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埼玉スタジアム2002 柏レイソル (Jリーグ第34・最終節)

いや、今年も終わってしまいましたね。今年の最終節のお相手は、勝てば優勝っていう状況の柏レイソルと。

埼玉スタジアム2002 柏レイソル (Jリーグ第34・最終節)

ちなみにここ数年のウチの最終節ですが、07年の最終節(日産スタ)は最下位の横浜FCに負けて優勝逃し、08年は埼スタでマリノスに1-6で惨敗のクソ試合、09年は同じく埼スタで鹿島に目の前で優勝決められ、昨年は神戸に残留をプレゼントと散々な感じですが、今年も見事に最低な最終節で、もはや風物詩状態ですね。

ということで、柏さん、優勝おめでとうな、1-3での敗戦、最終順位も15位という残留ぎりぎりの成績で2011年シーズンのJリーグ全日程が終了しました。

ウチのスタメンは、システムは変わらず4-1-4-1、4バックにツボ、永田のCBコンビ、ヒラと野田くんがSB、アンカーに啓太、マルシオと柏木をインサイドハーフに、両翼がウメ、元気、とここまではいつもの感じですが、今日はワントップに直輝っていう意外な采配。

セルヒオが前節のケガで抜けてしまっているのと、達也もセルの予想外のケガで長時間の出場を前節しなければならなかったことから控えスタートに。だから一樹が多分1トップに入るんだろなと思っていたらまさかの直輝だったよ。

で、現地ではまさかのバルサ的4-3-3、つまり直輝をメッシに見立てての所謂0トップってやつですねと盛り上がっていたんですが、残念ながら前半はほぼ機能しなかったっす。だってバルサ的0トップって、前3枚の両翼(今日の布陣で言えば元気とウメ、バルサでいうところのビジャ、ペドロ)が高い位置を取って裏のスペースに積極的に仕掛けるからこそ、相手ディフェンスラインが下がって中央のメッシの場所にスペースができる→メッシがフリーでプレーできるってのが1つの強みなのに、ウチの両翼は裏のスペースを狙うよりそれ程高くない位置から足元でボールもらってドリブルしかしないもんだから、直輝のところにスペースはできないわ、直輝に当ててもすぐに囲まれて溜めも作れないわでなんにもできない状態に(しかも両翼がドリブル途中で引っかかってボール奪われるとそのままカウンター喰らう道へ一直線)。

つまり、直輝をセルと全く同じ感じで使うなら、そりゃ活きるわけないだろっていう状態。だって直輝はセルほどキープ力やドリブル力ないし、それが売りの選手でもないし...

で、中央で起点を作れないので安易にサイドに逃げるも、そこから単純なクロスを上げても中に高さがないので簡単にはじき返されてお手上げ状態。セットプレーにしてもあまり工夫を感じなかったし、これは前節とかにも書いたけど、どうやって点を取るのかという部分で明確な意図が見えなかったです。

で、案の定というか、前半のウチのシュート数0本ですよ。シュート打てなくて勝てるわけねぇだろと(柏は前半だけでシュート17本ですよ)。

一方の柏はいつも通りのサッカーを展開。ジョルジ・ワグネルとレアンドロ・ドミンゲスが中央に絞りつつバイタルエリアでしっかり起点を作り、サイドの酒井や橋本を使ってのサイド攻撃、もしくは中央で2トップに対してスルーパスを通す、自分でミドルシュートを狙うと、多彩な攻撃の中心として機能していました。

柏の圧倒的な攻撃力を封じるには、この2人の外国人選手をなんとかして押さえることが重要ですが、今日はほぼできなかったので特に前半なんかはあと2,3点取られててもおかしくなかったくらい一方的に押し込まれた展開でした。

この辺の、誰にボールを預けるとか、そこにボールが入った時に各選手がどういう風に動くのかっていう点に関して柏はしっかりとした共通認識を全員がもっていますね。まさに連動してチーム全体が動いてる。そりゃ強いよって思いますわ。

で、押し込まれた結果、柏のコーナーキックの回数が必然的に増えるわけですが、今日の3失点はすべてそのコーナーキックのこぼれ球を押し込まれるっていう同じ失敗を3度繰り返す形(3点目は順大のミスだけど)でもう思い通りにやられたなと。クラクラする感じでした。

唯一まともだったのが、後半立ち上がりから直輝を一樹に変えて、彼を1トップに据えてから後半20分くらいまでの時間帯。一樹が積極的に裏を狙うことで相手ディフェンスがゴールに向かいながら守備をする場面が増え、さらに彼に相手ディフェンスが引っ張られてマークがずれる傾向が見られ、そこをうまく突いた柏木がヒラのクロスに2列目から飛び出してヘディングでゴールを奪ってくれました。

そこから3失点目を喰らうまでは結構いい感じだったんですけどね。柏も気持ち、浮き足立ってた感があったし。でも3点目が入ったところで多分集中が切れちゃいましたね。柏もそれで落ち着いちゃって、そこから先は特に見せ場もなく試合終了となりました。また目の前で人様の優勝を見せられたよ。

ということで、今年、残りは天皇杯に気持ちを切り替えて、元旦決勝行けるようにサポートしましょう。ひとまず、1年間お疲れ様でした。また来年。

【追記】
なんか終了後に居残ったサポと橋本社長との話し合いがあったみたいですね。今の社長がやめるやめないとかはどうでもいいんですが、クラブが今年の失敗をしっかりと分析し、しっかりとしたビジョンを示して、それに向かってブレずに継続することが大事なんだってことに気がついてくれることを切に祈りますよ。

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