埼玉スタジアム2002 ジェフ千葉戦
10月入って秋らしくなってきたホーム埼スタ。前節勝ち点を落として負けられない試合だけど、結果はともかく、内容的にはいまいち納得いかない感じのゲーム。
レッズもジェフもディフェンスラインを高めにとってコンパクトな中盤を形成する立ち上がり。うちは相変わらず立ち上がりの集中力に難有りで、今日も案の定、攻撃に転じて全員が前がかりになったところでつまらんミスでカウンターを喰らい早々の失点。前節も同じだけどなんとかしろこの悪い癖。とはいえその数分後に阿部ちゃんのすばらしい直接フリーキックが決まって同点。試合は振り出しに。その後は膠着状態。
連敗脱出後の数試合、どうも保守的になっているというか、なるべくリスクを冒さないようにっていう意識が強すぎるような気がする。特に今日の前半なんかはそれが顕著で、何でもリスクを冒して前に行けばいってもんじゃないにしても、フリーランニングで裏のスペースに飛び出す動きとか、ボールを追い越して行くような縦への動きが少ない。なので前半なんかは全く点が入るにおいがしなかった。
リーグ前半戦、よかったときは例えばサイドで元気くんが仕掛けて中に切れ込んだときなど、それを追い越すようにサイドバックの選手が中に絞った相手ディフェンスによって空いたサイドのスペースに走り込む→ゴールライン間際からマイナス気味にセンタリング、エジや2列目の選手がフィニッシュってのがよく見られた光景なんだけど、そういう連動した動きがあまり見られず残念。元気くんも仕掛けるのはいいし、それが彼の持ち味なんだけどもう少し味方選手を使うとかタイミングをずらすとか仕掛け方に工夫があると一皮むけるような気がする。今はだいたい同じような仕掛け方で中に切れ込むんで、ディフェンスは読みやすいよね。今後の成長に期待したい。
で、後半は達也を入れて前線で動きがでると、少しずつ形を作れるようになってきたけど、うちがすごくよくなったっていうのよりもジェフの運動量が落ちたってほうが大きいんじゃないかっていう印象。中盤でポゼッションができるようになって、ゲームを徐々に支配。何度か決定的な状況を作り出し始めてスタジアムは得点を期待する空気に。
で、やってくれました。待ちに待った追加点はエジの豪快なシュート。セットプレーからロビーの柔らかいパスに闘莉王が反応。ゴール前でのトラップがエジの前にこぼれたところを鋭く反応して押し込んでくれました。さらにうちのペースで試合は進み、とどめの3点目が峻希くんのプロ初得点。この3点目の流れはとてもいい感じで今後に期待させる攻撃だった。タカが粘って折り返し、ダイレクトプレーでエジを経由したボールが逆サイドに流れると、2列目から押し上げていた峻希くんが豪快にミドルをたたき込んでフィニッシュ。こういう厚みのある攻撃ができるようになると残り試合も期待できると思う。
数字上はまだ優勝が狙えるポジション。可能性がある限りサポは全力サポートするだけ。次節は松本での天皇杯を挟んでアウェー新潟戦。気合い入れて行きましょう。
と思ってたら本日は4万人割れの埼スタ。せつない。。
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