2015 Jリーグ 1stステージ 第8節 山梨中銀スタジアム アウェー ヴァンフォーレ甲府戦
前節は名古屋にほぼ完勝して、週末にガンバ戦を控えた水曜日(昭和の日)は、アウェーでヴァンフォーレ甲府と。甲府から帰ってきたら夜中だったのでブログ書くの遅れた。手短に。
さて、甲府は今のところリーグ戦で1勝しかできておらず、勝点3で最下位と低迷中。こういう相手からしっかり勝点3が取れるかが重要な試合でしたが、今年のウチは昇格組との対戦でもしっかりと3勝し、以前見られたような下位チームからの取りこぼし的なものがなくなりつつある良い傾向。
今節も甲府の堅守に長い時間付き合わされた感はありましたが、そこで焦れずにしっかり戦って結局は2得点。さらに無失点の完封で勝利し、アウェーで勝点3をゲット。首位をキープした状態で戻ってくることができました。
スタメンは最終ラインに森脇、那須、槙野。ボランチが阿部ちゃんと柏木のコンビ。両ワイドに前節の警告で出場停止のウガに代わってウメが入り、関根と。2シャドー、高木と武藤。ワントップにズラタンさん。GKは西川さん。
甲府は3バックシステムで守備時5バックにしてウチの5トップをほぼマンマークでケア。中央に入ってきた楔を潰して、縦に速いカウンター狙いという、わかりやすいやり方。
勝てていないチームということもあって、引いて守ってカウンター狙いってのは事前に予測はできましたが、思ったよりも前半は甲府前線のキレがよく、スピードに乗ったカウンターからゴール前に迫られるシーンもあって少しヒヤヒヤ。最終的にはウチのディフェンス陣の頑張りと、相手のクオリティにも助けられて決定的という場面はほぼありませんでしたが、悪いボールの失い方をすると一気にゴール前まで持ってかれる感じで侮れない感じ。
相手守備陣が元気なうちは、ウチも縦に楔をバンバン入れて行く感じにはならず、かなり慎重な試合展開。サイドも甲府のディフェンスラインが低く設定されているためスペースがなく、関根のドリブル突破もなかなか活きない感じで、焦れてしまいそうな流れでしたが、そこはよくこらえて、冷静に戦えていたんじゃないかと思います。
こういう試合を支配しながらも長い時間得点できない展開に、慌てず冷静にプレーできるようになったってのは今年のよいところ。以前はこういう状況に耐えられず、無闇に前掛かりになったところでカウンター喰らってみたいのがありましたが、そこはチームとして成熟してきたのか、自信が付いてきたのか、とにかく大人な戦い方ができるようになったというか、風格が出てきたんじゃないかなと思います。
後半は甲府の運動量も少し落ちたことと、最終ラインが上げてこない状態で、前線が少し得点を意識してか前に重心を置いたため、最終ラインの前にスペースができはじめるとそこをうまく使ってウチの前線3人がコンビネーションを発動し、徐々に得点の匂いが。
とはいっても、やはり人の組み合わせが変わったことで、最後のところの呼吸、パスの精度が上がらず決めきれないまま時間は経過。63分に高木→李として前線をリフレッシュ。しかし大きな変化はなく、70分過ぎにウメを→橋本に替えようかなっていう感じのベンチの動きがあったところでそのウメが均衡を破る先制点。
柏木の左足アウトサイドにかけたクロスに、ファーサイド走り込んできたウメが合わせたもの。多分、柏木は中央にいたズラタンを狙ったっぽかったけど、ズラタンが相手ディフェンスに引っかかって触れなかったボールがファーに流れたことで、そこにウメが走り込んできた結果オーライなゴールでした。ウメは得点の直後に橋本さんと交代。
さらにその数分後には、代わって入った橋本さんのクロスを、甲府の阿部選手がクリアしようとしたときにトラップミスしてボールをそらしたところを、素早くかっさらっていった関根を、阿部選手がたまらずペナルティエリア内で倒してPK獲得。このPKをズラタンさんがGKに一回弾かれてあわやと思わせつつもこぼれ球を詰めて追加点。
関根はPK獲得時の接触もあって、82分にヒラと交代。ガンバ戦を考えれば無理させても仕方ないので妥当な交代だと思います。その後は終盤にあわや失点かというシーンがあるも、西川神が相変わらずの神っぷりを発揮してシャットアウト。試合終了となりました。
さて、お次は中2日でガンバ戦。現在首位と2位の直接対決だし、去年は同じような状況で負けて悔しい思いをしていますから、きっちり勝って、弾みを付けたいですね。
とはいえ、状況的には負けさえしなければよい試合。とにかく冷静に戦って、その上でできれば勝点3を獲ってもらえるように、我々はしっかりサポートしていきましょう。
試合データ
観客: 13,708人
天候: 晴
試合結果: 甲府0-2浦和(前半0-0)
レッズ得点者: ウメ(74分)、ズラタン(79分)
順位(1st第8節終了時点): 1位(6勝0敗2分/勝点20)
警告・退場: ウメ(警告×1/ラフプレー)
主審: 今村 義朗 氏
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