2020 Jリーグ 第18節 IAIスタジアム日本平 アウェー 清水エスパルス戦

前節はホームで川崎を相手に前半立ち上がりは狙いを出せたものの、結局は完敗といっていい内容で敗戦。勝ちと負けを繰り返す感じでなかなか波に乗れない状況が続いていますが、リーグ戦は前節でちょうど日程の半分が終了。今節からは後半戦のスタートとなります。

その後半戦、最初の試合はアウェーでの清水戦。今シーズン最初の対戦はホームでしたが、先制しながらも後半に追いつかれての1-1ドロー。清水は前節終了時点で16位。前節、湘南に勝利したもののそこまで7連敗中。失点数はリーグワースト1位という状況ですし、アウェーとはいえこういう相手に勝てないようでは目指せACL圏内とか言ってる場合じゃないっていう。ということで内容とかはともかく、勝点3をしっかり奪って後半戦のスタートを白星で切るというのが重要な一戦となりました。

2020 Jリーグ 第18節 IAIスタジアム日本平 アウェー 清水エスパルス戦

写真は「DAZN」中継映像から引用

スターティングラインナップ

2020 Jリーグ 第18節 IAIスタジアム日本平 アウェー 清水エスパルス戦

さて、今日のスタメンは最終ライン、CBは岩波さん、槙野さんのコンビ。右のSBには橋岡さん、左に山中さん、ボランチのコンビは長澤さんと柴戸さん、SH右が武藤さん、左が汰木さん。2トップにはレオナルドさん、興梠さんを配置した 4-4-2。GKは西川さん。

前節、前々節とベンチ外でお休みしていた橋岡さんが右のSBでスタメン復帰。ここのところ途中出場が続いていた汰木さんも久々のスタメン。ボランチの長澤さん、柴戸さんコンビは今シーズン初の組み合わせですね。

対する清水エスパルスは、最終ライン左から立田悠悟選手、ヘナト・アウグスト選手、ヴァウド選手。アンカーに竹内涼選手を配置し、左のWBに西澤健太選手、右にエウシーニョ選手。2シャドーは河井陽介選手、鈴木唯人選手。2トップにジュニオール・ドゥトラ選手、カルリーニョス・ジュニオ選手を配置した 3-1-4-2 (3-3-2-2 の方が近いのかな)のフォーメーション。GKは大久保択生選手。

清水は前々節あたりから3バックに変更してるんですよね。元々シーズン開始当初は4-2-3-1でスタートし、なかなか結果が付いてこない中で3バックへとマイナーチェンジ。それで前節は湘南を相手に3得点で勝利したこともあって、今節も引き続き3バックを採用してきました。

ここ最近の清水との対戦成績的には、それ程苦手意識のある相手ではないですけども、サイドからのクロス対応に難ありのウチが、3バックでピッチをワイドに使ってくる清水に対してしっかり対応することができるのか。また、ジュニオール・ドゥトラ選手、カルリーニョス・ジュニオ選手というブラジル人2トップも3バックに変更してからの人選で、前回対戦時にはなかった組み合わせですし、あんだけ失点がかさんでいるにもかかわらず、攻撃面にステータスを振ってくる清水さんの思いきりぶりにはビックリしますけども、その攻撃力をウチのディフェンスラインがきっちり押さえ込むことができるのか、その辺にも注目でした。

内容的には清水。劣勢ながらもワンチャンスで決めきった浦和

清水はかなりハイテンションは入り。攻守転換も速く、失ってもすぐにプレスをかけてボール奪取にくるので、ウチはなかなか落ち着いてボール保持する時間を与えてもらえず、立ち上がりは清水にボール保持されて耐える展開になりました。

ウチの守備ブロックがレオナルドさんだけ少し攻め残し気味にした 4-4-1-1 ブロックになるのはいつも通りですが、それに対して清水は2トップ、2シャドーがウチのボランチ周辺にポジションを獲るため中盤では数的不利。自由に高い位置を獲らせたくない相手WGに対してはウチのSHがフォアチェックに出ていくことで押さえ込む意図は見えましたが、清水は状況に応じて2トップの1枚がサイドに流れたり、代わりに右サイドからエウシーニョ選手がインサイドに絞ってプレーしたりとなかなか人を捕まえにくい。清水は2トップ周辺にスペースを作りだし、あとはこのブラジル人コンビの質を活かそうって感じのやり方。WBを起点にサイドに引っ張っておいてシャドーやアンカーがインサイドを獲りにくる形。

ウチはここ数試合、ある程度サイドは捨ててでもSBとCBの距離感的な部分を重要視した立ち位置をとっていましたけども、今節はSBが積極的にサイドに出ていってボールサイドに寄せていましたし、それで空くことになるCBとのスペースに関してはボランチを基本に、SHもプレスバックしつつボールサイドに寄せて距離感を密にする形で守備ブロックのスライド...... スライドといってもCBはあまり動かないんですけども、とにかくボールサイドに人を寄せるという点に関してはかなり意識されていたように見えました。とはいえパスコースの限定がうまく行かなかった場合にボールサイドに寄せたボランチの背中で中央に起点作られたり、サイドチェンジでピッチの幅を使われることで逆サイドで1対1を作られるシーンもあり、守備対応がうまくいっていたかと言われればまぁなんとも。

