優位を作られ、まともなクロスも上げられず、ボール奪取されて逆にカウンターを喰らう...特に達也が前半早々に負傷退場してランコと高崎の2トップになってからはもうお任せロングボールの連発。そのくせ中盤は間延びしてコンパクトさを保てないのでセカンドボールが全く拾えず、トップの2人も孤立無援。もう勝つ気あるんすかね?っていうお粗末な試合でした。
2週間もインターバルがあったにも関わらず、そして危機的な状況でのホームゲームにも関わらず、ここまで気迫を感じない試合も珍しい。ここからはアウェーでしかも上位陣相手の試合が立て続けだけど、ほんと大丈夫なのかね。心配で胃が痛いですよ。
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