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2019 Jリーグ 第17節 昭和電工ドーム大分 アウェー 大分トリニータ戦

水曜日のACLは完璧な試合運びで第1戦の敗戦をひっくり返してのベスト8進出。チームとしても自信をつけ、いい流れで迎える週末、中3日で迎える日曜日はアウェーでの大分トリニータ戦。ACLの関係で第16節の鹿島戦が7月後半に日程移動したため、ウチは1節飛ばした状態で迎える第17節になりますが、今節で今シーズンのJリーグも日程の半分を消化したことになります(時間経つの早ぇ・・・)。

大分さんは今シーズン久々のJ1復帰ということで、前回対戦はもう遠い昔の2013年シーズンまで遡ります(ちなみに2013年、アウェーで対戦した第3節は開始5分で2失点したところからなんとか追いついてのドロー。ホームで対戦した第21節は開始20分で3失点するっていう最悪の立ち上がりから4得点で逆転勝利っていう所謂バカ試合でした。)。当然、6年前とはお互いに監督も選手も入れ替わっていますが、今シーズンの大分は2勝4敗5分の勝点26、現時点で6位と好調。ウチは前述の通り1試合消化が少ないとはいえ、勝点5差で追う立場ですから、ここはアウェーとはいえきっちり勝って戻ってきたいところです。

2019 Jリーグ 第17節 昭和電工ドーム大分 アウェー 大分トリニータ戦

写真は「DAZN」中継映像から引用

さて、今日のスタメンは最終ラインに鈴木、マウリシオ、槙野。中盤は柴戸、長澤、両サイド、ウィングバックの左に山中、右に橋岡を配置。マルティノス、ナバウトをインサイドハーフ、杉本の1トップという並び。GKは西川。

システム的には 3-4-2-1 を継続ですが、蔚山現代戦からはスタメン 7人を変更と大きく選手を入れ替えてきました。特に前線トライアングルはスタメンとして今シーズン初の組み合わせということでこれがどう出るか。中盤は柴戸さん、長澤さんというコンビ(これも初の組み合わせ)にして、連戦の中で青木さん、武藤さん、興梠さんという負荷がかかりがちなメンバーをお休みさせてきました。あと橋岡さんが復帰戦ですね。

対する大分は、ウチから期限付き移籍中のオナイウ阿道さん、伊藤涼太郎さんが契約上出場できず。ワントップに藤本選手、トップ下に後藤選手、小塚選手を配置した前線ユニット。3バックの右には先日のコパ・アメリカ 2019 メンバーとしてウルグアイ戦でスタメン出場を果たした岩田選手を配置した 3-4-2-1 ということで、システム的にはミラーゲームでマッチアップする形。

人の配置とボールの動かし方でスペースを作ってくる相手に対して、ウチはどれだけ守備時のポジショニングで秩序が保てるかが重要な試合となりました。ポジショニングさえ最適化できれば個の局面でウチが上回ることは難しくないため、局面勝負に持ち込んで・・・ というのを予想しましたが、結果から言ってしまえば大分の連動性の前に組織的な守備はまるで機能せず、運動量も上がらない中で 2失点の完敗。多くの課題を残す結果となってしまいました。

大分はビルドアップ時、中盤、ディフェンシブハーフの1枚(長谷川選手)が最終ラインに落ちる形で 4-3-3 (→ 両翼が上がって 4-1-5)での組み立て。これに対してウチは立ち上がり当初は前線に長澤さんを押し上げつつ、4枚の数的同数を作って相手のビルドアップを阻害しに行きますが、前線からハメに行った際にうまくパスコースを切って蹴らせれば最終ラインでの高さを活かしてセカンドボール回収という形が出せるものの(大分はオナイウ阿道さんがいないこともあって前線での高さが足りず、ハイボールの競り合いではウチに優位に傾きました)、前線のプレスに対して最終ラインの反応が遅れると、1枚になっている柴戸さんの左右で落ちてきた相手インサイドハーフに起点作られると一気にゴール前まで持っていかれるという状況。

さらに前が頻繁に本来のポジションから外れてにハメに行っちゃうのでワイドの2人(橋岡さんと山中さん)も守備を気にして前に出て行くことができず、この辺は前線ユニットの特性が攻撃に特化しすぎたせいでとばっちり食らった感じになってしまいました。前から何度か言っていますけども、最終ラインに走力に優れた選手がおらず、後ろが重たい状況で前がアホみたいにプレスハメに行くのではコンパクトネスが保てるわけもなく、ぶっちゃけ、ここの構造的な問題を解決しない限り同じ事繰り返すことになりますよ・・・

