2023 Jリーグ 第19節 駅前不動産スタジアム アウェー サガン鳥栖戦
写真は「DAZN」中継映像から引用
前節、水曜日に行われたホームでの湘南戦は4得点の快勝。首位との勝点差を「6」として7月のリーグ戦がスタートです。水曜日の試合から中2日とちょっと厳しいスケジュールではありますが、前節の勢いをそのまま連勝につなげたい今節は、アウェーに乗り込んでのサガン鳥栖戦。
ここ数試合得点力不足といわれて少し停滞感を感じさせる時期が続きましたが、前節は積極的にリスクを獲って攻め続けた結果、多くの決定機を作ることに成功。欲をいえば決めきりたかった決定機は多くありましたけども、それでもあれだけチャンスを創出できればやはり得点も付いてくる。耐える時間があった分、ここから所謂ケチャドバ状態に持っていけるか、注目の一戦となります。
スターティングラインナップ
さて今節のスタメンは、最終ライン左から大畑さん、ホイブラーテンさん、ショルツさん、酒井さん。ダブルボランチに岩尾さんと敦樹さん、左のSHに髙橋さん、右に大久保さん、トップ下に安居さんを配置し、1トップにカンテさんを置いた 4-2-3-1 スタート。GKは西川さん。サブには岩波さん、荻原さん、平野さん、早川さん、関根さん、興梠さん、そして彩艶さんが控えます。
中2日での連戦ということもあって関根さん、興梠さんはベンチスタートに。カンテさんと髙橋さんにスタメンを入れ替え。怪我が心配されていた荻原さんがベンチに戻ってひと安心。その他は前節と変わらず、いいイメージをこの試合でも継続できるか。
対する鳥栖は、最終ライン左から菊地 泰智選手、山崎 浩介選手、ファン ソッコ選手、福田 晃斗選手。ダブルボランチに手塚 康平選手と河原 創選手。左のSHに岩崎 悠人選手、右SHに長沼 洋一選手。トップ下に堀米 勇輝選手を配置し、ワントップが小野 裕二選手という並びの 4-2-3-1 スタート。GKは朴 一圭選手。
前節は湘南を6得点でボッコボコに。最前線の小野 裕二選手はハットトリック(PK×1含む)っていう大爆発状態でしたが、ウチのディフェンス陣はそうやわじゃないですよということで、相手の攻撃陣をしっかり抑え、前節同様に高い位置でのトランジションからよい攻撃につなげられるかに注目です。
先制されるも直後に追いついて立て直し。岩尾さんのスーパーロングシュートで逆転勝利
ウチのボール非保持、試合立ち上がりについてはかなり前からハメに行く守備をしたものの、鳥栖、GKの朴選手を最終ラインに入れた疑似3バックでのボール保持に対してなかなか規制がかからず、数回裏っ返されたところでコンパクトにブロックをセットする守備へと移行。
これによって鳥栖にボール保持される展開になりましたが、相手に持たれる時間帯を耐えて反撃のチャンスをうかがおうと思った矢先の7分に失点。左サイドで押し込まれたところから、堀米選手のパスを手塚選手がアウトサイドでタイミングを外したクロス。これを長沼選手に頭で合わせされた形ですが、長沼選手には大畑さんがマークついている状況でしたので、少しトリッキーなクロスに動き出しで完全に遅れてしまったのは悔やまれる。
久しぶりに先制される流れでしたが、まだ序盤。早い時間帯に追いつきたいと思っていたら失点から4分後にカンテさんがぶちかましてくれました。左サイドで安居さんが相手スローインに詰めてボール奪取。大久保さん経由でペナルティエリア内に侵入した敦樹さんへとパスが回ると、敦樹さんの折り返しにカンテさんがトラップ一発で相手ディフェンスを外して、ニアサイドの狭いシュートコースを右足でぶち抜く技ありシュート。いやぁ、相当難しいコースだったと思いますが、強いシュートをここしかないってコースに叩き込むそのスキル。さすがです。
同点後に高い位置でのパスカットから何度かシュートカウンターを発動しますが決定機とはならず。細かく、ダイレクトにパスを回す鳥栖に再三ゴール前まで侵入される流れで前半は耐える時間帯が続きます。
しかし、38分、ハーフウェーライン付近でカンテさんが倒されて得た直接フリーキック。鳥栖の選手が一瞬気を抜いた刹那、岩尾さんが素早い判断でスーパーロングシュート。これが鳥栖GK、朴選手が前に出ていたことでその頭を越えてゴールに吸い込まれると見事な逆転ゴールに。ピッチほぼ半分なので50m以上はあったと思いますが、あれを冷静に枠に飛ばす精度。岩尾さんさすがです。
後半、56分にカンテさん→興梠さん、髙橋さん→関根さんとして追加点を奪いに。この辺から前2枚で規制したところに敦樹さんが前向きにぶっ潰しに行くプレスでボール奪いきってショートカウンター当てる流れがうまく作れるようになってウチの時間帯に。一方鳥栖は徐々にボールを前進させられなくなって停滞。ここで追加点が奪えればという流れ。
70分には岩尾さん→早川さん、大畑さん→荻原さんとして疲労が蓄積している選手をリフレッシュ。実際岩尾さんは足攣ってたみたい。85分には同じく足攣って活動限界を迎えた敦樹さん→平野さんとしますが、鳥栖も藤田選手投入でロングスローに活路を見いだすなどめんどくせぇ感じに。しかし鳥栖の猛攻をしっかり跳ね返して決定機は作らせず。そのまま試合を終わらせて勝利。見事な連勝で勝点3をゲットしてくれました。素晴らしい。
試合全体では鳥栖にかなりボールを握られる時間帯が長く、特に前半に関しては押し込まれたことも関係して、攻撃面で左サイドがあまり機能しない、さらに早い時間帯での失点など、鳥栖に狙いを出されかけましたが、そこで焦らず徐々に盛り返すと、素晴らしい2得点、さらに強度の高い守備と運動量で相手を上回り、時間経過と共にボールは持たれながらも相手の良さを封じ、試合をうまくコントロールすることができたんじゃないかと思います。
さてこれで1週間のインターバルを挟んで次はホームでのFC東京戦。今節の勝利で今シーズン10勝目に乗せ、勝点は「36」と明日のマリノス×湘南の結果次第ではありますが首位にしっかり食らいついている状況。複数得点できているなど、状況もかなり改善していますので、この勢いでFC東京を叩き、3連勝としてもらいたいです。
試合ハイライト
試合データ
観客: 11,224人
天候: 曇 / 気温 25.3℃ / 湿度 83%
試合結果: 鳥栖 1-2 浦和(前半1-2)
レッズ得点者: カンテ(11分)、岩尾(38分)
警告・退場: -
主審: 谷本 涼 氏
順位: 4位(10勝3敗6分/勝点36/得失点差+12)
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