2018 Jリーグ 第20節 埼玉スタジアム2002 V・ファーレン長崎戦

前節は川崎を相手に押し込まれながらも 2-0 で勝利して、中断明け負けなし、さらにリーグ戦も連勝として勢いに乗ってきた感がありますが、今節は引き続きホーム埼スタに長崎を迎えて。

長崎さんとは前回、アウェーでの対戦時、先制される展開から、何とか追いついて 1-1 のドロー。昇格組とはいえ、その組織的で堅い守備と、鋭いカウンターは侮れない相手。さらに中断期間中にはCBにヨルディ・バイス選手(高さと強さもあり、足元の技術もあってビルドアップができる非常にいい選手ですね)を獲得し、守備組織の強化を図っています。とはいえ、順位的には下位の相手、アウェーでの借りを返す意味でもホームではきっちり勝ちたい対戦となりました。

2018 Jリーグ 第20節 埼玉スタジアム2002 V・ファーレン長崎戦

さて、今日のスタメンは最終ラインに岩波、マウリシオ、槙野。ダブルボランチに青木、柏木。ウィングバック、右に橋岡、左にウガ。2シャドーに武藤、ファブリシオを置いた上で、1トップに興梠という並び。GKは西川。

スタメン、サブメンバー共に前節から引き続き。この辺はターンオーバーによるコンディションの調整よりも、今いい状態で連勝しているメンツを引き続き使うことで、勢いを利用したいという意図でしょう。とはいえ連日これだけの猛暑の中の試合、選手的には大変そうです。

システム的には 3-2-4-1、守備時には 5-4-1 でブロック作るいつものやり方。対する長崎も 3-4-2-1 とウチとはシステム的にミラーゲーム。

立ち上がりは、5分に興梠さんが相手CBの真ん中を裏抜けして放ったシュート(相手GKがセーブ)、さらにそれで得たコーナーキックのこぼれ球をウガがダイレクトで放ったミドルシュート(これも相手GKがセーブ)と、ビッグチャンスを作ってよい入りをしますが、その後は長崎のオーガナイズされた守備組織に苦労する流れに。

長崎もウチ同様、守備時にはファンマ選手をトップにした 5-4-1 のブロックを作りますが、中盤の4枚は上下に出入りを繰り返し、ウチの最終ラインがボールを持つとシャドーの2人がファンマ選手と連動してタイトに寄せてくるため、ウチは窮屈なビルドアップを強いられ、なかなか思った通りにボールを繋ぐことができない。

長崎の守備が非常によくオーガナイズされているなと感じたのは、けしてドン引きしてブロックを作っているわけではなく、しっかりと高いラインをとりつつコンパクトネスを保ち、前線からのプレスもタイト、かつ整理されていた点、さらに最終ラインや2列目の選手が細かく上下、スライドによってポジション修正することで、必ずウチの攻撃の枚数に対して数的優位を作るという約束事が90分にわたって継続されていたことから。

一方でウチにしても攻撃時のコンビネーションはまだ改善の余地ありで、ワンタッチでの連動したプレーはまだまだそう多くはないため、プレッシャーをかけられるとどうしても出しどころがなくて詰まってしまう。そこでウチがボールを失うと、長崎はファンマ選手を起点としてのカウンターを発動しますが、ファンマ選手はよくボールを収めるし、それを追い越す形でシャドーの鈴木武蔵選手や澤田選手が裏に抜けてくるので非常に厄介。

さらに、ウチがボールに対して積極的にアタックにいく、つまりかなり食いつき気味に行くのをスカウティングされたか、長崎は球離れもよく、アウトサイドでウチのサイドを食いつかせておいてから空けたハーフスペースを攻略してゴール前に迫られるなど、ウチが得意とするいつものアグレッシブな守備がハマらない時間帯も多くて非常にやりにくい相手だなという印象を受けました。

また、前半からの長崎の時間の使い方を見ていると、0-0 の時間帯を少しでも長くしてウチが焦って出てくる後半にカウンターからワンチャンス決めてやろうという感じの狙いが見えて、その辺も非常に嫌な感じ。そのためにもセットプレーなどを大事に先制点が欲しかったのですが、この日のジャッジはコーナーキックでの競り合いが全部ファール取られてて、この主審の神経質な笛の吹き方にもリズムを崩された面はあるかなと。

試合は 0-0 のまま後半へ。ウチの選手交代は59分に青木さん→阿部ちゃんとして後半に阿部ちゃんを入れて中盤を安定させる策は継続。しかし勝っている状況で前に出てきている相手に対してカウンターが狙いの状況でならまだしも、81分の武藤さん→忠成さんや、84分の橋岡さん→森脇さんの交代は個人的にはちょっと意図がわかりにくかったです。

森脇さんに関しては橋岡さんの疲労と、中央もサイドもできる森脇さん(実際に最初はボランチの位置に入ってからワイドにポジションを変えていました)を入れて守備的な安定をとりたかったのかもしれませんが、荻原さんや菊池さんでサイドを活性化させて局面でブレイクする方向に持っていった方が可能性はあったような気がします。

結局ゴールは遠く、そのまま 0-0 で試合終了。勝点1を分け合う結果となりました。J1で初の対戦となった長崎さんには今シーズン2分けという結果でしたね。結果的には少し残念ではありますが、それでも中断明け負けなしを継続。長崎のプラン通りにやられたといえばそうなんでしょうけども、それ程ネガティブになるような状況ではありません。

次はアウェーで鳥栖との対戦。トーレスさん入ったりして話題の鳥栖さんですが、今節、7試合ぶりにやっと勝利するなどチーム状況としてはよいとはいえない相手ですので、ここはきっちり叩いて戻ってきて欲しいなと思います。

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試合データ

観客: 29,051人
天候: 晴
試合結果: 浦和 0-0 長崎(前半0-0)
レッズ得点者: -
警告・退場: マウリシオ(警告×1/ラフプレー)、柏木(警告×1/反スポーツ的行為)、ウガ(警告×1/反スポーツ的行為)
主審: 今村 義朗 氏
順位(暫定):8位(7勝6敗7分/勝点28/得失点差+6)

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