2020 Jリーグ 第6節 埼玉スタジアム2002 柏レイソル戦

前節はアウェー、味スタでFC東京を相手に完敗し、今シーズン初の敗戦を喫したわけですが、休む暇もなく、週が明けたミッドウィーク、水曜日に開催されるのは、第6節、ホーム埼スタに柏レイソルを迎えて。

FC東京戦、前半はある程度中盤を省略して相手ディフェンスラインの裏への仕掛けやサイドチェンジを織り交ぜた左右に大きな展開からチャンスを作り、悪くない流れを作るものの、前半終了間際に失点。後半はFC東京の守備陣形を崩す効果的な策が打てないまま、ミスから追加点を献上という流れで完封負け。

ホームに戻っての柏戦、まず連敗は避けたい中で、連戦を考慮しての人の入れ替えなど、どういう風に修正してくるのか注目となる一戦となりました。

2020 Jリーグ 第6節 埼玉スタジアム2002 柏レイソル戦

再開後、観客を入れての初戦となった鹿島戦は現地で観戦したんですけどね、実はこの柏戦に関してはまぁしばらくテレビ観戦でもいいかななんて思って特にチケット購入をしてなかったんですよ。ところが、鹿島戦前に後援会の方でチケット斡旋の案内があったときに申し込んでたんですね(申し込んどいて忘れてた)。なのでチケット手に入っちゃったので、じゃあ行くかってことで埼スタで観戦してまいりました。

後援会さんからの斡旋ということでバックアッパーからの観戦でしたので、結構ゆったり観られたんですけども、私、あんまり目がよくない(運転免許証に「眼鏡」って書かれないギリギリくらいなので常時メガネが必要なわけじゃないんですが、メガネかけても遠くとかはよく見えない)もんで浦和の選手はともかく、柏の選手が誰が誰だか全くわからなくて難儀しました。なので、これを書くために4失点した試合を中継映像で見直すという苦行をする羽目になりました。つらい。

スターティングラインナップ

2020 Jリーグ 第6節 埼玉スタジアム2002 柏レイソル戦 スターティングラインナップ

さて、試合の話に戻しましょう。今日のスタメンは最終ライン、CBコンビは前節に続きマウリシオさんと岩波さん。右のSBに橋岡さん、左に山中さん。ボランチのコンビは柴戸さんとエヴェルトンさん、SH右が関根さん、左がファブリシオさん。2トップには武藤さん、レオナルドさんを配置した 4-4-2。GKは西川さん。

対する柏は、ワントップに昨年のJ2得点王をレオナルドさんと争ったオルンガ選手、2列目に左から仲間、江坂、神谷選手、ダブルボランチにヒシャルジソン選手と大谷選手。最終ライン、左から三丸、大南、高橋、古賀選手という並びの 4-2-3-1。GKは中村航輔選手ですね。

前線の人の入れ替えによる変化

ウチは特に攻撃陣の選手が入れ替わったことで少しプレースタイルに変化が起こっていました。それをポジティブに捉えるか、ネガティブに捉えるかは人それぞれだとは思いますが、試合後の大槻さんのコメントなどを見る限りはポジティブに捉えたんでしょうね。1失点した状態で迎えたハーフタイムで特に選手交代を行わなかったことからも悪くないという評価だったのでしょう。

個人的には、選手の入れ替えで多少その選手の特性を活かすためのマイナーチェンジが起こるのはよいとして、ベースとなるようなはっきりとした戦術構築もされていないにもかかわらず、ガラッとやり方が変わってしまう(別の言い方をすれば基本もできていないのに応用に手を出す)というのはあまりポジティブには捉えられないので、ちょっと見方が違いますけども。

最も変化が大きかった点は、ファブリシオさんが左のSHに入ったことで、彼がインサイド(ファブリシオさんはなるべくゴールに近いエリアでお仕事したい人ですからそうなるのは当然)でポジションをとるので、今シーズンのウチの左サイドの持ち味である、(汰木さんがいる時はオーソドックスな)SHがワイドに張って、その内側を山中さんが獲ってくみたいな2レーンでの崩しはなくなり、結果として、山中さんが大外であまり高い位置をとらないという状況が生まれました。

