埼玉スタジアム2002 京都サンガF.C.戦 (Jリーグ第30節)
いい感じ勝ち点重ねて、「これはイケる」と思わせといて最後の最後で盛大にコケるってのはウチの十八番ですが、今年も同じ、ACL圏内が見えたってところで3連敗やらかして、一気に目標が遠のいた状況でのホーム戦は、この日負ければJ2降格確定っていう後がない京都が相手。どっちも負けられない試合。
立ち上がり、京都は普段通りというか、守備時はしっかりとブロックを作って守り、カウンター狙いっていう、いわゆるウチが苦手なサッカーを展開。京都は攻守の切り替えも速く、中盤もコンパクトに、プレスも激しいので、ウチも簡単にはパスを回せないし、ゴール前でボールを奪われると京都に一気にゴール前まで攻め込まれる。それでもレッズも前線からの激しいプレスで序盤の主導権争いを制し、徐々にペースをつかんで、パスが回るようになると、前半20分過ぎにエジ→サヌのパス交換からこぼれたところをエジが押し込んで先制。ここまではいい流れ。
この先制点の際のエジ、サヌのパス交換は素晴らしかった。ゴール前、柏木からのボールをポストになったエジが、いいタイミングで相手ディフェンスの裏のスペースに走り出したサヌにパス。パス自体はずれてたんだけど、それをサヌが強引にシュート→キーパーに当たってこぼれたところをエジが押し込むという流れ。
ウチはここのところ、ゴール前で相手ディフェンスの裏を狙う動きが少なく、狭いところで足元足元とパスをつなごうとする(足元へのパスが悪いっていうわけじゃないけど)ので相手ディフェンスに狙われてシュートまで行かないっていうケースが多い印象だけど、こういうスペースに抜け出す動きが増えれば、決定機も増えるんじゃないかなと思います。
その後も全体的にはウチが押し込むも、追加点が奪えず時間が過ぎていき、そのまま後半へ折り返し。後半立ち上がり、峻希が鋭いドリブル突破で2回、ミドルシュートを放つも、両方とも枠には飛ばず、その後もなかなか決定的なチャンスは作れない試合展開に。逆にこちらがペースダウンしたことで、何度か中央、サイドのスペースを使われて、京都に決定機を作られたりと、なんとも嫌な予感がする試合展開。先制しても追加点が取れない試合ってやられる率高いしね。
選手交代としては元気→堀之内で中盤、ボランチの位置を手厚く、さらに終了10分前くらいにサヌ→ロビー。ロビーはケガから復帰で久々のピッチへ。ただ、やっぱロビーは持ってるわ。交代後の後半ロスタイム、エジにボールを預けたロビーが、ゴール前にロングラン。エジがしっかり溜めて絶妙のスルーパスを供給すると、詰めてくる相手ディフェンスを一瞬の切り返しで交わしてそのままゴール右隅へ狙いすましたミドルを突き刺し、スタジアムが待ちに待った追加点。さすがロビー。で、そのまま試合終了と。
決して楽な試合ではなかったけど、しっかりと勝ち切れたことは評価すべきでしょう。特にこの試合、暢久はケガ明け、ヒラはわき腹痛めて先発を外れ、萌ちゃんもケガで帯同せずという、厳しい状況でしたから。
これでリーグ戦は残り4試合。その前に水曜日には天皇杯、磐田戦があるけど、きっちり勝っていきましょう。
おまけ。試合後のヒーローインタビューはロビーだったんだけど、「残り数試合が自分にとってレッズでの最後の試合になるかもしれないからがんばる(要約)」って涙ながらに言ってたロビーに全スタジアムが泣いたよ。来年の事とか契約のことはわからないけど、残り試合、全力でサポートしまっせ。
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