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2015 Jリーグ 1stステージ 第4節 埼玉スタジアム2002 松本山雅FC戦

代表選による中断期間があって、前節から2週間ぶりの公式戦となったJリーグの第4節は、ホームに松本山雅FCを迎えて。今年すでに3試合目となる今期昇格組との対戦です。

前回ホームの山形戦同様にしっかり守ってくるチーム相手に我慢の試合になりましたが、それでも最後の最後にきちんとその堅い守備をこじ開けてのゴール。無事勝点3をゲットしてくれました。

2015 Jリーグ 1stステージ 第4節 埼玉スタジアム2002 松本山雅FC戦

今日のスタメンは最終ラインに森脇、那須、槙野。ボランチが阿部ちゃんと柏木のコンビ。両ワイドにウガと関根が先発。2シャドー、ウメと高木。ワントップにズラタンさん。

松本山雅は選手1人1人の能力はけっして高くないものの、90分走り抜く体力とハードワークできっちり守ってくるチーム。

攻撃に関しては前線にいるオビナ選手をターゲットに一旦預けて、そこで時間作ってる間に2列目以降が押し上げてくる形で、いわゆる引いて守ってからの縦一発のロングカウンターってやりかた。

オビナ選手は身体も強くて高さもあって、前線で溜めをつくれる選手なのでそこはやっかいながらも、その他、フィニッシュに至る精度などを考えれば、それ程怖さのある相手ではありませんが、先に失点したりすると身体張って守りきるだけの力はあるのでメンドクサイ感じの相手。

実際に、試合自体はほぼウチがコントロールしつつ、一方的に攻めている時間の長い試合でしたが、結構いい形で崩してこれはもう決まったって言うような状況でも、最後のところで1枚2枚とシュートコースに身体ごと飛び出してくるような気合いの守備をされるので、なかなか得点が入らない展開。

松本の守備はけっして良かったとは言えないですし、特にウチの左サイド、槙野、ウガのところの動きに関してはかなり対応に苦慮していて、ほとんど捕まえきれていないような状態でしたので、チャンスは多く作れたと思いますが、ゴール前は堅い・・・・・・

少しでも攻めきるのに時間がかかると、もうゴール前、しかもペナルティエリア内にフィールドプレーヤーが8人、9人とかいるような状態で守備されるので、ここから点取るの大変そう。実際にウチもかなり我慢の時間帯が長くなりました。

ウチの攻撃面でも少し課題はあって、前半は柏木がボランチにいるにも関わらず、前線に良い形での縦パスが入る回数も少なく、また入った場合でもズラタンさん、ウメ、高木の連動というところではまだまだ成熟が必要な状態で、イマイチ距離感やタイミングが合わない感じ。

サイドでは何度かワンタッチプレーで良い形を作ってはいましたが、前線のトライアングルに限定すればやはり形になるにはもう少し時間が必要そう。

なので結果的に今日はサイド攻撃が主体になっていましたが、槙野、ウガの左サイドは去年以前から散々やってきているだけあってさすがの連携で、ウガがうまく中に絞って作ったスペースを、槙野がオーバーラップして再三チャンスを作るなど、松本山雅の右サイドを攻略していました。

また、この日先発だった関根のドリブルも効果的に作用していて、積極的な仕掛けから、ドリブルでマークを剥がすことで松本の守備陣形を崩し、味方に対してスペースを作るような働きができていました。

実際に得点シーンでは関根の縦への仕掛けによって相手ディフェンスが2枚引っ張られたことでバイタルエリアにスペースができ、そこに森脇が入ってきて受けたことで、シュートまでの時間が作れたというのが大きかった。その意味では松本という相手に対して、今日の関根先発という采配は正解でした。

選手交代に関しては後半開始から約10分の57分に柏木→啓太。これは柏木のコンディションが万全ではなかったための交代のよう。

続いて62分にはウメ→武藤、77分には高木→李と両方とも同ポジションでの交代。

柏木が万全であれば、ウメと啓太を交代させて柏木を1列上げるなんて手も後半手詰まりならいいんじゃないかなと思っていたのですが、そうはなりませんでした。

といっても、後半は松本のラインが全体的にかなり引いていて、中盤でのセカンドボールをきちんと拾えれば一方的に押し込めるような状況でしたので、中盤にその能力の高い啓太を入れて、前線にフレッシュな選手を増やすという交代策は理にかなっていたと思います。

全体を通して、松本の献身的な守備に苦しめられましたが、そこを焦らず、粛々と攻め続けた結果の森脇さんのナイスゴールでした。こういう相手に焦って攻め急ぐと、つまらないところでカウンターなどから失点したりしてドツボにはまる場合もよくありますが、厳しい試合展開の中、冷静にプレーしてくれたことが結果的にはよかったんじゃないでしょうか。

2015 Jリーグ 1stステージ 第4節 埼玉スタジアム2002 松本山雅FC戦

ということで、これでリーグ戦の方はいまだ負けなし、勝点も2桁に一番乗りで首位をキープできました。

次は水曜日にACL、ホームでの北京国安戦を挟んで、週末にはアウェーで川崎と。

ACLは予選突破できるできないはもう置いておいて、ホームで意地を見せるかっていう戦い。さらに続くアウェーは苦手川崎と言うことで、ここからが本番的な試合になりますので、どちらもしっかり勝点を取れるようにサポートしていきましょう。

おまけ

埼スタの桜がきれいに咲いていたので写真。もう少し今日がいい天気だったらよかったのに。

2015 Jリーグ 1stステージ 第4節 埼玉スタジアム2002 松本山雅FC戦 埼スタの桜

試合データ

観客: 37,154人
天候: 曇り
試合結果: 浦和1-0松本(前半0-0)
レッズ得点者: 森脇(85分)
順位(1st第4節終了時点): 1位(3勝0敗1分/勝点10)
警告・退場: -
主審: 高山 啓義 氏

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Yoshiki Kato / burnworks
Yoshiki Kato
埼玉県出身。サッカー、フットサル (観戦 / プレー)、モータースポーツ観戦、格闘技 (主にボクシング) 観戦、インターネット、音楽鑑賞、筋トレ、腕時計収集が趣味。サッカー 4 級審判員、ウオッチコーディネーター(上級 CWC)資格認定者。好物はゼリー、グミ、お酒、ラーメン。