これによってウチのストロングポイントである左サイドからの崩しという点では正直、停滞したと言っていいんじゃないでしょうか。とはいえ、ファブリシオさんをワイドで張らせても意味ないし、その辺は織り込み済みだったと考えられます。その分、右サイドの橋岡さん関根さんラインの方で何か変化が起こるかなと思って観てたんですけども、ここのコンビネーションが活きたというシーンは残念ながらみらなかったことで(関根さんはさすがにキレのあるプレーでチャンスメイクのきっかけにはなってるんですが、個人打開なので再現性が少し乏しいのがもったいないです)、サイドからの崩しという点ではほぼ壊滅的。

前線の2トップが最終ラインに対する仕掛けを優先してサイドへのサポートに流れたりという動きが少なかったので、サイドで常に相手ディフェンスと数的同数。こうなると1対1を個の力で剥がさない限り崩せないので停滞するのは当然なんですけども。

で、その前線、2トップの組み合わせに関しては今シーズン初となるコンビですが、レオナルドさんと武藤さんのコンビネーションという点では悪くなく(逆にいえばレオナルドさんは誰と組ませてもうまく味方を使って使われる能力が高いですねと改めて実感)、開始早々の2分くらいでしたか、岩波さんからの縦の楔をレオナルドさんが収め、自分に相手ディフェンスを引きつけておいてのヒールパスで武藤さんってところでうまく武藤さんがターン、GKと1対1という決定機を作るなど、可能性を感じさせるシーンがいくつかありました。

前述したとおりサイドからの崩しがほぼ機能しなかった分、ウチの攻撃はかなりシンプルに中央で縦という形が増えました。武藤さんが裏への抜け出しが非常にうまい点や、レオナルドさんも相手最終ラインの前やボランチの周辺でうまくポジションをとるので、縦や斜めから最前線に付けやすかったのはあると思いますし、サイド一辺倒じゃなくて中央からも崩せたら幅は広がりますね、とは思いますけども、先にも書いた通り、サイドからの崩しもまだまともに形になっていないのにオプションみたいな戦術を採用されても、ちょっと評価しにくいなと。まぁやり方変えたとしても、それで結果が出ちゃえばある程度許容もできるんですけど、実際には得点できていないわけですし。

前半の柏がよかったとは思えないが

一方の柏さんはどうだったかというと、前半に関しては足元でボールは動くけど人がスペースにフリーランニングしたりといった連携が感じられず、オルンガ選手にむけてシンプルに放り込んでくる形も多かったことでそれ程怖さを感じることはありませんでした。

なので、前半だけを観ればウチの方が多くのシュートシーンを作り、試合の流れを作っていたと言えるでしょう。なので、ミスから献上した1失点目はもったいなかったですね。

32分、ゴールキックでのリスタート、西川さん→岩波→西川さんと戻ったところで柴戸さんへ。しかし柴戸さんへはヒシャルジソン選手がプレッシャーをかけていたことでボールロスト。そのまま西川さんとの1対1の状況を作られると簡単に流し込まれて失点。柏が前からプレスのスイッチを入れてきているにもかかわらず、無理に難しいところにパスを付けようとして自爆っていう・・・・・・ 軽率なプレーが招いた失点でした。

相手の揺さぶりに守備ブロックのスライドが機能せず、試合を決める2失点

ウチのゲームプランが完全に崩れたのが51分、56分と立て続けに喰らった柏の追加点。

まずは51分、サイドに流れた江坂選手がワンツーで中央に抜けてきたところから右サイドの古賀選手へ展開。古賀選手はアーリーでファーサイドにいたオルンガ選手をシンプルに狙ったクロスを上げますが、これをマウリシオさんと橋岡さんが少しかぶった裏でオルンガ選手に頭で合わせられてあっさり失点。

古賀選手に対応した山中さんのプレスが軽くてピンポイントのクロスを上げられてしまったことと、ファーサイドでオルンガ選手に対するマークが少し曖昧になった(マウリシオさんの後ろで離れながらフリーになったオルンガ選手の動きはうまかったのですが)ことで喰らった失点ですが、これだけで終わりませんでした。

