埼玉スタジアム2002 モンテディオ山形戦
Jリーグ7連敗(ナビスコカップを入れると公式戦8連敗)っていう長いトンネルに入ってしまっていたレッズだけど、今日はやっと出口が見えた試合。
山形は基本的に引いて守ってカウンター狙いっていうチームなので、今までの傾向から相性からいうとあまりよろしくない感じなんだけど、今日はサイドをうまく使って効果的な攻撃ができていたと思う。攻撃にアクセントをつけるロングパスやサイドチェンジもうまく織り交ぜられていた他、アタッキングサードでのダイレクトプレーやワンタッチの素早いパス交換が随所に見られ、シーズン前半戦、よかったときの状態に戻ってきた印象。特にボランチ2人の攻撃参加が攻撃に厚みを加えてた。
特に4点とれたっていう事実はいい自信になったんじゃないでしょうか。セルの1点目はホントにすばらしかったし、PKのキッカケになった元気くんの突破も、それにちゃんと詰めててファールをもらったエジもすばらしい。3点目の萌のシュートは思い切ったオーバーラップとエジのうまいポストプレー、4点目の闘莉王もあのポジションでトラップしてシュートまで持って行くテクニックは相変わらずすばらしい(結局オウンゴール扱いになったけど)。それ以外にも積極的に仕掛けていく姿勢が見られて、これがしっかりとできれば得点はついてくることを感じさせる試合だった。今後も続けてほしいな。
あと、なんかエジに厳しい人が多いけど、彼のポストプレーは値千金ですよ、要所要所で彼がしっかりとポストをしてくれるので2列目の飛び出しが効果的に行え、フィニッシュまで行けているというのもあります。そういう意味で、彼とセルや達也っていう組み合わせはいいのかもしれないですね。今日タカが外れてたのが現地では理由はわからかったけど(あとで聞いたら体調不良だったらしい)、彼も調子は決して悪くないので選択肢が増えてありがたい。
守備面でも今日のディフェンスラインは概ね集中して守備ができてたんじゃないでしょうか。ただ、時たまラインの押し上げやポジショニングで難有りな点も。例えば前線がプレスにいって中盤以前が全体的に押し上げた時、ディフェンスラインの押し上げがそれに連動しない時があって、そこでできたスペースに相手選手にうまく入り込まれて前向かれてしまったりとか、特にカウンター対応の戻りながらの守備でラインが下がりすぎたり、ポジション修正が遅れてスペースを与えてしまったり、そういう状況から精度の高いクロスを上げられると、やはり相手の得点チャンスになりかねない危険な状況を招くことがある。
連敗中のレッズの失点って、実は相手がすごかったというよりも自爆ってのが結構多い(ディフェンスラインの連携ミスとか)。その辺は今日も出ていた細かいポジション修正とか、動きの連動性ってやつをもっと正確にやっていかないと、上位チームとの対戦では厳しい気がします。ま、その辺は今後の課題なんでしょう。
どちらにせよ、しっかりとホームで勝てたことはとても重要で、ウメも次第に試合勘が戻ってきた感じがするし、達也が復活したり、明るい話題も増えてきたのでこのまま波に乗って欲しいな。正念場は次節のアウェー川崎戦でしょう。ここで勝てるかがとても大きい。期待しましょう。
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