埼玉スタジアム2002 アルビレックス新潟戦(Jリーグ第13節)
ホーム3連戦の最後は新潟相手に雨の埼スタで。寒いっつーの。梅雨はきらいです...
前節、奇跡的に0-2から追いついた鹿島戦で反撃ののろしをあげる1点目をたたき出した高崎を今日はエジと2トップにしてマルシオを右に。また、最終ライン前にアンカーを置く形から、今日は啓太と柏木をダブルボランチで並べて配置と、システムをいじってきたペトロでしたが、結果は1-1の引き分けで、結局ホーム3連戦は3引き分けという結果になりました。
システムの変更に関しては賛否両論あるんでしょうね。なんていうか、今年、ペトロが指揮を執ることになってから目指していた所謂オランダサッカー的なものは今となっては影を潜めてサッカー自体が変わってしまったから。とはいえ、状況に合わせて柔軟に戦術を変更するのも監督の考え方だから変えること全部が悪いということはないと思うけど。
今日の試合で言えば、システムを変えたことでよくなった点もあった。もちろん、相手があってのことなので、それをもって問題解決だとは思わないけど、
- 高崎くんとエジの距離が近い位置でプレーできていたので、どちらかがつぶれて、もう片方が裏のスペースを使うとか、連携したプレーができていた。結果、エジの今期初得点も生まれた。
- 高崎くんは献身的に裏のスペースへの仕掛け、フリーランニングから、守備面も含めて質の高い仕事してたと思う。このシステムで行くならスタメン定着は堅いと思う。
- マルシオを右サイドに、さらに元気くんも含めてポジションを固定せずかなり流動的に動かしていたので、マルシオがボールを触れる回数も増えたし、彼がまったく機能してない時を思えばかなりよくなったんではないかと。
- ここ数試合、守備面での不安を指摘されていたウガも、今日はきっちり絞ってバイタルをケアしたり、逆サイドの峻希くん含めていい仕事してたと思う。
- やっとセットプレーからの得点が。折角高さのある選手+マルシオがいるんだからもっとセットプレーで相手に脅威を与えないといけないと思う。そういう意味では今日の先制点は素晴らしかった。
あたりが、ポジティブな印象としては残った。とはいえ、気になる点もいくつか。
- まだ高崎・エジとか、エジ・マルシオとか、みたいに2人での連携までしかできていなくて、マルシオが言い位置で前向いてボール持てたときに2列目の選手が飛び出してきたり、相手ディフェンスにギャップを作るような仕掛けみたいのも少なくてイマイチ。3人、4人の選手が状況を素早く判断して連動しないと、なかなかいい形は作れないと思う。
- マルシオやエジ、元気くんとかもそうだけど、サイドでボール持ったときに誰もフォローに行かず孤立、仕方ないからバックパスとか、無理にクロス上げようとしてボールロストとか、そういう場面が多い。周りがもっと動けや。
- 今の状態って、悪く言ってしまえば去年までのサッカーを、中途半端に運動量が低い状態でやってるような感じなのでこれでいいのかね?っていう疑問はどうしても感じてしまう。
ということで、前半立ち上がりから、先制点までくらいは非常にいい試合してたので、その辺はポジティブにとらえたいんだけど、後半は新潟の方にやばい決定機を何度も作られていたので前半のいい形を90分継続できるようにしないといけないよねってのと、やっぱ流れがウチにあるときに追加点をしっかり取っておかないとやられますわな。
さて、次はホームでのナビスコカップを挟んでアウェー2連戦(大宮、広島)と続きます。ホーム3連戦は勝てなかったとはいえ、3戦引き分けで負けはなし、得点も取れてるってのは悪いことではないので、あともう少し。次こそ勝点3を取れるように気合い入れてサポートしましょう。
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