失点後の54分、ファブリシオさん→汰木として左サイドを所謂いつもの形に戻します。汰木さんの交代直後は山中さんがいつも通りインサイドに絞ってハーフスペースをオーバーラップするなど、左サイドからの崩しが活性化しましたが、これで少し流れがくるかなと思った矢先の56分、右サイドで関根さんが囲まれて潰されたところから柏のカウンターが発動。

江坂選手が溜めたところからオーバーラップした三丸選手に絶妙なスルーパス。これで右サイドを完全に崩されると上がったクロスに逆サイドの神谷選手がヘディングで落とし→中央で仲間選手が頭、という流れで失点。山中さんの守備をあれこれ言っても仕方ないので言いませんけども、ファーサイドであっさり裏とられて神谷選手に折り返しを許し、(神谷選手の落としたボールのバウンドが運悪く岩波さんの頭を越えるボールになっちゃったっていう不運はありますが)左右に振られたことで中央もボールウォッチしてフリーでやられるという、完全に崩された形。

どちらも相手のサイドを起点とした攻撃で左右に大きく揺さぶられたときに、4-4-2 ブロックのスライドが間に合わず、後手を踏んでマークがズレるっていうやられ方なんですが、FC東京戦の2失点目も同じ形でしたし、ここの強度というか、スライドのスピード、各選手のポジションの取り方については改善しないと同じやられ方を繰り返しそう。

ということで、試合的にはこの3失点目でほぼ決まってしまったわけですが、ウチは3点を追って、59分には関根さん→伊藤涼太郎さん、レオナルドさん→興梠さん、武藤さん→杉本さんと3枚同時交代。

前線の2トップを入れ替え、交代直後には興梠さん、杉本さんのコンビネーションから何度かシュートシーンを演出し、まぁ3点は厳しいにしても、丁寧に続けて、まずは1点でも返すことができれば収穫かなと思いつつ観ていたんですけども、78分くらいでしたか、インサイドに絞った山中さんから縦に伊藤さん→ヒールでフリックしたところに興梠さん→戻しを伊藤さんがボレーシュート(ただし相手GK正面)という惜しいシーンなんかもあり、ゴール前で決定的な仕事ができる伊藤さんの良さなんかも観られて、その辺はよかった。

しかし、柏も3点リードをもってしっかり 4-4-2 ブロックをセットする守備でウチにスペースを与えず、例えば左サイドで汰木さんがボールを受けても対応するのは柏、右SHの神谷選手という形で、なかなか相手ディフェンスラインを越えてアタッキングサードに深く侵入することができず、中央の狭いところに無理目にパス入れてはボールロスト、という流れで試合は終盤へ。

味方が相手を背負っている状態にもかかわらず、無理に足元にパスを付けてボールロスト、というのは、1失点目の柴戸さんもそうですし、3失点目のきっかけになった関根さんのボールロストのシーンもそうでしたが、この日は同質のプレーによる犠牲者がもう1人出ます。

88分、橋岡さんと交代する形でピッチに投入された長澤さんでしたが、山中さんが中央で相手にマークを背負った状態の長澤さんに対して雑に楔入れたところで潰されて被カウンター。ドリブルで持ち上がった神谷選手にミドルレンジから右足一閃で叩き込まれて駄目押し。4失点を喫して大敗となりました。

まぁこういう試合もたまにはありますよということで、続く横浜FC戦でどう修正できるのか、その辺に注目しつつ週末を待ちたいと思います。

試合ハイライト

試合データ

観客: 4,127人(入場 5,000人以下の制限付きマッチ)
天候: 曇のち雨 / 気温 27.1℃ / 湿度 75%
試合結果: 浦和 0-4 柏(前半0-1)
レッズ得点者: -
警告・退場: 伊藤涼太郎(警告×1/ラフプレー)
主審: 飯田 淳平 氏
順位: 6位(3勝2敗1分/勝点10/得失点差-3)

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