埼玉スタジアム2002 名古屋グランパス戦(Jリーグ第7節・ホーム開幕戦)
震災の影響で中断していたJリーグも無事再開となりました。第2節から第6節が延期で日程が変更になったので、第7節が実質上の2節目。埼スタでのホーム開幕戦になります。お相手は前年王者の名古屋様。
そういえば、名古屋に移籍した闘莉王さんが移籍以来埼スタ初試合ということで、しかも今日が30歳のお誕生日というメモリアルデーだったんですね。スタジアムはすげぇブーイングでしたが、まぁお帰りなさいの気持ちだと思っていただければ。
で、結果は気持ちよーく3-0の快勝となりました。試合内容も非常にいい感じで、これは期待せざるを得ない感じになってきましたよ。
スタメンは、出場停止の啓太に代わって、暢久がボランチ、というかアンカー的な位置に。その前に柏木、マルシオ。ディフェンスラインは永田、スピラのCBに、ウガ、峻希くん。ウィングに達也、元気、エジのワントップ。キーパーは不動のギシさんです。暢久のボランチ起用はこの前のトレーニングマッチ(モンテディオ山形戦)などから予想通りですが、いい仕事してくれてました。しばらくこの形でいいんじゃないですかね。
今日のウチは前線、中盤と全体的に素早いプレス、複数人でうまく囲い込んで相手のミスを誘い、ボールを奪ってからは素早いカウンターで相手ゴール前に人数もかけるというサッカーを展開し、これが名古屋相手にばっちりハマったかたち。
トレーニングマッチ山形戦の感想でも書いたとおり、どっちかというとリアクションサッカーではありますが、ボールの奪い方が非常にいいのと、奪ってからの全体の動き出し、連携がうまくいっているため、効果的なカウンターを発動することができていました。これ、続けていければ結果はついてきそうな感じですよ。
先制点は前半、中盤でルーズボールをエジが奪取、いいタイミングで走り出していた達也へパス供給→ミドルシュート→名古屋GK楢崎がはじいたところをマルシオが冷静に押し込んでという形。ボールを奪ってからの達也の動きだし、さらに達也のシュートに対する複数人でのゴール前への詰めが功を奏した形。このシーンに限らず、攻撃時、ゴール前にしっかり人数をかけている点は非常によいと思います。
さらに前半、柏木からの絶妙なスルーパスに抜け出したマルシオからの折り返しを達也が叩き込んでの追加点。柏木のパスも素晴らしかったんだけど、マルシオの裏への抜け出しのタイミングと抜け出す前の動き、さらに中央への折り返しに対する達也のニアへの入り方など、サッカーの教科書に載せたいくらい完璧な形。しびれた。
名古屋はピッチを広く使って、サイド、永井くんのスピードを活かしたロングフィードやそこから中央、ケネディなどへの折り返しっていうパターンが定石なんだろうけど、今日は中盤でのプレスによってボール供給元にいい仕事をさせなかったのと、さらにウチのサイドバック(特に峻希くんね)が奮戦して名古屋のサイド攻撃をきっちり封じていたので、数回いい形は作られたものの、決定機はほとんどなかったので安心して見ていられる試合でした。闘莉王もガンガン上がってきてて、点取りたい気持ちが伝わってきたけど、今日はいいクロスが上がって来なかったですね。
ウチは後半にも相手最終ラインに対して元気くんがものすげぇ勢いのプレスからボールを奪い、そのままキーパーと1対1を気合いで押し込んで3点目を奪い、これで試合は完全に決まった感じ。その後はセル、マゾーラ、さらに暢久との途中交代で青山くんも入り、そのまま完封勝利。晴天のホーム開幕戦を、快勝で飾ってくれました。
この勢いで、次節アウェー仙台もきっちり勝って勢いに乗りましょう。仙台は震災で色々大変だろけど、それと勝負は別の話。試合は全力でいかしてもらいますよと。
さて、今日はその仙台を含む被災地への支援物資受け付けも埼スタで行われていました。試合開始前に俺もサッカーボールを箱で託してきたよ。少しでも役に立てばいいと思うよ。
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