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浦和新監督としてペトロ(ゼリコ・ペトロヴィッチ)が戻ってくるよ

昨日公式に発表がありましたが、来期の新監督としてペトロが戻ってくることに決まりました。古参サポにとってはペトロはJ2降格とか、色々あった時期を一緒に戦った選手ですので思い入れが強い選手の1人なわけですが、彼も結構大変な時期に監督を引き受けたもんです。

浦和レッズの来シーズンの監督として、ゼリコ・ペトロヴィッチ氏の就任が決定致しましたのでお知らせいたします。 契約期間は、2011年2月1日より1年間です。

トップチームトピックス : レッズオフィシャルサイトより引用

ペトロ個人のことは一旦置いておいて、やっぱりクラブとしての考えが気になるわけで…契約期間が1年っていうのがまた微妙ですが、オフィシャルの発表をみても、

橋本光夫代表
2011シーズンの浦和レッズは、レッズスタイルの構築に向け、次のステージを任せる新監督として、ゼリコ・ペトロヴィッチ氏にお願いすることにしました。これまでの2年間をベースとして、チームづくりの考え方を継続し、来シーズンは勝者のメンタリティをピッチ上で発揮できるチームに進化させていきたいと考えています。ゼリコ・ペトロヴィッチ新監督のもと、皆さまと勝利を分かち合えるチームをつくるという、強い覚悟で取り組んで参ります。

トップチームトピックス : レッズオフィシャルサイトより引用

柱谷幸一GM
ゼリコ・ペトロヴィッチ氏は、欧州各国で指導経験を持ち、組織的でアグレッシブな攻撃的サッカーを志向する監督です。そして勝利へのあくなき執念を兼ね備えています。ゼリコ・ペトロヴィッチ氏とクラブが話し合いで、「イニシアチブを持ちゲームを支配し、そして勝つ」というチームの目指す方針や若手の育成を促すなど、クラブが進める考えに合意しました。そして浦和のことをよく知り、強い愛情を持っています。来シーズンは、躍動感あふれる攻撃的なサッカーを展開し、必ず勝ち点を積み上げていきたいと思います。

トップチームトピックス : レッズオフィシャルサイトより引用

↑な感じでペトロを選んだ理由は「勝利への気持ち」みたいな抽象的な理由しか伝わってこないのがちょっと不安。もちろん、ペトロの監督としての能力がどうこうというのは実際にやってみないとわからないので疑問視するわけではありませんが、フィンケ監督体制下で2年間やってきた方向性をどのように継続するのかっていう具体的な説明をちゃんとしないと現状路線の継続を支持するサポを納得させるのは難しいかなと思います。

ま、決まったことは今さら何言っても仕方ないですし、ペトロって人自体は前述の通り思い入れのある選手だったので、退団後もウチのことを忘れず、結果監督として戻ってきてくれることは素直にうれしいですが、個人的な好き嫌いと、実際にレッズのサッカーがどうなるかはまた別の問題ですので、そこはフロントの「今のスタイルを継続する」という言葉を信じて見守ることにします。

あと、この監督人事とは別で気になったニュースがあったので紹介。

これはまだ新聞報道ベースですが、ウチも獲得に動いていたと噂の福岡大、永井選手は名古屋入りで決まったそうですね。永井選手が来る来ないってこと自体は本人の意思なので別にどうでもいいんですが、

他の4クラブ入りの可能性は低い。有力候補の1つとされた東京が今月4日にJ2降格し、J1でのプレーを目指すことから、東京は選択肢から自動的に外れた。浦和には監督人事やチーム編成などクラブ方針が短いスパンで変わる可能性があり、神戸は今季の特別指定先でありながらも下位に低迷した点が懸念材料になった。また地元の福岡はJ1昇格を果たしたばかりで、来季J1での戦いに不透明な部分が残る。そうした部分を総合的に判断した結果となったようだ。

福岡大・永井が名古屋へ 10日にも発表 : nikkansports.comより引用

ウチを選ばなかった理由に「監督人事やチーム編成などクラブ方針が短いスパンで変わる可能性」とか挙げられちゃうこと(あくまで新聞報道の内容を信じればですけど)を少しウチのフロントは考えた方がよいと思います。

名古屋のサッカースタイルに対する好き嫌いはさておいても、ピクシーのもとでサッカースタイルはしっかり継続されていますし、「こういうサッカーで勝ちたい」というものが明確に伝わってきます。それに比べるとウチはやるっていったチームスタイルの確立、改革をたった2年でフロントが我慢しきれずにリセット(ではないってクラブは言い張ってますけどね)しちゃったり、継続性のなさを外部に対して与えてしまっているのは間違いありません。

選手もコロコロ監督が代わってその都度サッカースタイルが変わったりするようなチームには入団に躊躇してしまいます。特に多くのクラブからお声がかかる優秀な選手ならブレまくるチームをわざわざ選ぶ理由がありませんしね。そういう意味でもクラブには長期的視点とそれに向かってしっかり進んでいく姿勢っていうのが必要なんだと思います。

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Yoshiki Kato / burnworks
Yoshiki Kato
埼玉県出身。サッカー、フットサル (観戦 / プレー)、モータースポーツ観戦、格闘技 (主にボクシング) 観戦、インターネット、音楽鑑賞、筋トレ、腕時計収集が趣味。サッカー 4 級審判員、ウオッチコーディネーター(上級 CWC)資格認定者。好物はゼリー、グミ、お酒、ラーメン。