2019 Jリーグ 第11節 豊田スタジアム アウェー 名古屋グランパス戦

ゴールデンウィークも明けて気温も徐々に上昇している今日この頃。先週はアウェーの地でACL、ブリーラム・ユナイテッドを相手にしっかり勝点「3」をゲット、Jリーグ前節、磐田戦での敗戦による悪い空気を一旦は払拭し、ここから再度勢いをつけていきたいJリーグ第11節はアウェー豊スタで名古屋グランパスとの対戦。

今シーズンの名古屋は風間さん体制になって3年目。昨シーズンはホームではセットプレーから3発叩き込んで勝利。しかしその後終盤に向けて調子を上げた名古屋にアウェーでは4失点してボコられるっていう嫌な記憶はありつつも、好不調の波が大きくつけ込む隙は十分にあった印象ですが、今シーズンはチームとして一段完成に近づいたか、新加入選手のフィットも進んで非常に厄介なチームになっており、直近5試合でも2勝2分け1敗、今節開始時点で勝点「20」の2位につけています。

2019 Jリーグ 第11節 豊田スタジアム アウェー 名古屋グランパス戦

ここ最近、アウェーの試合は指定席観戦にシフトしてて、今回も同様に指定席観戦でしたので、比較的ゆるりと、しかしじっくりと試合を拝見できました。今節は当日現地入り、しかも翌日車で回りたいところがあっての車移動ってことで早朝から運転してかなり眠かったんですけども、試合が始まれば眠気も吹っ飛ぶものですね。

で、このレビューもホテルで書いてるので手短に済ませようと思います。

さて、今日のスタメンは最終ラインに鈴木、岩波、槙野。中盤は青木、エヴェルトン、柏木、両ワイドに森脇、山中。武藤、興梠の2トップという並び。GKは西川。

負傷離脱していた柏木さんが久々にスタメン復帰。それ以外はアウェーACLで戦ったスタメンから変更なしということで、コンディション的には少し気になるものの、勢いを考えれば妥当な判断でしょうか。

対する名古屋は 4-4-2 スタート。前線、2トップにジョー選手と長谷川アーリアジャスール選手という高さと強さのある選手をそろえ、それを後方からボール奪取力と運動量に優れた米本選手、的確な状況判断でゲームコントロール可能なシミッチ選手が支えます。さらにサイドにはガブリエル・シャビエル選手、マテウス選手というそれぞれスピード、テクニックと突破力に優れた選手を配置し、それぞれの選手がその高い技術と高度な戦術理解の元にショートパスを主体にしたポゼッションをしてくるため、守備対応が後手に回ると一気に危険なエリアに入り込まれてフィニッシュされることが予想される非常にやりにくい相手。

一方でその攻撃面に偏りがちなチーム戦術は、中盤でうまく引っかけてカウンターを当てられれば、そのハイラインの裏を突いて得点を奪うチャンスは十分にあり、さらにセットプレーなどではウチの最終ラインの高さを活かして得点を狙えることから、まずはしっかり守備から入ってワンチャンスを狙うという、実際にやっている選手達、我々見ている方、共にストレス溜まるかもしれませんが、堅い試合に持ち込むのがまずは重要かなという個人的な戦前予想。

ところが試合は前半からウチの守備ブロックがハマらず17分には早くも失点する最悪の流れでスタート。ウチは武藤さん、興梠さんを2枚前に残した 5-3-2 でブロックを作りますが、前線を2枚にして相手のCBに対して合わせに行く意図はわかるものの、サイドにボールを持って行かれることであっさり2トップの守備を無効化されると逆に中盤の枚数が少ない両脇を狙われることに。

中盤3枚の両脇スペースに起点を作られると、そこに対して最終ラインからサイドハーフと中盤からトリプルボランチの両翼がサイドに引っ張られたところで、中央へ楔→これを潰しに青木さんが引っ張り出されると空いたスペースに2トップから1枚が落ちてくる→潰しに最終ラインが出ていくととそのギャップで2トップのもう1枚が入ってきてみたいな形で守備対応が1つ1つズラされるっていう状況に。

ボールを受けてから次のパスコースを探したり考えてくれるような相手に対してはボールが入って来たのを見てから潰しに出ていけば間に合うものの、名古屋や川崎のように味方の誰かがパスを受けた瞬間には他の選手がしっかりスペースに動いたりアングルを作って次のパスコースを作ってという2人目、3人目の動き出し、約束事がしっかりしているチームに対して同じ事をやるとどうしても後手に回ります。

この状態はこちらが主体的に守備しているという状態ではなく、相手に動かされている状態なので守備がハマるわけもなく。早々に諦めて 5-4-1 ブロックに修正し、中盤に人数を置いてスペースを消してしまえばよかったんですが、この修正ができないうちに2失点してしまったので、これでほぼ挽回不能な状況になってしまいました。特にジョー選手と縦関係を作ってバイタルエリアで中間ポジションを取ってくる長谷川アーリアジャスール選手に対してウチのディフェンスは誰がマークに着くのかが終始はっきりせず、ディフェンスラインに人はいるけどマークがズレて相手はフリーになっているという状況に。

