Keep on Jumpin'

2014 Jリーグ第15節 埼玉スタジアム2002 アルビレックス新潟戦

やっとJリーグ再開しましたね。スタジアム欠乏症が解消されますよ。で、公式戦としては先週末の天皇杯がありましたが、今日が本番、第15節は新潟をホーム埼スタに迎えて。あいにくの雨の中の試合になってしまいましたが。

2014 Jリーグ第15節 埼玉スタジアム2002 アルビレックス新潟戦

新潟は中断前にもナビスコカップで当たってて、その時はスコア的には1-0で勝ってはいますが、新潟の前からのプレス、豊富な運動量、攻守転換の早さに相当苦しめられ、内容的にはかなり厳しい試合になりました。

そういう意味では、対戦成績的に相性は悪くないものの、楽に勝てる相手じゃないっていう中断明けに当たるにはかなり難しい相手でしたが、何とか勝ちきって再開初戦を勝利、首位をキープしてくれました。

今節のスタメンは最終ラインに森脇、那須、槙野。ボランチが阿部ちゃん、青木コンビ。両ワイドにウガとヒラ、2シャドーに柏木とウメが入り、興梠のワントップ。GKは西川。

先の公式戦だった天皇杯2回戦では、興梠と李を同時スタメンにして、李をワントップ、興梠をトップ下という布陣をとっていましたが、イマイチ李のコンディションが上がらないんですかね、李を外してウメをトップ下に、興梠はそのままワントップにするというやり方をしていました(個人的には興梠はワントップ一択だと思ってるんであとはトップ下の人選をどうするかだと思ってるんですけども)。

元気が抜けたことで、前線でドリブルっていう強力なアクセントを付けられる選手がいなくなって、より一層コンビネーションを強化しないといけなくなっていますから、柏木をトップ下で使いたいってのはあると思いますが、もう1枠に今節のようにウメを入れる手もあるし、李や、関口(練習試合ではかなり結果だしてるみたいなので)を入れるかで今後は競争が激しくなりそう。マルシオが戻ってきたときにどうなるかも気になるところですが。

ちなみに、矢島くんや関根くん、あと直輝もトップ下が本来のポジションですが、リーグ戦のスタメンでトップ下起用はほぼないと思われますので、トップ下の残り1枠候補としてはウメ、李のどちらかがファーストチョイス、控えとして関口という感じに見えます(今節みたいに啓太が交代でトップ下ってこともあるので関口に出番が来ないケースもありますけど)

話戻して試合の方ですが、前回対戦となったナビスコカップ予選で新潟は中盤で柏木のところをフルコートマンマークにしつつ、ウチの最終ラインにガンガン前からのプレスかけて高い位置でボール奪ってからの縦に速いサッカーをやってきました。実際それに苦しめられてほとんど試合の主導権は握れなかったわけですが、今節は前プレは控えめに、5バックにしてウチの5トップに合わせてくるっていう入り方をしてきました。

そのおかげで前半に関しては比較的ウチが主導権を握って試合を進め、前プレがくれば最終ラインでいなしつつ、来なければ青木や阿部ちゃんがドリブルで持ち上がったりと変化を付けていましたし、中央での縦パスだけでなく、サイドから中央への斜めの楔も効果的に入っていて、そこから発動される前線のワンタッチプレーなど、可能性を感じさせる攻撃が展開できていたと思います。

ただ、試合を難しくしてしまったのは前半早々に興梠が相手選手との接触で足を痛めて交代を余儀なくされてしまったこと。試合開始から5分とか、そのくらいだったので、結構やばいなと感じました。まぁ聞くところによると大きなケガではなかったみたいなのでひと安心ではありますが。

負傷した興梠の代わりには李が入ってそのまま続行。今節においては興梠のプレーを5分くらいしか見ていないので判断は難しいですが、ワントップとしてはほぼ興梠しか期待通りに機能していなくて、彼がいなくなると相当厳しいなというのを再認識された感はあります。

前半はウチの最終ラインも高く設定され、コンパクトに組織が保たれていたので選手の距離感も近く、大きな問題は感じませんでしたが、後半は押し込まれて全体的にラインが下がり、前線が孤立するとワントップでボールが収まらないことでほとんど押し上げができなくなってしまいました。興梠がいたら状況が変わっていたかは たられば なのでわかりませんが、今までの興梠のプレーを見ている限りはその影響は大きかったんじゃないかなと。

で、得点は相手のオウンゴール。ナビスコカップの時も決勝点はオウンゴールの1点だったのでなんか連続していますが、今回の犠牲者は新潟右サイドバックの松原選手(ちなみにナビスコカップの時の犠牲者は逆サイドの大野選手)・・・ カウンターからトップスピードでサイドを駆け上がったヒラのクロスをクリアしようかやり過ごそうか一瞬迷った感じで中途半端に触ってしまったことで結果として味方ゴールにたたき込むナイスゴールになりました。ウチとしてはありがたいけど。

ただ、全体的にシュートも少なく、後半に至ってはほぼ押し込まれてひたすら耐える時間帯が長かったので、ストレスのたまる試合ではありましたが、西川を中心に守備が奮起し、最後のところはやらせずに無失点で終えてくれました。新潟が最後パワープレーっぽくシンプルにゴール前に放り込んできたりすると嫌な感じだなと思ってたんですが、思ったよりパスをつなぐことにこだわってくれたので、その点は救われたかなと。

交代は興梠のアクシデントで1枚使ってしまっていましたが、後半にヒラ→啓太としてウメをサイドに。ウメをサイドに出すのはいいけど、トップ下誰がやるの?って思ってたらまさかの啓太がそのままトップ下っていうので驚きました。去年もゲーム終盤でトップ下に啓太がポジションを取るってのは見た試合がありましたけど、まだ残り時間が30分以上ある状況での啓太トップ下だったので。

ミシャさん的には守備の安定を狙って比較的高い位置、相手の攻撃の起点となる中央でつぶせる人ってことで啓太を入れたんだと思いますが、見ている限りそれが大きな効果があったかは疑問。どちらかというと攻撃面での活性が下がって、前線が孤立する形になってしまった様に見えました。

最後の交代は残り15分くらいのところでウメ→関根。前線は人数も少なく、孤立気味だったので、それなら単独で打開できる可能性のある関根くんを入れて裏のスペースを使ってやろうという感じの交代。

結果的に追加点は奪えませんでしたが、前述の通り守備陣の奮闘によりオウンゴールで得た1点を守り切って勝利。6試合連続のクリーンシートはJリーグタイ記録となりました。

2014 Jリーグ第15節 埼玉スタジアム2002 アルビレックス新潟戦

ということで、次はミッドウィークにアウェーで徳島戦です。平日の夜に徳島ってのはかなりキツいですが、その週末にはホームで鹿島戦もありますし、ここはきっちり連勝して帰ってこないといけない重要な試合になります。ついでに7試合連続クリーンシートっていうJリーグ記録も作って戻ってきたいですね。

試合データ

観客: 30,776人
天候: 雨
試合結果: 浦和1-0新潟(前半1-0)
レッズ得点者: オウンゴール(16分)
順位(第15節終了時点): 1位(10勝3敗2分/勝点32)
警告・退場: -
主審: 扇谷 健司 氏

記事をここまで御覧頂きありがとうございます。
この記事が気に入ったらサポートしてみませんか?
スタジアムでのビール代にさせて頂きます。
Categories
Publish
Modified