天皇杯 JFA 第99回全日本サッカー選手権大会 2回戦 浦和駒場スタジアム 流通経済大学戦

週末のリーグ戦はちょっと残念な結果に終わってしまいましたが、気を取り直してミッドウィーク、水曜日に開催されるのは天皇杯の2回戦。駒場浦和スタジアムに流通経済大学(茨城県代表)を迎えて。

今年も天皇杯が始まる季節なんですね。時間経つのが速いねぇ・・・ なんて感慨にふけっている場合でもないですが、2回戦は例年、大学生や社会人など、プロチーム以外と対戦するケースが多く、当然、プロが勝つのが当たり前という空気の中で行われます。しかし実際には負けて当然、失うもののない状態で全力でぶつかってくる相手に対して油断をすればJ1に所属するチームでもジャイアントキリングされる危険な天皇杯初戦。リーグ戦の狭間ということもあってメンバーを大きく入れ替えることは予想できましたが、それでもしっかり勝ってプロの意地を見せたいところです。

天皇杯 JFA 第99回全日本サッカー選手権大会 2回戦 浦和駒場スタジアム 流通経済大学戦

さて、今日のスタメンは試合前につぶやいた↓の通り。GKは福島さんです。

予想通り、大きく人は入れ替えて、大分戦から引き続きスタメンに名を連ねたのは鈴木さん、柴戸さん、ナバウトさん。それ以外は入れ替えてのスタート。興梠さんや青木さん、槙野さん、山中さんあたりはベンチにも入らず完全休養となりました。

まだ2回戦ですし、試合のレビューは簡単に。

対する流通経済大学は 4-3-3(4-1-4-1 っぽい時間帯もあったように見えましたが)。前半に関してはかなりのハイラインで前線からプレスをハメにくるやり方。守備ブロックは 4-1-4-1 のような形になっていたため、アンカー横のスペースはウチが数的優位を作れて狙い所。ラインは高く、最終ラインもかなり食いついてくるので、アンカーのサイドで起点作ったところからワンタッチで裏にフリック→ナバウトさんが裏抜けという形で試合開始早々から何度かチャンスを作りますが、そこは相手GKが裏のスペースをしっかりケアすることでシュートまでは行けず。

ところがその流れで得たコーナーキックから早々に先制。2分。右サイドのコーナーキックは直輝さんが右足アウトスイングのボールを蹴ると、これをゴール前中央でフリーになっていた鈴木さんが頭で合わせて叩き込んでのもの。早い時間帯に結構あっさり先制できたので、多少は楽な展開になるかなと思ったらそこからがなかなか難しい流れに。

19分、相手左サイドで村越選手が3対1の状況ながら突っかけるも、ここはブロック。しかしこのブロックしたボールをサポートしてきた菊地選手にかっさらわれるとウチのディフェンス3枚を置き去りに一気に縦に突破されます。そのままペナルティーエリア内に侵入されると、角度のないところから左足を振り抜いたシュートは、ニアサイドをぶち抜くゴラッソで試合を振り出しに戻されてしまいました。シュート自体は打った選手を褒めた方がよいレベルの素晴らしいものでしたが、こぼれ球を縦に持っていかれた瞬間に3人が置き去りにされた守備はちと問題だったなと。

あと福島さんもクロス or ファーサイドの上隅へのシュートコースを警戒しすぎてかニアサイドを空けすぎた感はあるので、あの辺の立ち位置なんかも反省点としては出るかもしれませんね。厳しい言い方ですが相手が左利きだということを考慮すればニアへのシュートは予測すべきでした。

その後も立ち上がりほど守備で食いついてこず、4-4-2の守備ブロックを基本に、状況に応じて5バックにしながらスペースを埋める流通経済大学の守備になかなか効果的なビルドアップが行えず、逆にウチの守備時、ネックとなるディフェンシブハーフ横のスペースを流通経済大学に使われて起点を作られると、ここから積極的なドリブルで最終ラインに仕掛けられたところからワンツーなどでフィニッシュまで持っていかれるシーンも何度かあり、「崩し」という意味では流通経済大学の方が効果的な崩しをしていたくらいで、決定機も多く作られる始末。

特に両ワイドが高い位置を取っている状況でインサイドハーフがパスコースを限定できないまま相手ボールホルダーに対して出て行ってしまうと、ディフェンシブハーフの両脇でパスを受けられる→そこを潰しに阿部ちゃん or 柴戸さんが引っ張り出されたところで空いた中央、バイタルエリアを攻略されてフィニッシュまで持っていかれるってのは相手のレベルが変わっても同じだなってところで、構造的に仕方ないとは言え、インサイドハーフの立ち位置、両ワイドの攻守転換スピードや運動量の部分でハマるメンバーの組み合わせってのはやはり少ないのかなと。

それから通常、5-4-1 で作る守備ブロックを前半途中から 5-3-2 のような形に並びが変わっていた気がしますが、この辺は試合中継を見返してない(スカパー!解約しちゃったんすよね・・・)ので詳しく覚えてないです。ごめんなさい。恐らく相手の並びに対して人数を合わせてスペースを埋める狙いがあったと思うんですが。

試合に話を戻すと、いくらメンバーを入れ替えているとは言え、週末にリーグ戦を控えているミッドウィークに延長戦までやりたくはないということで90分での勝利が絶対条件だったと思いますが、後半はそれを見越して少し人を入れ替えます。ハーフタイムにナバウトさん→杉本さんとしてワントップを刷新。杉本さんはさすがのキープ力で前線に起点を作りますがそれでも得点ならず。

60分に直輝さん→エヴェルトンさんとしてインサイドハーフの1枚を変更しますが、結果的に決勝点はこの途中交代で入ったエヴェルトンさん。74分、左サイドを得意のドリブルで仕掛けた汰木さんからのクロスにゴール前、頭で合わせたのがエヴェルトンさん。これがゴールに吸い込まれて何とか1点のビハインドを築くと、これを守り切っての勝利、3回戦進出となりました。

相手が 4バックでブロックを作っている状況を考えれば、もう少し左右に大きい展開で揺さぶるなど、ダイナミックさが欲しかったですが、この試合ではそういうボールが蹴れる岩波さん、森脇さんがいたにも関わらずあまりそういうシーンは見られず(何度かそういう大きい展開でチャンスを作る場面はありましたけどね)、相手が相手だけにちょっと物足りなさは感じました。まぁトーナメント戦は結果が全てですし、勝ったことを最大限評価すべきではありますが。

ということで、週末はホームでベガルタ仙台戦ですね。大分戦での敗戦をチャラにするようなよい試合を期待しつつ、週末に備えようと思います。

このレビュー記事について浦和レッズサポーター向けFacebookグループでメンバーの方々との意見交換などもしています。詳しくはこちらをご覧ください

試合データ

観客: 6,691人
天候: 曇
試合結果: 浦和 2-1 流通経済大学(前半1-1)
レッズ得点者: 鈴木(2分)、エヴェルトン(74分)
警告・退場: -
主審: 高山 啓義 氏

試合ハイライト

Recent Entry
Prev
Next

Page Top