立ち上がり早々に関しては鈴木さんが高い位置をとりつつ森脇さんを前に押しだし、さらにインサイドに入れて2トップをサポートさせつつ名古屋最終ラインのブレイクを狙う動きなど、ちょっと可能性が見えた気がしたので「おっ」と思ったんですけどね。本当に立ち上がりだけでその後は上記の通り。

17分の失点はボール動かされたところでジョー選手にバイタルエリアでボールを収められると、落としたところにマテウス選手の強烈な左足ミドル。西川さんにとっては少しブラインドから飛んできたんじゃないかなと思われるのと、無回転でものすごいブレながら飛んできたシュートは正面ながら西川さんの腕をはじき飛ばしつつゴールに突き刺さる形に。

さらに前半41分には、右サイド深い位置での名古屋スローインからリスタートにガブリエル・シャビエル選手がペナルティエリア内から落ちてボールを受けに行ったのに対してウチは誰も対応に行かず。興梠さんが最前線から慌ててガブリエル・シャビエル選手にプレスをかけに行くも時すでに遅し。フリーで逆サイドにクロスを供給されると山中さんの裏でオーバーラップしてきた宮原選手に折り返されたところをジョー選手に叩き込まれて2失点目。これでほぼ試合は決まってしまいました。

この手の、リスタートで対応が遅れてやられるってのは昔からウチは多いんですけども、今回も1点差のまま後半に折り返せていればハーフタイムで修正して同点を狙いに行ける状況が見えていたところで、少し集中を欠いたような形で相手を楽にさせてしまう2失点目。実にもったいない。

後半は守備ブロックを 5-4-1 にしたことで多少名古屋の攻撃を停滞させることには成功しましたが逆に押し込まれることで前線に人がいなくなってポジティブトランジションしても人が足りないいつもの形に。

この状況を受けて59分には武藤さん→荻原さん、エヴェルトンさん→長澤さんとして前線で起点になれ、前にボールを運べる推進力のある選手を投入。75分には柏木さん→汰木さんとしてさらに単独打開能力のある選手を前線に投入してリスクをかけますが、名古屋の守備ブロックを崩すには至らず。

荻原さんが気合いのドリブルでペナルティエリアに進入して倒されたシーンや、終盤に興梠さんが放ったシュートがランゲラック選手にセーブされる惜しいシーンなど、少ないながらチャンスを作るも、一方でカウンターから駄目押しを叩き込まれるピンチを招くなど、基本的には名古屋に終始主導権を握られる形でタイムアップ。悔しい敗戦となってしまいました。

(言い方は良くないですが)守備に傾倒してクソつまんない塩試合しても、結果さえ出てればまぁサポもある程度は納得するものの、堅い内容を狙うべき試合で中途半端に前に人数をかけた守備をしてあっさり失点し、試合を難しくしてしまうってのはちょっとなと。

いつぞやのレビューでウチのは堅守と言ってもとりあえず人を並べてスペース消してるだけなのでボール斜めに動かされてズラされると厳しい的な事を書いたんですが、まさに名古屋のような主体的にボールと人を動かせるチーム相手だとこれが顕在化してしまうことが改めて認識させられました。

さてどうしましょうかね...... なんか出口が見えなくなってきた感がありますが、ファブリシオさんが戻ってくれば何か変わるのか(開幕から青木さんが戻ってくれば... 武藤さんが戻れば... とか言ってて、それぞれ戻ってきた直後は良い兆しが見えたものの結局の現状ですから期待しすぎもあれかとは思いますけど)。

と言いつつ週が明けた金曜日には湘南戦、さらに翌週ミッドウィークのACL(グループステージ突破の懸かった試合)、その週末にはホームで広島、翌週はアウェーで川崎戦ときつい戦いが続くことを考えるとやり方を変えてる時間もなさそうですので、ここが正念場となりそうです。

まずは湘南戦に向けてコンディションを整えていただきましょう。

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試合データ

観客: 30,839人
天候: 晴
試合結果: 名古屋 2-0 浦和(前半2-0)
レッズ得点者: -
警告・退場: 柏木(警告×1/ラフプレー)、武藤(警告×1/ラフプレー)、荻原(警告×1/ラフプレー)
主審: 木村 博之 氏
順位: 9位(5勝4敗2分/勝点17/得失点差-2)

試合ハイライト

おまけ

当日は豊田市で泊まったんですけど、目的は翌日の岡崎市観光。八丁味噌の郷に前から行ってみたくてこの機会に行ったんですが、非常に満足でした。

試合後の夕飯にホテルの近くにあったうどん屋「大福」さんで食べた味噌煮込みうどんもめちゃうまかった。オススメ。

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