2020 Jリーグ YBC ルヴァンカップ グループステージ 第2節 ヤンマースタジアム長居 アウェーセレッソ大阪戦
週末のリーグ戦では清水エスパルスを相手にホームで引き分けという結果に終わりましたが、リーグ戦での連敗をストップしてひと段落。続くミッドウィーク、水曜日に行われるのは、アウェーでのルヴァンカップ、グループステージ。対戦相手はリーグ戦では現在2位と好調のセレッソ大阪。
ルヴァンカップは新型コロナウイルス感染症の影響でレギュレーションが大幅変更。大きく変わった点としては下記の通り。
- プレーオフステージは廃止
- グループステージを1回戦総当たりのリーグ戦に変更
- 各グループの1位チーム(4チーム)と2位チーム内の上位1チーム、およびAFCチャンピオンズリーグ出場3チームの計8チームでプライムステージ(1試合制のトーナメント戦)を行う
また、ウチが入るグループBに関して、J2から参加していた松本山雅は、グループステージ第2節以降の試合は実施せず、松本との対戦が終わっていなかったウチと仙台には、全日程終了後に自動的に勝点3が与えられるという形になりました。よってウチとしては第1節の仙台戦で得た勝点3と、自動でもらえる勝点3を合わせて、実質的には勝点「6」を持っている状態。
ということで、今日の試合でウチは勝利すれば、グループステージ突破が決まる、という試合になりました。ちなみに対戦相手であるセレッソさんも第1節は松本を相手に勝利していますが、松本との試合を消化してたのが運が悪いというか、最終節として来週、仙台との試合をもう1試合しないといけないので、あちらさんは今日の結果にかかわらず、グループステージの突破は最終節に確定ということになります。
<C大阪戦スターティングメンバー>
GK 福島 DF 宇賀神、マウリシオ、岩波、岩武 MF 長澤、柴戸、エヴェルトン FW 武藤、レオナルド、関根
SUB 鈴木(彩)、鈴木(大)、青木、荻原、武田、伊藤(涼)、杉本#urawareds #浦和レッズ #wearereds #Jリーグ #ルヴァンカップ #サッカー pic.twitter.com/S5EIJycYBr— 浦和レッズオフィシャル (@REDSOFFICIAL) August 5, 2020
スターティングラインナップ
さて、今日のスタメンは最終ライン、CBコンビは岩波さんに、マウリシオさんのコンビ。右のSBには岩武さん、左にウガ、ボランチのコンビは柴戸さんとエヴェルトンさん、SH右が長澤さん、左が関根さん。2トップには武藤さん、レオナルドさんを配置した 4-4-2。GKは福島さん。
ルヴァンカップ、さらに週末にはリーグ戦がひかえているということもあってメンバーは大きく入れ替えてきました。また、ベンチにはGKとして鈴木彩艶さん、プロ初出場が期待されるルーキー、武田英寿さんなどが入りました。
対するセレッソは最終ライン、左から丸橋、瀬古、木本、片山選手という並び、ボランチにレアンドロ・デサバト選手とルーカス・ミネイロ選手、左SHに柿谷選手、右SHに坂元選手、2トップに鈴木孝司選手、ブルーノ・メンデス選手を配置した 4-4-2 のフォーメーション。
今季セレッソの特長としてはまず堅守。4-4-2 ブロックをコンパクトに、ゴール前に人の壁を作るくらいの勢いでスペースを埋めてくる守備は、ボールを持たされると崩しきるのは難しく、ここまでリーグ戦、8試合で5失点はリーグ最小(タイ)、昨シーズンは得点力に悩まされて順位的にはふるいませんでしたが(今シーズンも現時点で9得点とウチと並んでリーグでは中位以下)、今シーズンは苦しい流れながらもゼロに抑えつつ、試合終盤で1点獲って勝ちきる、みたいな展開が多く(全9得点のうち、5得点が61分以降の得点)、規律のとれた堅いチームという印象。
堅守形だと攻撃面では速攻になりがちですが、ロティーナさんのサッカーは、速攻ではなく、じっくり時間をかけて相手の穴を探しに行くような、所謂遅攻。なのでトランジションがバンバン発生するような激しい展開というより、じっくり守って相手が疲弊してきた終盤にパスをつないで相手ゴールに迫り、トドメ刺す、みたいなやり方をしてくるので、90分通してのゲームバランスをどうとるかが重要になります。
立ち上がりから流れを掴んだのは浦和、ただし決定機は遠く
試合の立ち上がりからベースを握ったのはウチ。この日2トップに入った武藤さんとレオナルドさんが、うまく相手CBのビルドアップに対して規制をかけ、サイドに追い込んで蹴らせる、というやり方でボール奪取はある程度狙い通りできていた感はあり、連戦の疲れ、あるいは30度を超える暑さのせいか、全体的にセレッソ各選手の攻守転換が遅く、全体的な運動量も高くなかったことからポゼッションではウチが上回る展開となりました。