また、大分の右サイドは岩田選手が積極的にオーバーラップしてくるなど、状況によって大きくポジションを動かしてくるため、相手のマークを捕まえるのが難しい。前半途中、20分過ぎの飲水タイム後にマルティノスさんとナバウトさんが左右を入れ替え、守備時に杉本さんの両脇に柴戸さんと長澤さんが出つつ、ナバウトさんとマルティノスさんがその両脇に入る形で 5-4-1 ブロックを作る形にしていましたが、これは右から崩されるケースが多かったこともあって運動量のあるナバウトさんをそちらに持っていきたかったのか・・・ 結局短時間でポジションは元に戻ってたのでその辺の意図はわかりませんでしたが。まぁどちらにしろインサイドハーフがあまりプレスバックしないので特に岩田選手を捕まえ損なうと左サイドで数的不利を作られるという状況は何度か見られました。

前半はお互いに相手のプレッシャーに対してスムーズなビルドアップとは行かず、決定機の数では大分が優勢というところ。ウチも終盤に相手左サイドの裏を右に流れたマルティノスさんがうまく使いつつ杉本さんの惜しいシュートシーンを作るなどやりたいことが全くできなかったというわけではありませんでしたが、前線の連動性というところではやはり機能したとは言い難い。しかも前半から大分のシュートは軒並み枠に飛んできていて、コンディション的に厳しい中、ウチの運動量が落ちたりしてちょっとしたズレが生じれば即座に失点しそうな怖さはあり、特に後半の交代策については勝敗を左右しそうという印象。

前述の通り、この日のインサイドハーフがマルティノスさんとナバウトさんという、前にハメに行く分には迫力があってまぁいい(といってもあまり効果的なプレスではないので簡単に外されるだけで意味ないっちゃ意味ないんですけども・・・)ものの、ネガティブトランジション時の切り替え、プレスバックのスピードで難のある2人だったこともあって個人的には後半スタートからマルティノスさん、ナバウトさんのところは何か手を打たないとやばいんじゃないのかなという風には考えていました。そんでハーフタイムにつぶやいたのが↓

しかしハーフタイムでは特に選手交代はなし。結果論ですがインサイドハーフのところに手を入れなかったことでそこを起点に失点します。

51分、中盤でナバウトさんが中途半端なポジションを獲ったことで浮いた小塚選手に中央エリアでボールを引き出されて起点を作られると、時間を与えてしまったことで小塚選手がターンして持ち直している間に最終ライン裏に藤本選手の飛び出しを許します。

ここに小塚選手から縦にフィードが入ると、槙野さんとマウリシオさんの間で見事にマウリシオさんが背中取られて藤本選手に抜け出されると、GK西川さんとの1対1を冷静に流し込まれて失点。前半は何とか締めていた中央のスペースで簡単に起点を作らせてしまったことで藤本選手へのホットラインを通されるという結果を招いてしまいました。

この失点を受けて52分にマルティノスさん→武藤さんと交代。さらに64分には鈴木さん→ウガとして、橋岡さんを最終ラインの右に落とすと、ウガを右サイドに配置。その後、68分にはナバウトさん→興梠さんとして前線をほぼ刷新します。

しかしこの交代も今節は裏目に。73分、中盤でボールを受けてターンした興梠さんがボール奪取されると大分のショートカウンター。興梠さんが失ったこぼれ球を中盤で拾ったのは途中交代で入っていた小林成豪選手ですが、素早くターンして一気にドリブルで持ち上がると、ミドルレンジから振り抜いたシュートはさすがの西川さんもほぼノーチャンスの素晴らしいシュートで、これがゴール左隅に突き刺さるゴラッソ。1点を追って出ていったところで見事にカウンターからトドメ刺される形になってしまいました。この辺、大分の見事な決定力。アタッキングサード、特にフィニッシュでのクオリティがなかなか上がらないウチにとってはうらやましい限りですが、大分さん、今シーズンの好調は伊達ではないということでしょう。

その後は特筆するようなこともなくタイムアップの笛を聞いて敗戦。連戦の中でとったターンオーバー策でしたが結果としては功を奏さず完敗。人を入れ替えるのはいいですが、その組み合わせや戦術的な部分でのマッチ度みたいなものは考慮しないと厳しいですねと言うごく当たり前の感想しかでないアウェーゲームとなってしまいました。

さて、次は天皇杯ですね。水曜日に駒場で2回戦、流通経済大学との対戦となります。ここは普段スタメンから外れている選手達のアピールの場となると思いますのでどういう組み合わせになるか少し楽しみ。そして週末はホームで仙台戦と続きます。仙台もここのところ首位FC東京に勝利したのを含め連勝中と非常に好調で嫌な相手。リーグ後半戦最初の試合をしっかりホームで勝てるよう、サポートしていきましょう。

あと大雨の中現地行かれたサポの皆さん、お疲れさまです。帰り気をつけて帰ってきてください。

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試合データ

観客: 14,519人
天候: 雨(屋内)
試合結果: 大分 2-0 浦和(前半0-0)
レッズ得点者: -
警告・退場: マウリシオ(警告×1/ラフプレー)、橋岡(警告×1/反スポーツ的行為)
主審: 佐藤 隆治 氏
順位: 12位(暫定)(6勝7敗3分/勝点21/得失点差-8)

試合ハイライト

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