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味の素スタジアム 第95回天皇杯 準決勝 柏レイソル戦

準々決勝では神戸に快勝して、中2日でのぞんだ準決勝は柏レイソルを相手に味の素スタジアムで。

前半途中、アクシデントで柏木さんが交代する不運もありましたが、結果としては延長戦にまで突入する激闘を制して、2006年の優勝以来、9年ぶりの決勝進出となりました。決勝点は忠成さん。準々決勝でも1ゴール、2アシスト、Jリーグ最終節でも1ゴール、1アシストと、終盤にきて絶好調ですが、この勢いで「(忠成さん曰く)この大会を俺の大会にする」を有言実行して欲しいです。

味の素スタジアム 第95回天皇杯 準決勝 柏レイソル戦

さて、今日のスタメンは、最終ラインに槙野、那須、森脇。ボランチに阿部ちゃん、柏木コンビ。両ワイドにウガと関根。トップ下にウメ、武藤。ズラタンのワントップ。

準々決勝からは、興梠さんと、忠成さんの2人を入れ替え。決勝に向けて休養と、控え選手の試合出場機会も考えてのことと思います。

味の素スタジアム 第95回天皇杯 準決勝 柏レイソル戦

柏さんは4-1-4-1をベースに、守備時にはアンカーが最終ラインに吸収される5バックにして5-4-1のブロックを作る策。やり方としては準々決勝の神戸とほぼ同じですが、柏は守備ブロックでウチの攻撃のスイッチになる楔の縦パスを入れさせず、サイドに追い出すセオリー通りのやり方をしてきたので、ウチとしてはなかなかいい形で楔を入れられず、横パスの回数が増えて神戸戦のような狙い通りの展開には持って行けませんでした。

ただ、柏も守備面はしっかり対応してきたとして、攻撃面ではどうやってウチを崩すのかという点があまり明確には見えず、特に前半はひたすら引いて守って、前の3人くらいで大した迫力もないカウンターみたいなやり方だったため、比較的ポゼッションもできていましたが、中央のブロックはさすがに強固で、サイドを崩しても中央ではじき返されるの繰り返し。いい形での決定機を作るのに難儀する展開となりました。

それでも関根さんが元気なうちは、彼の個人打開によってサイドを崩し、何度かチャンスを演出していましたが残念ながら得点には結びつかず。

そんな状況で痛かったのが、前半39分に柏木さんが相手選手との接触で膝を痛めて途中交代を余儀なくされたこと。これによって青木さんを投入しますが、中盤のリンクマンとして、前線にパスを供給する柏木さんがいなくなったことで前後分断状態になり、ほぼ攻撃が機能しないまま前半は終了。

後半は多少、柏が前に出てきたことで相手にも何度かチャンスを作られる場面がありましたが、それによって多少ディフェンスラインの裏にスペースができたことで、そこを狙ってウメちゃんのクロス→ズラさんや槙野、那須さんあたりが合わせるっていう方法で何度か決定機を作るもこれも得点ならずで試合は延長戦に突入。

延長は開始からズラタン→興梠、ウガ→忠成としてウメをサイドに出し、忠成さんをワントップに、興梠さんはシャドーの位置に入る選手交代。これによって前線の流動性が多少は増すものの柏の堅い守りは崩せず。そのまま時間は経過し、延長戦も残り数分。このままだとPK戦を覚悟しないといけないのか...... と思った矢先、ウメのクロスに忠成さんが中央、頭であわせて値千金の決勝点をゲットすると、あとは柏の猛攻を耐えて見事勝利。決勝進出となりました。

一度ウメがクロス上げたボールが相手選手に当たって運良くウメの前に転がってきたことで、一瞬柏の守備陣がボールウォッチャーになったところで、うまくディフェンスの間に入ってきた忠成さんの素晴らしいゴールでしたし、ウメも90分シャドーで走り回ったあとでサイドに出されて体力的にはキツかったと思いますが最後までクロスを上げ続けてくれた結果が得点につながってよかった。

味の素スタジアム 第95回天皇杯 準決勝 柏レイソル戦

さて、これでまた中2日と日程的にはタイトですが、次は元旦決勝。相手はガンバ大阪に決まりました。心配なのは柏木さんのケガの具合だけですが、とにかくチャンピオンシップでやられた借りを返す時がきました。きっちりサポートして、年明け1発目を気持ちよく明けたいですね。

試合データ

観客: 22,462人
天候: 晴れ
試合結果: 浦和 1-0 柏(前半0-0 / 延長前半0-0)
レッズ得点者: 李(117分)
警告・退場: 槙野(警告×1)
主審: 吉田 寿光 氏

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