守備時、ウチの両サイドの出足も鋭く、相手SBやSHに入った時にも素早く潰しに出ていくことができていましたし、中盤でも柴戸さんが広いスペースをカバーしつつ、ボール奪取したら鋭い縦パスを前線に積極的に付けることでアタッキングサードには侵入できており、試合の入りから前半は45分にわたって良い流れ。
しかし、セレッソもゴール前では人数をかけてスペースを埋めてくるため、「決定機」と呼べるようなシーンがあったかと言われるとほぼなし。試合立ち上がりの9分くらいに、柴戸さんの縦パスにレオナルドさんが抜け出してGKとの1対1でシュートを放ったシーン(残念ながら角度的にシュートコースがあまりなく、GK正面)は決定機でしたが、それ以外は枠に飛んだシュートなかったんじゃないかな?(ちょっと細かく試合を見直していないのであったらすみません)
結局、両者無得点のまま試合は後半へ。
終盤セレッソの狙い通りにワンチャンスを決められて撃沈
セレッソはハーフタイムに坂元選手→西川潤選手、ブルーノ・メンデス選手→豊川雄太選手と2枚同時交代。セレッソは試合開始5分でCBの木本選手が負傷、マテイ・ヨニッチ選手で交代カードを1枚切るという想定外の交代をしていましたので、これで3枚カードを切ったことに。前半、流れ的にはよかったウチはハーフタイムでの交代はなし。
試合自体はこちらがコントロールしているように見える、でも得点はできない、みたいな流れが続くと、それはセレッソにとっては狙い通りの形ってことでなんとなく嫌な予感も。後半立ち上がり早々に途中交代した西川選手に惜しいシュートを放たれる(これがこの試合、セレッソのファーストシュート)など、セレッソが少しずつボール保持する時間を増やしていきます。
とはいえ、ウチも後半も前半に引き続きいい形でのボール奪取からアタッキングサードには侵入できていて、57分には武藤さん→杉本さんとして、ゴール前でのターゲットを増やすなど、この悪くない流れの中での先制点を期待しますが、これに対してセレッソは焦らず粘り強い守備を展開。そして前半から押し込んでいたウチの運動量が少し下降してきた62分にルーカス・ミネイロ選手→奥埜選手、69分には柿谷選手→清武選手として中盤にボール保持できる選手を連続投入すると、前半はあまり見られなかった中盤での積極的な動き直しによりウチにとって危険なエリアでボールを引き出すなど、セレッソが試合の流れを引き戻します。
これに対してウチも76分、レオナルドさん→伊藤涼太郎さん、そして、長澤さん→武田さん(プロ初出場おめでとう)を投入。伊藤さんを2トップに、武田さんをそのまま右のSHに配置して前線での圧力を強めに行きます。
が、82分、ウチがアタッキングサードまで攻め込んだところでシュートで終われずボールロスト。デサバト選手のキープ→中央で清武選手(この辺記憶が曖昧)→西川選手とボールが渡ったところで、西川選手が中央をドリブルで持ち上がり、バイタルエリアに侵入されます。そこで西川選手に溜めを作られ、ウチのディフェンスが引きつけられたところから、右サイドをオーバーラップしてきたフリーの豊川選手にボールが渡ると、右足一閃、ニアに強烈なシュートを叩き込まれて失点。
自分たちの攻め終わりの一瞬のスキを突かれ、鋭いカウンターから先にゴールを奪われてしまいました。時間帯も最悪。終盤強いセレッソに見事にしてやられました・・・・・・
失点をうけて、85分にはエヴェルトンさん→青木さん、さらにウガ→荻原としてなんとか時間内に1点追いつこうと前に出ていこうとしますが、急がないセレッソにボールをつながれ、うまく時間を使われてそのまま試合終了。悔しい敗戦となってしまいました。
これでウチの、今節でのグループステージ突破はなしに。ウチはグループステージの日程が終了したので、あとは来週行われるセレッソ×仙台の結果に加え、他グループの2位チームの成績次第でグループステージ突破か敗退かが決まります。要するに他力本願ですね。Bグループ内での順位としては、仙台がセレッソに勝ってくれれば(得点数などにもよりますが)2位以内に入ることができるのかな。全突破条件を考えだすと面倒なのでとりあえず通ったらラッキーくらいに思っておくのが良いと思いますが。
試合データ
観客: 2,847人
天候: 晴 / 気温 30.7℃ / 湿度 56%
試合結果: C大阪 1-0 浦和(前半0-0)
レッズ得点者: -
警告・退場: 岩波(警告×1/ ラフプレー)
主審: 福島 孝一郎 氏
順位:Bグループ 2位(1勝1敗0分/勝点3/得失点差+2)
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