一方でウチのボール保持時には清水は 5-3-2 でブロックを作るため、なかなかSHの前面にスペースがなく、汰木さん、武藤さんのところで時間を与えてもらえず。SHは守備でプレスバックして攻撃で出ていくっていう上下動をかなり要求される状況になっていましたので色々と大変だなと。特に武藤さんなんかは本来のストライカーとしての仕事がさせてもらえず、運動量とボールキープ力を買われてのSH起用だと思いますけどもゴールから遠い位置で使われちゃうので個人的には微妙、と言うかもったいないなと。

で、試合内容的にはボール保持しても前進できないウチと、ボールは持つけどアタッキングサードでひたすらプレー精度が低い清水みたいな感じでウチからすれば助かる流れ。清水はとにかく細かいスペースをパス交換でぶち抜くっていう形にこだわってて、とはいえそこまでクオリティはないみたいな。失礼ながらやりたいことに質が伴っていない感じ。そんな中、ウチは前半唯一のシュートが得点につながります。

21分、コーナーキックからのリスタート、武藤さんが蹴ったボールににアサイドで興梠さんが競ったところでセカンドボールがバイタルエリアでこぼれ球に備えていた山中さんの元へ。これを左足一閃蹴り込んだシュートは、無回転で相手ゴールをぶち抜くゴラッソ。山中さんの浦和移籍後初ゴールという待望のゴールで先制。多くのチャンスを創出しながらフィニッシュ部分で精度を欠いて決めきれなかった清水に対して、ウチはまさにワンチャンス決めきったという流れ。もう蹴った山中さんを褒めるしかないゴールでしたけども、こういう形でも点が先に獲れたのは収穫。

カウンターから追加点でトドメ。試合終了間際に失点は苦手のサイドから

今回はちょっと試合を見返す時間もなく書いてますのであまり書くことないんですが、59分、清水のアタッキングサードで相手のミスを突いてボール奪取した長澤さんから前線、絶妙なタイミングで相手最終ラインの裏を突いたレオナルドさんへのスルーパスでカウンター発動。プレスバックしてきた立田選手とGKの大久保選手を切り返しとシュートフェイントでチンチンにしといてからの後ろから長い距離をスプリントしてきた興梠さんに最後は優しいパス。興梠さんは無人のゴールに流し込むだけという状況をきっちり沈めて追加点。あの状況で冷静に周りを見ることができるレオナルドさん。さすが出来る子。

この追加点で2点のセーフティリード。あとは選手交代などで疲労が溜まるポジションを入れ替えながらシャットアウトしてくれたらよかったんですけどね。

選手交代としては68分に汰木さん→関根さん、武藤さん→マルティノスさんとして攻守に負担がかかっていたSHをリフレッシュ。77分にはレオナルドさん→杉本さん、興梠さん→武富さんとして2トップも刷新。これで前線の選手は総入れ替え。2点を追って前に出てくることが予想される清水に対してマルティノスさんを使った長距離カウンター、もしくは杉本さんをターゲットに前線で起点作って押し上げる時間を作りたい、みたいな意図が見えましたけども、プレスバックしないマルティノスさんのSH起用は諸刃の剣ではあります。

後半は清水も運動量的に前半のような素早い攻守転換もなくなり、単にミスが多いだけみたいな感じで比較的簡単にボールロストしてくれるのである程度ウチがボール保持して時間を進めることも出来ていましたし、杉本さんのゴール前での強さから落としたところを武富さんの決定機みたいなシーンもありましたけども、決定的な3点目は奪えないまま試合は終盤へ。

87分には閉店作業として長澤さん→エヴェルトンさんとして中盤の運動量を確保しにいきますが、試合終了間際の90分+1分、清水左サイドでの作りから後藤選手に上げられたクロスに逆サイド、途中交代で入っていたティーラシン選手にボレーで合わせられて失点。ティーラシン選手には山中さんが付いていましたけども、前に身体入れられてほぼ何も出来ずにやられちゃいました。アディショナルタイムが6分もあったことで息を吹き返した清水に最後は猛攻を喰らってヒヤヒヤさせられるっていうおまけ付きでしたけども、なんとかそのまま1点のビハインドを守り切って勝利。後半戦のスタートを勝利で飾ることが出来ました。

さて、冒頭にも書いたとおり、この試合はとにかく勝つことが求められる試合でしたのでその結果がしっかり出たことを評価して、あとの細かいことはとりあえずいいかなと。次はホームに戻って中2日で横浜FC戦が控えます。次も現在のウチから見れば下位、14位のチームとの対戦ですので、ここでしっかり勝って連勝するというタスクを果たして欲しいなと思います。

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試合ハイライト

試合データ

観客: 3,095人(入場制限付きマッチ)
天候: 曇 / 気温 24.9℃ / 湿度 49%
試合結果: 清水 1-2 浦和(前半0-1)
レッズ得点者: 山中(21分)、興梠(59分)
警告・退場: 橋岡(警告×1/ラフプレー)
主審: 木村 博之 氏
順位: 8位(9勝6敗3分/勝点30/得失点差-6)

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