ワールドカップも終わって
4年に一度のサッカーのお祭りも、今朝がた決勝戦をもって終了。簡単にまとめっていうか感想。
大会前に書いていた予測では...
こんな感じで、スペインの優勝を予測と言うより、希望してたわけですが、うれしいことに希望が叶ったよ。ワールドカップで優勝したチームのサッカーは世界中のサッカーに影響を与えるわけで、そういう意味ではボールオリエンテッドな、パスをつないで崩していく、所謂美しいサッカーを追求したスペイン代表が、毎度の前評判倒れを覆して優勝してくれたことはホントにうれしい。
これまで「どんなに美しいサッカーやっても勝てなきゃしょうがないじゃん」っていう言われ方をしてたわけですし、現在のスペイン代表のスタイルに大きな影響を与えているであろうバルサのサッカーのルーツとなる「トータルフットボール」発祥の国であるオランダでさえも、本大会では「美しいサッカーより結果」という現実路線に切り替えてきた中、「美しく勝てる」サッカーを展開したスペイン代表には最大限の敬意を表したいです。
ぶっちゃけると、EURO2008の時が今のスペイン代表のピークだと思ってたので、そこからメンバーも替わってないし、トーレスも調子悪いし、応援はしながらも正直優勝まではキツイかなって思ってたんですけどね。私が間違っていましたごめんなさい。
ま、バルサのように美しく、さらにもっと得点が取れるサッカーならよりすごいんですけど、メッシは唯一無二な存在ですから言っても仕方ないですね。これからこのスタイルを継承しつつ、世代交代でいい選手が入ってくれば、また進化したスペイン代表が見られるんでしょう。楽しみです。
さて、それ以外では、全体的に守備から入るチームが多かったのが今大会の印象ですね。負けないサッカーをしましょうという傾向が強かった。これは大会総ゴール数の少なさ(145点 / 1試合平均 2.27点)も物語っています。そしてそういうサッカーをしたチームが結果を出したっていうのも特徴ですね。点を取れるチームより失点しないチーム。これは日本も同じです。
チームとして印象に残ったのはドイツかな。正直、今までのドイツサッカーってそれほど好きじゃなかったんですけど、今回は面白いサッカーしてましたね。準決勝のスペイン戦だけはどうしちゃったの?っていうくらい消極的なサッカーでしたけど、失うものがなくなった3決なんかは素晴らしい試合をしてくれた。これはウルグアイっていうこれまた素晴らしい相手があったからだとは思いますが、個人的には今大会ベストゲームって言ってもいい試合だったかな。
ウルグアイは守備的なチームに分類されるんだろうけど、運動量も豊富、前線からしっかりプレスかけて、ショートカウンターっていう、とにかく引いて守ってロングボール一発みたいなチームとは一線を画すチームですね。特に前線にいるスアレス、フォルランなんかはその技術、得点能力ともに素晴らしい。こういう個の能力ってのはなかなか真似できるものではないんだけど、日本代表も将来的に目指す方向性として参考になるじゃないかな。そういえばフォルラン、大会MVPよかったね。
さて、これで次のブラジル大会までおあずけ。ま、今週末にはJリーグも再開するし、すぐに欧州の各リーグもスタートするし、CLもあるし...etc でサッカー好きにとっては通常営業に戻るだけですが、とりあえず今は祭りの余韻を楽しもうかな。
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